先日、パチスロの6号機に関する規制緩和が発表されました。
基本的には5.9号機の規制に対する緩和となります。
ざっくりとまとめると
- AT/ART関係の部分に設定差をつけることができるようになった
- 純増が1Gあたり2枚以上でもよくなった
- 一度は規制されたリノ方式が認められた
- その代わり、ARTの一撃性能が下げられ、1500Gまたは2400枚までとなった。
- ノーマルタイプに関しては緩和は一切なし
という感じです。
このページを書いている2018年2月現在、まだ6号機は1機種も発表されていない状態ですが、この時点で僕が思うところを少し書いてみようと思います。
基本的にはパチスロで勝ちを目指すという視点での意見となります。僕のような養分がこんなこというのは僭越ですが・・・
AT/ART関係の設定差
正直な話、僕は5.9号機を一度もさわったことがありません。
このままいくと、一度も触らないまま、6号機に移行するかもしれませんね。
5.9号機をさわったことすらない人、けっこういるのではないでしょうか?
5.9号機では、ART当選に関して設定差を設けることができませんでした。
それが撤廃となり、設定差をつけることができるようになったとのこと。
これは純粋に歓迎するべきだと思います。
だって、ART関係に設定差がなければ、ボーナス確率とか小役確率だけで設定差をつけないといけないということですよね。
そうなると、実ボーナスがある程度の割合を占める機種しか作れないですよね。
たとえば、番長3のようなARTがメインで実ボーナスはオマケみたいな機種は作れません。
番長3には、番長ボーナスというのがありますが、あれは内部的には50GのARTです。
実ボーナスと言えるのは、1/32768の超番長ボーナスだけです。
つまり、規制が緩和されなければ、そういう機種も作れないということになります。
となればそれだけゲーム性の幅が狭まることになります。
それだと面白くないでしょう。
勝ちに徹するだけならば、機械割さえ100%を超えていれば勝つことは可能です。
ゲーム性がつまらなくても勝つことはできるはずです。
しかし、面白くないゲーム性の台ばかりになると、ユーザー離れも加速し、ホールは利益確保がより困難になり、
めぐりめぐって、ホールの設定配分に影響を及ぼします。
そのような悪循環になれば、楽しく遊ぶことも、勝ちを目指して遊ぶこともますます難しくなったでしょう。
そういう悪い流れを未然に防いでいる点で、この緩和はいいことだと思います。
純増2枚規制の緩和
これはけっこう大きいと思います。
純増3枚の機種が再び作れることになれば、かなりいい流れだと思います。
僕のようにジャグラーを打つことが多い人間もいます。
僕の行く地域には、専業と言われる人種でもジャグラーしか打たない人たちもいます。
一方で、ジャグラーなぞ眼中になく、もっと結果がハッキリするギャンブルがしたいという層もいます。
そういう人たちは、ジャグラーやハナハナなんかをチマチマ打つのではなく、「ゴッド」や「沖ドキ」でひと勝負したい!という感じです。
ただ単に大金を賭けたければ競馬とかに行けばいいんでしょうが、やはりパチンコ屋の雰囲気が好きという人もいます。
そういう人たちは、今でも旧基準機ばかりを打ったり、北斗無双などの波の荒いパチンコを打ったりしているのではないでしょうか。
それならいいですが、旧基準機にも飽きた、パチンコは性に合わないと言って、パチンコ屋さんから遠ざかってしまった層もいると思います。
純増2枚規制の緩和は、そういう層を呼び戻す可能性を秘めていると思います。
この緩和により、夜の2−3時間でも勝負ができると思ってもらえる機種が増えてくれば、ギャンブルしたい層がまた戻ってくるかもしれません。会社帰りのひと勝負もしやすくなります。
こうして活性化すれば、ホールも利益が取れ、ひいては還元する余力を持つことができるようになるので、これも歓迎すべき緩和だと思います。
リノ方式は正直関心なし・・・
ハイエナはできないし、設定狙いにもあまり向かない機種ばかりなせいか、リノ系の機種を打たないという人もけっこういるのではないでしょうか?
僕自身、導入当初のリノをわずかに打った以外、リノ方式の台を打つ機会はほとんどありませんでした。
ただこれもギャンブルがしたい層を引きつける瞬発力を秘めているので、ホールの活性化という点では期待したいと思います。
一撃性能の2400枚規制
規制緩和の中で、一つだけ規制が強化された内容がこれです。
正直、うまくやったなと思います。
ただ緩和してくれくれのクレクレ君だと受け入れられないから、あえて一つ、規制強化を入れることによって他の緩和を獲得したと・・・
願わくば、この規制も1年後くらいになし崩し的になくなる・・・
すると、あーら不思議、5号機AT機の頃と同じ状況が復活。
なんてことにも期待できそうですが、そこは未知数ですね。
ただこれ、あながちありえない話ではないと思います。
過去に、パチンコの確変リミッターがついたことがありました。
確変確率が50%に規制された上に、確変が5回続いたら、強制的に終了してしまうのです。
こんなしょぼい台、誰もやらない!パチンコ屋も潰れる!
そう酷評された規制でしたが、強行されました。
しかし、ある日気づいたらそんな規制は消えていました。
あの時だって、パチンコ店内での自殺とか、借金とか、のめり込みが社会問題になった頃でした。
希望的観測ですが、今回だって同じことが起こらないとは限りませんよね。
そして、2400枚規制ですが、僕はある意味歓迎です。
一撃を2400枚に制限することによって、逆に言えば、平均して獲得できる枚数が増える可能性があります。
たとえば、ART1回あたりの平均獲得枚数が500枚の機種があったとしましょう。
一撃制限がなければ、一撃で万枚、2万枚と出る可能性もあり、平均獲得枚数はそういう大量獲得も含んだ上での数値になります。
逆に言えば、ツボにはまらなければ単発50枚で終了することだってあります。
そうしないと、稀にある万枚クラスの大量獲得との釣り合いが取れないからです。
そのため、体感としては単発が大半を占める中で、たまに大量獲得を待つ立ち回り(通称・事故待ち)になりがちです。
しかし、勝ちたいと思っている人間からすれば、そういう荒波にもまれるよりは、平均して数百枚取れた方がよっぽどありがたいものです。
あと、一撃万枚とか言ったって、夜遅い時間からでは達成できません。
ゴッドシリーズのハイエナなどは夜7時半をすぎたら手を出すべきではないと言われるほどです。
単発で終わってしまえばすぐに終わるんですが、ツボにハマってしまった場合、閉店取りこぼしの可能性が高まるからです。
そういうことがわかっているから、本当はAT機を打ちたいのに、会社帰りはジャグラーでガマンしている人もいます。
しかし、2400枚規制と純増3枚がセットになれば、1時間ちょいあれば取りきれます。
これならば、夜8時からひと勝負もしやすくなるでしょう。
よって、いずれはなし崩し的に撤廃になることを願いつつも、メリットも考えられる規制だと思います。
ノーマルタイプは一切緩和なし
今回、ノーマルタイプに関する規制緩和は一切ありませんでした。
部外者の勝手な推測ですが、僕が思うに、一度の緩和で一気にあれもこれもとはいかなかったのだと思います。
かなり希望的観測ですが、いずれ何らかの形で緩和になるのかなと願っています。
たとえば、BIGボーナスを、昔のような期待値方式のゲームにすることで、リプレイハズシ的なことをすれば獲得を増やせるとか。
繰り返しますが、なんの根拠もない希望的観測ですが・・・
ただ僕は、今回ノーマルタイプの緩和がなかったことは全然問題ないと思っています。
ノーマルタイプといえば、不動の地位を築いたジャグラーとハナハナがあります。
そして、確固たる地位を得たアクロス系に加え、今ではコードギアスやまどマギなどの人気のコンテンツも、不遇な扱いを受けている気はしますがノーマルタイプとして登場する時代です。
仮に多少しょぼくなったとはいえ、ジャグラーは存在し続けます。
ジャグラーが存在できないくらいノーマルタイプの客離れがやばいことになれば、ホールが悲鳴をあげ規制が緩和されるでしょう。
もしなんの救済もなければ・・・その時はパチスロ自体がオワコン扱いされてしまったということで、潔く諦めるしかありません。
仮にそうなるにしても、かなりの時間がかかると思いますが。
逆にいえば、これまでジャグラーばかりやって来た人間ならば、低い機械割でなんとか勝負をする方法が身についているので、ある意味有利ともいえます。
パチスロはまだ遊べる、と思う
以上、今回の規制緩和に関して、個人的な意見を述べました。
総じていえば、パチスロはまだまだ楽しく遊べるなと思います。
もちろん、時代とともに厳しくなる部分もあるでしょう。
しかし
「あの頃はよかった」
みたいなことを言い出したらキリがありません。1号機とかの話をされても意味がないのと同じです。
逆に
「2018年2月でパチンコ・パチスロは終わる!」
みたいな極端な意見もナンセンスなのかなと思います。
遊びとしてやる分にはまだまだ楽しく遊べますし(最近は同じ機種ばっかりで少し飽きましたが!)、6号機時代は、いまの5.5号機とか5.9号機よりはよくなるのかなと、希望的観測を込めてそう思っています。