どうもお久しぶりです!
先月まではたとえ短時間であってもほぼ毎日パチスロを打てていたのですが、今月はまだ1ゲームも回せておりません。
というのも今月は物理的にパチンコ屋が存在しない場所に来ており、日本を離れてからそろそろ1ヶ月になるのですがいまだに帰れません・・・
ホテルと徒歩数分の距離にあるオフィスをただ行き来するだけの毎日で、現代版のタコ部屋とでもいえるかもしれません。
若い頃は毎月のように海外出張をしていて、「世界を股にかけてる俺スゲー」みたいな謎の陶酔感もあったのですが、オッサンとなった今ではそういう気持ちはどこかへ消え去り、今は小学生の頃のように徒歩圏内で生活をし、その日常の一コマにパチ屋でのお遊技があったりすれば満足、くらいに思っております。
ただ今回はタイミングが悪く断る態勢に持ち込めず収容されています・・・
まあ今回の件を前向きに捉えるならば、こんな光景をお目にかかれただけでも来た甲斐はあったということにしておきます…

癒し系な野良牛たち
っと、、、このまま行くとどうでもいい前置きだけでダラダラやってしまいそうなのでこの辺で…
今回は、夏あたりから本格化している、高射幸性機、いわゆる「旧基準機」の撤去について少しだけ触れてみたいと思います。
初代まどマギの撤去で垣間見えるホールの性格
つい先日の10/27、「スロット魔法少女まどかマギカ」いわゆる「初まど」が設置期限を迎え、惜しまれつつも撤去されました。
根強い人気でファンに愛され、6年間に渡ってホールの稼働の一翼を担い利益をもたらしてきたであろうこの機種に対して、最後にはありがとうとお別れの意味を込めて高設定を入れてくれるのではないか?なんて期待もあったと思います。。。
今回は両極端な二つのホールのデータを紹介しようと思います。
まずは撤去ギリギリに還元を行ったA店から。データは過去 30日間の差枚数を集計したもので、差枚数が多い(還元していた)機種順に並べています。

A店のベスト機種
A店では初まどが一位で、差枚数は82000枚の放出となっていました。過去30日とありますが、実際には撤去間際の週末に高設定多用、あとは最後の特定日に全6を行った模様で、放出はほぼそこで行われていたようです。
ちなみにこのA店、マイジャグラーも30日通して客側のプラスとなっていますね。これを見ると、なぜ僕がマイジャグ一択の偏屈なジャグラー野郎になったのか自分でもわかった気がしました。
続いてもう1店舗のデータを。こちらはワースト機種に注目しています。

B店のワースト機種
B店においては、初まどはワースト3位と冷遇されていて、差枚数では75000枚ほどの客側のマイナスとなっています。
これまた余談ですが、このホールでは沖ドキ、凱旋、ハーデスなど、波が荒くて稼働マジックが演出しやすい機種が軒並みワーストを占めていますね。
このように、同じ地域にあるホールであっても法人や店舗の方針によってここまで扱いが変わるということわかります。
打ち手としては、長年親しんだ機種が設置期限を迎える前に打ち納めをしたいという気持ちもありますし、ホールとしても長期間にわたって設置できて利益をもたらしてきた機種です。
そして6年経っても稼働が衰えない素晴らしい機種を開発したメーカーを称えて、せめて最後の特定日くらい高設定で有終の美を飾らせてあげてもいいのでは?
という打ち手の思いを汲んでくれたA店と、そんな願いを無情にも切り捨てたB店。
ホールも営利企業なので、その営業方針の是非をいうのも野暮でしょう。
しかし打ち手としては打ち納めに付き合うたびに低設定を打たされていたらサイフへのダメージも看過できません。
どのホールが人情味があって、お別れ前に高設定投入してくれるのか。逆にどのホールは無慈悲に最後の最後まで搾り取りに来るのか。
こういう傾向を把握しておくと、これからも続く旧基準機の撤去ラッシュに向け、好きな機種とのお別れを少しでも納得できる形で果たせされると思います。
またここでは還元していたホールとそうでないホールを二つだけ紹介していますが、他の店舗もざっと見ていくと、どちらかといえば「最後だからといって特別扱いはしない」店の方が多いように感じます。
一番悲しいのは、「●●が打てるのもあとわずか!」とか大げさに煽っておいてガセるパターンですね。高設定を入れないのは仕方ないから、それならムダに煽らず、低設定覚悟で打ち納めをしにきた人に静かに打たせてくれと思います。
今後の撤去ラッシュに向けて
ここまでの印象ですと、初まどの撤去前に大還元をしたA店が英雄のように見えますが、もちろんこのホールだって商売でやっているので、抜くところはしっかり抜いています。
下はA店の同じ期間のワースト機種です。

A店のワースト機種
ワースト1位には、12月に撤去予定のバジリスク絆がランクインしています。差枚は実にマイナス10万枚と出す気ゼロですね。
「初まどの撤去間際に全6をやった神店」
「打ち手の期待を裏切らない店」
というイメージを演出しつつ、抜くところはしっかり抜いているところがさすがですね。
しかし、初まどの実績を考えれば、絆だって12月の撤去間際になれば何かやらかしてくれる、そんな期待を持たせてくれるお店ですよね。
逆に、初まどを冷遇したまま撤去したホールBのベスト機種はどうだったのか?こちらも見ていきましょう。

B店のベスト機種
この店は明らかにリゼロに配分を寄せていることがわかります。リゼロ、番長3の厚遇は、今後もまだまだ設置できる機種に予算を配分するという王道の営業方針なのかもしれません。
追記しますと、A店は中小規模の店舗で、B店は大手法人の大型店となっています。僕自身のデータはサンプルが少ないですが、個人的な感覚的には、小規模店ほど現場の判断で思いつき的な全台系などを仕掛けたりすると思っています。しかしこれは、ホール全体として利益が上がっているという絶対条件があるので、利益が上がっていなさそうな小規模店には近づかないことが最善と思います。
逆に大手法人ほど合理的でスキがないイメージがあります。
勝手な想像ですが、本部の方針でリゼロを推せといわれている中で
「いや、常連さんも期待しているし最後だけでもまどマギを全6にしたいんです」
なんて現場の店長が声を上げたところで
「ではその分の予算をどこでどうやっていつまでに回収するおつもりですか?」
なんて鋭い眼光のブロック長に返されて終わってしまうのが現実なのかもしれません。
打ち手の心を掴むという、ふんわりしたことの費用対効果が数値的に実証されない限り、大手法人にそういう浪花節みたいな設定の使い方を期待するのは難しいのかもしれませんね。
次の大規模な撤去は12月で、ここではモンハン月下、ハーデスに加え、バジリスク絆も撤去されます。個人的にはモンハン、ハーデスには全く思い入れがないのですが、バジリスク絆はそれなりに打った機種なので、絆の撤去前は、A店の特定日に抽選を受けてみようかな、なんて考えております。
あとはプラマイゼロ付近からのハイエナ風味の趣味打ちなんかもこれからの打ち納めにはいいのかなと思います。
・・・愛着がある機種へのお別れで、期待値とか勝ちにこだわるのもセコイ話ですが、A店のバジリスク絆の差枚数を見てお分かりの通り、撤去前の機種に対するホールの扱いはかなり厳しいものがあります。
高設定にこだわるなんていうと打つ機会は金輪際訪れないかもしれませんが、それでもマイナス期待値を少なくする対策をしないとサイフへのダメージは大きいので、バランスよく楽しむことを目指したいですね。