前回、バジリスク絆のハイエナの方法を紹介しました。
前回の内容は基本的な内容が多かったので、今回はもう少し補足をして行きたいと思います。
前回の記事はコチラ
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バジリスク絆のハイエナの方法を公開!
以前「バジリスク絆で負けずに遊ぶ立ち回り」という記事を書きました。 バジリスク絆の設定状況が以前よりも落ちているにも関わらず、人気機種のために競争率はかなり高く、趣味打ちをするにはかなりキツい機種とな ...
4スルーから打つべきか?
前回の記事では、
再プレーが500枚使える状況なら、4スルーからガンガン打つ
とお伝えしました。
しかしネット上の情報を探してみると、
「4スルーは時間効率が悪いので避けたほうが無難」
「私は6スルーが最低ライン」
なんて書いているサイトもあります。
6スルーの台がよく拾えるならそれに越したことはありませんが、2018年の現在、6スルー狙いは現実的ではないと思います。
今はボーダーが下がりまくって、最近は5スルーすら見つからないどころか4スルーですら長い時間放置はされません。
このご時世に絆のハイエナをしたいなら、4スルーでもガンガン打っていかないと打てる台を見つけられないと思っています。
バジリスク絆がホールに導入されたのは2014年1月で、かれこれ4年以上も前のことです。そしてネットのバジリスク絆に関する情報は、2014年から2015年にかけて作成されたものが多いのです。おそらく当時は解析情報がそこまで出回っておらず、打ち手にも情報は浸透していませんでした。その当時は情報がそこまで出回っておらず、5スルー6スルーでもやめていく人が多かったのかもしれません。
しかし導入されてから4年以上が経った今、多くの打ち手が設定推測やヤメどきなど攻略に関する知識を備えています。知識のある打ち手ならば、6スルーとかまでハマったらもうBT当選まで打ち切ってしまいます。時間がない、お金がないという理由でヤメることもありますが、知識を持った人であればあるほど、時間やお金がないときはバジリスク絆をそもそも打たなかったりします。
僕の場合、絆にリベンジしたい(打ちたいだけ?)という気持ちがあったため、かなり積極的に攻めています。
逆に「バジリスク絆とか興味ないわー、ただ金が稼げればいい」という人なら、等価地域のミリオンゴッドやパチンコの潜伏確変のハイエナとかを重点的にやるかもしれませんし、そもそもパチンコ・スロット以外の方法を探したほうが幸せになれるかもしれません。
この辺は人それぞれの動機や考え方、それに周辺の環境によっても変わってくる部分だと思います。
僕の場合、
自分はいい歳こいてパチスロが好きな痛々しいオッサンだから打つ。
でも勝ち負けを気にせずに続けられるほど裕福じゃないし、どうせやるなら勝ったほうが楽しいから勝てる立ち回りを目指す。
自分にとっては空き時間の遊びなので負けないことが第一で勝ち額のノルマとかを設けるつもりはない。
そういうこと(?)かなと思っています。
こうやって、良くも悪くも自分のやりたいことを認識しておくって意外と大事かなと思っています。
うまくいかないときに「自分はどうしたいのか、どうするべきか」が分かり、ブレづらくなる気がします。
まあ精神論みたいなのは嫌いなのでこの辺でやめておきます・・・
現金投資との兼ね合い
非等価で4スルーなんかを打っても期待値ないんじゃないの?
こんな疑問もあると思います。
たしかに、かなり安いかもしれません。
僕の場合、バジリスク絆を打ちたいという欲求と勝ちたいという欲求が入り混じっているため、一般的にはキツイと言われるラインから打っています。
非等価店で勝つために重要なのは、換金ギャップをいかに回避するかです。
ホールは、出玉率が100%であっても、お客さんが現金投資をするたびに利益が発生します。
一般的に、現金投資が発生しやすいハイエナは、非等価には不向きなのは事実です。
しかし、それゆえに競争率が少ないというメリットもあると思います。
とはいえ、貯メダルが十分にあれば、4スルーでもやれると感じています。
感覚とか経験もありますが、最初に参考にしたのは、パチマガスロマガに掲載されていたAT当選までの平均投資額です。
4スルーの場合、10536円(等価の場合)とあるのです。
つまり投資が500枚ほどでATに当選する感覚ですね。
平均500枚ならば、再プレ−500枚を使えば現金投資ゼロで打つことができる計算になります。
実際にはこれよりも少なく済む時もあれば、これ以上に投資がかさむ時もあり、500枚までに当たらなければ現金投資が発生します。
現金投資1000円に対して、約113円の換金ギャップが発生します。
4スルー期待値が約1500円なので、貯メダル500枚で当たらずに、さらに現金投資が15000円した場合、その台単体での期待値は吹き飛びます。
じゃあ4スルーなんかやっても意味ないかもしれませんが、実際には500枚以内の投資で済む場合も多くあるので、トータルではプラスになります。
あと、これについては確証はないのであまり自信を持って言えませんが、非等価店では設定1以外の台を打っている可能性もあります。
なんとなくハイエナした台が、設定2でした、たまには設定4でしたということもあり得るわけです。
ハイエナの期待値は設定1の前提で計算されています。設定1で1500円の期待値でも、もし設定2以上で打っていたなら、実際の期待値はそれ以上になります。
僕が実際に打った4スルーの平均収支を見直してみると、1500円よりもだいぶ高い平均収支となっています。
僕がこなした台数はそこまで多くないので、単なるヒキ強かもしれません。しかし、実際には設定2以上の台もそこそこ打っていて、それが期待値を下支えしていた可能性はあります。
ちなみに、引用したパチマガスロマガの数値ですが、有料サイトには各スルー回数ごとの平均投資額や勝率などが事細かに掲載されています。
設定推測ツールもほぼ全機種網羅していますし、新機種の解析とかが出るのも早いので、スロットをよく打つ人で利用していない人は入っておいても損はないと思います。
データカウンターの罠
ハイエナをしているとたまにあるのですが、ホールのデータカウンターが正常に動作せず、誤った情報が表示されていて、期待値が全くない台を打ってしまうことがあります。ここでは僕が実際に経験したケースと対処策を紹介しましょう。
BT当選が表示されないパターン
一番怖いのはこのパターンです。
たとえば、5回目のBCでBTに当選したのにも関わらず、データカウンターにはBT当選の情報が現れず5スルーしたかのように見えるのです。
これに関しては押し順のミスが原因だと思われます。
僕の勝手な理解ですが、ホールのデータカウンターは「BCに当選したよ!」とか「BT当選したよ!」という信号をもらってデータを表示しているのではなく、メダルの増減からBTに突入したかどうかを判断しているようです。
たとえば、決められたゲーム数の間メダルが減ることなく増えていった場合、BCに突入したと判断するとか。
BC終了と思われるところからさらにの数ゲーム間メダルが減ることなく増えた場合、BTに突入したと判断する。
とかそんな感じなのかなと思います。
この辺の仕様は打ち手からすれば関係ないのですが、覚えておくべきなのは、意外と頼りない方法でBCとかBT当選を判断している可能性が高いということです。そのため、データカウンターがBC/BT当選の判定をしている最中に押し順ベルを取りこぼしたりすると、突入したはずのBTがデータカウンターに見えないということが起こります。
すると、本来は5回目のBCでBTに当たっているのに、データカウンター上は5スルーに見えてしまうという恐ろしいことが起こります。
こんな台を「5スルー!」なんて飛びついたら、実は0スルーだったりするのです。
こういう問題が起こりやすいデータカウンターはある程度決まっていて、それはそのホールで使用しているデータカウンターの仕様による気がしています。
そのため、過去に同じような問題があったホールでは特に注意が必要です。
どのように対処すればいいかというと、打てそうな台を確保してもすぐに打ち出さず、まず台のスランプグラフを確認することです。
台の上のデータカウンターでスランプグラフが見える場合はグラフをしっかりチェックしましょう。
もし古いデータカウンターでグラフが見えない場合でも、ホール内にデータロボがあり、そこから確認できることがあります。
本当に5スルーしているなら、グラフは右肩下がりで終わっているはずです。
しかしもしATに当選していたなら、わずかでもグラフは上向いてから終わっているはずです。
グラフが上を向いて終わっているなら、それはデータカウンターでは5スルーに見えるだけで、実際には0スルーの台になります。
BT当選が表示されないパターン2
BT当選が表示されないパターンにはもう一つあります。
どんなパターンかというと、BT当選の履歴がBT終了して数ゲームするまで表示されないデータカウンターです。
この場合、 前に打っていた人がAT直後に即ヤメすると、まるでスルーしたままのように終わることがあるのです。
具体的な例をみてみましょう。
たとえば5回目のBCからATに当選したします。
データカウンターには5回目のBCは表示されるのですが、AT突入がすぐに表示されません。
表示されるタイミングは、
- AT中にBCを引いた時
- ATが終了して数ゲームした後
のいずれかなのです。
AT中にBCを引いたならそれはすぐにわかるので問題ありません。
しかしAT中にBCを一度も引けずに終了し、さらにその場で即ヤメをされると、データカウンター上は5スルーしたままになります。
通常時を数ゲーム回すと、ようやくデータカウンターにATの履歴が表示されます。
おそらくこのタイプのデータカウンターは、通常時でメダルがコンスタントに減り始めると「あ、さっきまでATにいたんだな」と判断して、履歴のところにATを追加しているようです。
こんなデータカウンターの対処策は、
- この店のデータカウンターはそういう仕様なんだと覚えておく
- もしハイエナ台を拾っても、最初の数ゲームはデータカウンターを常にチェックして、もしATの履歴が表示されたら即退散する
ということでしょうか。
ちなみにですが、このタイプのカウンターには一つメリットがあります。
それは、AT中のゲーム数がBC間のゲーム数としてカウントされないということです。で0スルーのBC間天井狙いが少しやりやすいことです。
これも具体例をみてみましょう。
たとえば、AT中にBCを一度も引けずに2セットで終わったとしましょう。そしてATを76G消化して通常時に戻ったとします。
その時点ではBC間は76Gハマリですね。
しかしデータカウンターは、通常時に落ちて数ゲームしてからゲーム数を0としてカウントし始めます。
この台を他の人が打ったりして、この台のデータカウンター上のゲーム数が270Gになったとしましょう。
一見するとAT後270Gハマリですが、AT中の76Gがカウントされていないので、実際には346Gくらいのハマリだったりします。
AT抜けがすぐに表示されないというデメリットもありますが、逆にこういうメリットもあります。
BC当選が多く表示されるパターン
次は、実際にはBCに当選していないのに履歴上はBC当選と表示されるパターンです。
実際には3スルーなのに、4スルーだと思って打ち始めたりするリスクがあります。
これは、前に打っていた人が通常時に変則(ペナルティ)打ちを繰り返して、押し順ベルを何度か取ってしまった場合に起こり得ます。
おそらく、データカウンターは一定枚数のメダルを増加があると「BCに当選した」と判断しているのでしょう。
このパターンに対する対処方法は、データロボなどで台のデータを確認することです。
ボーナスの獲得枚数が見れるデータロボなら、スルーしている間のBCの獲得枚数をチェックします。
本物のBCなら、獲得枚数は40枚近くになります。しかしペナルティとかで誤認されたBCは獲得枚数が20枚弱だったりするので、何かがおかしいと気づけます。
そういう怪しいBCを除外して、それでも4スルー以上あれば打って大丈夫そうですが、そうでない場合はその台は打たない方が無難です。
BC当選が上がってこないパターン
もう一つのパターンは、BC中に押し順ミスをしてしまうとBC当選がデータカウンターに表示されないパターンです。
たとえば、300GでBCに当たり、今は0Gハマリなのに、データカウンターではBC当選とならず、300Gというハマりゲーム数がそのまま引き継がれてカウントされ続けるのです。
おそらくBC中の押し順ベルの取りこぼしでメダルが減ったため、データカウンターはBCとして認識しないのでしょう。
とはいえこれは、実際のスルー回数よりも表示上のスルー回数が少なく表示されるだけで、スルー狙いをしている場合は問題になりません。
本当は5回BCに当たっているのにデータカウンター上は4回しかBCに当たっていないように見えたとしても特に問題はないからです。
問題になるのはBC間天井狙いをする場合です。先ほどの例で挙げたように、現在ゲーム数が320Gとかで拾ったつもりが、実はBC後0Gだったりするのですから。たまにホールで見かけるBC間で500G以上(600Gとか)ハマっている台はほぼこれが原因でしょう。
これの対処策は・・・ちょっと難しいですね。
スランプグラフを見ればBC当選がわからなくもないかもしれませんが、いかんせんBCは獲得枚数が少ないので、グラフからは判断できない可能性が高いからです。
スルー回数狙いならそのまま打ち続けていいですが、0スルーとかの台を打っているのに500G天井で当たらず、520Gくらいまで回して何も起きない場合、一度その台を手放した方が無難かもしれません。
データカウンターに騙されないために
以上、僕が見たことがあるデータカウンターの誤表示を紹介しました。
いずれの場合も発生するデータカウンター(ホール)は同じなのです。
- この店のデータカウンターはAT当選が表示されない問題が起こりうる
- この店のデータカウンターはAT終了直後はAT当選の履歴が表示されない
自分が行くお店のパターンを押さえておくとこの手のトラブルを未然に防げると思います。
こういう問題が頻繁に起こったホールは、データカウンターの近くに「まれにBT当選信号が上がらないことがあります」とか注意書きがされている場合もあります。そういう注意書きがあるホールや、自分が一度でもデータ誤表示を見たことがあるホールは特に注意が必要です。
打てそうな台を見つけてもすぐには打ち出さず、先にスランプグラフと過去のBCの履歴とBCの獲得枚数をきちんとチェックして異常がないか確認する習慣をつけましょう。
期待値に関して
ハイエナの話になると「期待値・期待値」と、これでもかというくらいに期待値という言葉が出てきます。
たまにホールで知り合った人と話すと
「期待値って言葉がなんか嫌いなんだよね」
「期待値w全部ウソだからw」
という人がいます。
パチスロの楽しみ方は人それぞれですが、パチスロで勝とうと思う場合、期待値という言葉は避けて通れないと思います。
なんて偉そうに言っていますが、僕自身も昔は同じでした。
「スロットで勝ちたいなら期待値を信じましょう」
とかいう情報に接して、

と思ってました。
今思えば、期待値が全てというのは本当のことでした。
これは僕がよく自分に言い聞かせる意味も込めて言うことなのですが、スロットって単なるコンピュータなんです。
初代ファミコンの時代から変わらないような時代遅れのCPUで、決められた確率で抽選をして、その結果に応じた動作をする。ただそれだけの機械です。
相手は感情などない単なるコンピュータで、確率とかの情報はスペックや解析情報という形で公表されています。
公表された情報が正しいという前提であれば、あとはその確率とそこから算出できる期待値が全てで、それに身を委ねるしかないのです。
・・・バジリスク絆の話に戻すと、絆のスルー天井狙いの期待値はだいたい以下のようになります(非等価再プレー500枚の前提。ネット上の等価期待値をもとに適当に計算しました)。
4スルー・・・1483円
5スルー・・・2050円
6スルー・・・3342 円
期待値とは、
4スルーした台をBT終了後まで打って即ヤメするという立ち回りをひたすら繰り返すと、1台あたり平均で1483円勝てる。
仮に4スルー台を1万台打てば、トータルの勝ち額は14,830,000円となり、1台あたりの平均で見ると1483円になるだろう。
という考え方です。
もちろん一人の人間が1万台もこなせるわけがないですし、仮にこなしたからといって必ずこの収支になるとも限りません。
しかし平均すればこのくらいの勝ち額になるはずで、そこから大きく乖離してマイナス収支で終わったとか、そういう可能性はまず天文学的な確率であり得ないはずです。
1回1回の試行を見れば、勝ったり負けたりの繰り返しで、ぴったり1483円勝つこともほとんどないでしょう。
3万使って単発終了なんて不ヅキもあれば、1Kですぐに当たり一撃5000枚なんて幸運もあります。
幸運でも不運でもない退屈な展開はさらに多くあります。
平凡な運も幸運も不運も全てをひっくるめて平均したとき、平均して1483円になっているだろうというのが、期待値の考え方です。
これを立ち回りに取り入れると、
期待値は右肩上がりに増えつづければ、実際の収支にも期待値に収束するような動きをするはずだからそれを信じて続ける
ということになります。
「どうせ1万台も打てないから意味がない」
という考えもありますが、それは違います。
スロットでは、毎日確実に勝つという方法は存在せず、
期待値がプラスな台を長期的に打ち続けたら、実際の収支もプラス方向に勝ち越している可能性が極めて高い
という長期的な考えで臨む必要があります。
打つ台数が一台でも二台でもこの基本は変わりません。だから常に期待値を信じて行動できるか、それがカギだと思います。
極端な例えですが、今日が人生最後のスロットなら、期待値なんかあまり意味はなく(それでもいいに越したことはありませんが)、とにかく引くべきものを引けさえすればいいのです。
もし今日が人生最後のスロットならば、僕は必死でレバーを叩くでしょう。
ジャグラーなら毎ゲーム5秒はネジり、
ハナハナなら毎ゲーム両手でハイビスカスを撫で回し、
絆なら、AT中に絆高確が光ったら3ゲームに一度は俯いて精神統一してからレア役のヒキを溜めます。
って、そういう楽しみ方ことがスロットのあるべき姿なのかもしれませんね。
しかし僕は、明日以降もスロットを打っている可能性の方が圧倒的に高いでしょう。であれば常に長期的思考でプラス期待値になることを意識します。
期待値を短期間で体感することは難しいかもしれません。僕がいいと思うのは、収支をきちんとつけることかなと思います。
プラス期待値の台を打ち続けて、山あり谷ありで収支が上向いている過程をグラフとかで見れば、期待値というものを信じることができると思います。
そこにはヒキとか関係ありません。ヒキは誰にでもあります。誰にでもヒキがいい時もあれば、悪い時もあります。常にヒキがいい人はいません。
ネットの動画とかでヒキが強そうな人をみるかもしれませんが、あんなのは編集でそう見えるだけです。
実際には動画には使われないだけで、何も引けずに退屈そうに回している時間も多くあるはずです。
据え置き・リセットに関して
ハイエナをする時は、据え置きとリセットを把握するのが重要だと言われます。
ですが正直なところ、僕はあまり気にしていません。なぜなら、僕が打つのは夕方以降が圧倒的に多く、前日からの宵越しとかがほとんどできず、当日ハマっている台のみから台を探すからです。
とはいえ、自分が行くホールの傾向は把握しようとは努力はしています。
ここでは絆でリセットか据え置きかを判断する方法を書いてみます。
宵越し500GでBC発動
データを見るだけ分かりやすいのはこれでしょうか。
例えば、前日が150Gハマリで閉店した場合、据え置きならば、翌日の朝イチに350GでBC間天井に到達します。
しかしリセットがかかると前日の150Gはリセットされ、0Gになります。
つまり、朝イチに350Gを超えた場合はリセットがされたと判断できます。
ただし、翌日の朝イチ350G前とかにBCに当たってしまった場合は判断ができません。
11スルー以上のスルー
これもBC間ゲーム数と似ています。
例えば、前日3スルーして閉店。
翌日の朝から8スルーした場合、前日から合計11スルーとなります。
絆は最大でも10スルーまでしかしません。
絆は設定変更(リセット)されると、滞在テーブルが再抽選され、0スルーの状態になるので、リセットが濃厚となります。
とはいえこれも、朝一から深いスルーをしないと判断ができないので、あまり頻繁には確認できないかもしれません。
赤満月のタイミング
これは以前に実際にあったのですが、前日1スルーした台が当日3スルーしていました。
そのころはまだその店の傾向を知らなかったので、傾向を把握する糸口になるかもしれないと思い、僕はその台を打ちました。
「過疎店だし、前日1スルーだし、どうせ据え置きだろ」
と思って打ち出しました。
BCに当たって朧BCで消化すると、ATはスルーしましたが、次回モードD以上確定となる赤満月が出ました。
この時、据え置きならば5スルー、リセットなら4スルーという状況でしたが、赤満月が出た時点でリセットしてテーブルWに滞在していることが確定的になりました。
絆のテーブル一覧を見るとわかりますが、5スルー後にモードDになるテーブルは存在しません。ただし4スルー後にモードDになるテーブルは存在します。
このホールの他の機種は据え置き放置がメインだったのも確認していたので、このことをきっかけにこのホールは、通常営業でも絆だけはハマりの深さに関わらず全台リセットをしていると思いました。
そしてその推理は正しかったようで、その上この系列は絆だけは常に全リセしていると気づくことができました。
おそらくホール側は
- 絆はリセット恩恵も強くないから、毎日全リセしても痛くない
- 絆はリセットするとテーブルが再抽選されるので、朝から強いテーブルに滞在していると低設定なのに高設定っぽい挙動をして客が粘ってくれる
- 人気機種の絆だから、朝イチ高確とかリセット挙動を見せることで、設定に期待できると思わせたい
- 店内全リセはだるいけど、絆くらいはやっておこうぜ
そういう考えで全リセを実施しているのだと思います。
それ以降は、このホールでは絆は全リセという認識で、宵越しのスルー狙いとかができそうな台があっても触らないようにしています。
朝イチ高確スタート
これは朝イチから打つ場合限定ですが、絆はリセットされると、30%くらいの割合で高確状態からスタートします。
朝イチ打ち始めて、チェリーもベルも引かないのに高確示唆演出が頻発した場合、リセットがかかったと推察できます。
しかし逆に考えれば、70%は高確に行かないので、これだけを頼りに据え置きかリセットかを判断するのは難しいと言えるでしょう。
これは朝イチホールにいて後ろで見るとか自分で打たないとわからないので、僕は全くと行っていいほど気にしていませんし、そこまでして見るものでもないかなと思います。設定狙いだと大事かもしれませんが、旧イベ日は絆はだいたい全リセでしょうしね。
エナ専の挙動
これは台のデータとか挙動ではなく、他のハイエナの動きから推測する方法です。
たとえば、前日3スルー、当日2スルーの台があったとしましょう。
据え置きなら5スルーですね。
5スルーなら打ちたいですよね。しかし、リセットならまだ2スルーです。
そんなとき、他のハイエナがこの台に飛びつくかどうかを見るのです。
ハイエナ目線でホールに行くようになると、他のハイエナの存在にすぐ気づきます。
ホールには、今でもハイエナ稼働しかしない人たちがいます。
そういう人たちが、上にあげたような台を躊躇なく確保して打ち始めたなら、そのホールは据え置きの傾向が強いかもしれません。
逆に、全く興味も示さずに通り過ぎたなら、そのホールはリセットかもしれません。
こんな風に、すでに傾向を把握しているであろう人間の動きを見ることでリセット傾向を把握することできます。
情報の積み重ね
僕はハイエナに関しては初心者みたいなものですが、リセット状況を見抜くには、いろんな機種のデータを見る癖をつけて、情報を積み上げていくことかなと思います。
絆ならば上にあげた感じですが、僕は他には以下のポイントも見ています。
- 凱旋の宵越し天井が発動するかどうか?
- 凱旋の当日300Gとかの台を、エナ専が躊躇なく打つかどうか?
- リセット恩恵がある機種(今なら笑うセールスマンとか花の慶次とか)が、毎朝天国ゲーム数まで回されているかどうか。毎朝リセット天国狙いで打たれていて、実際に天国当たりっぽい台があれば、全リセの可能性が高い
- 番長3の初回対決狙いをされた形跡があるか?
この辺も見て、少しずつ情報を積み上げて行くといいと思います。
ホールによっては旧イベント日だけ全リセにしたり、ある月だけ突然全リセになったりすることもあります。
とはいえ、情報は多ければ多いほど有利なのかなと思います。
ちゃっかり設定推測
本来、ハイエナをするときは設定狙いとは分けて考えるべきで、ハイエナをした台が「挙動が良さげだからAT後も続行」みたいな軽いノリで設定狙いをするべきではありません。
しかしAT機の場合、高設定確定演出を搭載している機種がほとんどです。万が一高設定確定演出を確認できた場合はその台を打ち続ければ期待値はさらにプラスになるので続行するべきだと思います。
絆のハイエナの場合、基本は朧BCで消化して、次回モードを推測するべきだと思います。
しかしAT当選が確定している場合、朧BCを選択するメリットはありません。
絆の場合、BC当選時点でATが確定する状況は意外と多くあります:
- 前回朧BC終了時に赤満月
- 駿府城からBC当選
- BC10スルー後
- テーブルNの後の最初のBC
- 液晶リールに7揃い
- BC揃え時のLEDが赤(確定ではないが、AT外れたら高設定示唆)やレインボー(見たことがありませんが)
- BC揃え時のテンパイボイス矛盾
- 異色BCでウーハー作動
- BC前兆中にタイトルクラッシュ
- 前兆ゲーム数が7or12
このあたりでしょうか。これらの場合は、弦之介BCで何かの間違いで3ベル・6ベルが出ることを祈るのもいいかもしれません。
あと、旧イベント日などで設定に期待が持てそうな時などは、もう少し積極的に弦之介BCを選ぶのもありかもしれません。
僕の場合、朧BCで一度でも半月を確認したらあとは全部弦之介BCとか、そういうやり方をすることもあります。一度は半月を確認するのは、テーブルNに滞在していないかを確認するためです。一度でも半月が出ればテーブルNを否定するので、AT後即ヤメできます。
あと、9スルー後も朧BCを選択するメリットはありませんね。9スルー後(10回目のBC)は、スルーすればテーブルN、しなければそれ以外なので。
ハイエナはやっぱり勝ちやすい立ち回り
これに関して「何を今さら」かもしれませんが、やはりハイエナという立ち回りは勝ちやすいと思います。
ハイエナのいいところは、ホールの設定状況に一切依存しないということです。
ジャグラーなどはハイエナが通用しないため、ホールの設定状況に全て依存します。低設定しかないホールで何をどう頑張っても、期待値をプラスにすることはできず、長期的に勝ち越すことは不可能です。もしあるとするならば、サクラ、コイン拾い、GOGOランプのハイエナなど、犯罪であるか現実味がないかのいずれかしかありません。
しかしハイエナは、ホールが全台設定1でも勝つことができるのです。ハイエナができる台は、同じ設定でも台の出玉率(=機械割・期待値)が随時変動します。バジリスク絆は、テーブルとかモードという内部システムがあり、特に顕著です。現在滞在しているテーブルやモードによって、期待値が大きく変わり、設定1でも短期的には期待値プラスな状態になります。逆に設定6であっても、悪いテーブルに落ちてしまえば短期的な期待値はマイナスになります。
ホールの設定状況にかかわらず期待値プラスな状態を打てるというのは勝とうとする打ち手にとっては非常にありがたいことです。
ハイエナのマナーとか
今では多くのお客さんに免疫がついてしまった気がしますが、ハイエナのことをネガティブにいう人もいます。
実際にマナーの悪い人も見かけるので、それを考えれば当然でしょう。
ハマっている台の後ろに張り付いたり、打ちもせずに、ハマっている台があるシマを何十回も徘徊したり、複数台を掛け持ちしたり、集団になって強気になってオラついていたり、普通に考えたらウザさしかないと思います。しかしマナー違反をすればするほど、最後は自分に跳ね返ってくると思っています。
ハイエナのことを「ゲーム数狙い」とか「期待値稼働」とかいう言葉で置き換えることもありますが、僕はハイエナはハイエナでいいと思っています。ハイエナって、自分でもやっておいてなんですが、本質的には資源ごみの日の早朝に空き缶を拾っているのと大差ありませんからね(笑)
ハイエナは他の人がマイナス期待値を打った後に生まれたプラス期待値を拾う行為なので、マイナス期待値の部分を打ってくれる人がいないと成立しない立ち回りです。それなのに他の遊技客の気分を害するようなことをしたら、最後は自分に跳ね返ってくるでしょう。
因果応報みたいなことをいうと綺麗事に聞こえるかもしれませんが、マナー違反をすることで、マイナス期待値を打ってくれるお客さんが気分を害しお店にこなくなったら、ハイエナは存在できません。もっと直接的なところでいえば、常連客がお店に文句をいえば、マークの対象となり、どこかでマナー違反やルール違反をしたタイミングで出禁を言い渡されるかもしれません。あとは、ハイエナ同士で争ってお互いの首を絞めるなんてこともあります。
僕はハイエナで生活費を稼ぐとか、そういう切羽詰まった気持ちで打っている訳ではありませんが、ハイエナのおかげでスロットを楽しめているので、せめて他の人の気分を害さないようにしようと思っています。実際、僕は張り付きとか徘徊は一切せず、店内を1周回って何もなかったら諦める程度にしています。僕の場合、ジャグラーがなんとか打てるレベルなので、ハイエナにこだわる必要がないというのもあるかもしれません。
やっぱりメンタルは重要
あと、ハイエナに関してはやっぱりメンタルが重要かなと思います。
メンタルとかいうとなんか大げさですが、期待値プラスとわかっている立ち回りでも、短期的に見ればマイナスになることは多々あります。
打ち出したらいきなりBC間天井まで連れていかれ、結局30K投資。しかも単発終了。
少ない投資で高継続AT(朧背景スタート)に当たり、しかも絆高確が3つ光ったのに、レア役が引けず、しかもATも単発終了。
超久しぶりに真瞳術チャンスに入ったのに、上乗せは1個だけで500枚いかずにAT終了。
自分はしっかり期待値のある台を打っているのに、適当な台に座った人がいきなり真瞳術チャンスで大量上乗せとか。
こんなことはしょっちゅうあります。
うまくいかない時に気持ちがブレて「ハイエナなんかやっても意味がない」とか「もうやりたくない」と思い、立ち回りがブレて趣味打ちをしたりする人もいます。
そういう時は、やっぱりメンタルが重要なのかなと思います。
期待値がプラスなのに収支がついてこない時は、下ブレを起こしている状態です。
下にブレるということは上にブレることもあります。
スロットは上ブレと下ブレの連続で、これがいつどういう順番で来るかだけの違いです。
最初から下ブレばかりだとキツイかもしれません。特にお金に余裕がない場合はサイフ的にもキツイでしょう。
しかし逆もあります。いきなり上ブレしまくって浮かれた後に下ブレを連続で食らったら、それはそれで気分が萎えるでしょう。
期待値を信じて打ち続けたら、最後は下ブレも上ブレも同じくらいあり、最後には積み上げた期待値分の収支がそこに残るはずです。だから本来は、下ブレしようが上ブレしようが一切気にせず、淡々と台数を打つのが正解です。
僕もたまに調子が良くて、3000枚4000枚を連続で出せることもあります。そんな時は
「上ブレだな。そのうち下ブレが来てもうろたえないようにしておかないとな」
と自分に言い聞かせます。
逆に調子が悪くて、投資2万単発終了なんて展開が連続できたときは
「最近キツイな。まあ貸しを作ったようなもんだし、そのうち返ってくるだろ」
という感じで軽く考えるようにしています。
特にうまくいっている時は、それが当然だと思ってしまうことがあります。
実際には、4スルーを打ったところで期待値は1500円程度の実力なのに、「1000枚くらいは出るのが当然」みたいに考えてしまうと肩透かしを食らって、余計にメンタルがブレてしまいます。
だから、「まあ所詮は1500円だし、気長に打ってたらそのうち楽しませてくれるだろ」くらいに考えておくといいと思います。
6号機に備えて
設定状況不問で期待値プラスな台を打てるハイエナですが、2018年の現在は、冬の時代だと思います。
なぜならば、ハイエナに適した旧基準5号機のAT機の設置比率が低く、メインの機種は凱旋、ハーデス、絆くらいしかないからです。
旧基準機にはまどマギシリーズもありますが、イベント日くらいしか稼働しないイメージが強いのと、あんまりハイエナ向きではない感じで、僕はほとんど意識していないです。
5.5号機新基準機は天井狙いに適した機種も少なく、5.9号機に至っては天井狙いは不可能な機種しかありません。5.5号機も天井狙いはできるのですが、通常営業での稼働が悪く、なかなか打つ機会はありません。
平均投資額、稼働状況、設置台数などを考えると、非等価地域では今はバジリスク絆が一番ハイエナしやすいと思うわけですが、それもいずれはなくなります。
しかし、6号機は再びAT機の時代になりそうです。トータルの出玉性能は5号機よりも悪くなるのですが、短期的な純増枚数に関しては今よりも高くなるそうです。
そうなると
吸い込みも速い(もしくは当たりにくい)けど出るのも早い
という機械が増え、そうした機種はハイエナに適しているのではないかと思います。
そんな訳で、これからどんな機種が出てくるかはわかりませんが、6号機になるとハイエナという立ち回りは復活する気がしています。
今の冬の時代にやり方を身につけておけば、6号機の春の時代が来たらすぐに適応できる気がします。
昨今の非等価化の流れの中で、天井狙いは前よりもしにくくなっています。前回の記事でも書きましたが、貯メダル網を作っている間、お金が自分の手元を離れている時間が長いので、気軽にできないかもしれません。なので、いまのうちからゆっくり準備をしておくと、6号機の頃には非等価地域でガンガン攻められるかもしれません。
終わりに
以上、バジリスク絆のハイエナの仕方でも書こうと思ったら、あれこれ話が脱線して、またかなりの長文になってしまいました。
ここで書いた内容は、他のサイトでもいくらでも出てくると思いますが、僕が会社員として空き時間に遊び半分でやっていて感じたこともあり、その辺りは「専業」の人たちとは視点が違うと思います。
本文でも書いた通り、6号機の時代になればハイエナができるとより楽しめる(稼げる)と思いますが、非等価の状況でハイエナを始めるには敷居が高い気もしています。資金的にあまり余裕がない場合、最初の戦える態勢を作るのに結構時間がかかるので、もし本気でお小遣い稼ぎをしてみようと思うなら、今のうちから少しずつやるのがいいかなと思います。
バジリスク絆を打ちたいかどうかもありますが、絆は設置台数も多く稼働状況も良い上に、非等価との相性もそこまで悪くありませんし、僕のような初心者が実際に絆のハイエナでそこそこ勝てたので、これから勝てるようになりたいという方にもおすすめです。
ハイエナではなく設定狙いという選択肢もありますが、いきなり設定狙いをするとかなり遠回りになる気がします。
ハイエナなんかうざい、かったるいと思うかもしれませんが、一度やってみて、立ち回りや期待値の感覚が身についてから設定狙いをやって見るのがいいのかなと思います。実際、設定狙いをしていても、狙いを外してツモれなかった時はハイエナをする人も多くいます。どちらか一つを選ぶのではなく、両方できた方がより勝ちやすいと思います。
というわけで、最後まで読んでいただいてありがとうございました!