データ分析・攻略

パチンコの負け組だった頃の思い出

先日、こんなツイートをしました。

 

パチンコやスロットを打っていると、台をすごく乱暴に叩いたり、文字通りでグーでパンチをする人っていますよね。

 

台パンのことを書こうと思っていたら、以前、台パン率90%オーバーの地域で打っていた頃の話を思い出したので、今回は僕自身の黒歴史も交えつつとりとめもない思い出話という感じで書いてみたいと思います。

 

台パン強打をする人に対する対処策や考え方みたいなのは次回に書きたいと思います。

 

今回は立ち回りとか確率とかいう話は一切出てきませんのでご了承くださいw

 

ただ、「昔はこんなことをしていた人間も勝てるようになるんだ」という反面教師的な意味で何かの参考になれば幸いです。

東洋最大の歓楽街でパチンコ三昧

僕は昔、パチンコばかり打っていた時期があります。といっても勝つためのパチンコでもなんでもなく、純粋なジャンキーでした。

 

東洋最大ともいわれる某歓楽街からほど近いエリアにあるボッタクリで有名な店で、海物語を直感で選び全ツッパするという立ち回りで、ホントに頭空っぽで打っていました。

 

この店のパチンコの客層は主に外国人で、

 

  • スナックのママ
  • 単なるスナックではないであろうスナックのホステス
  • 単なるマッサージではないであろうマッサージ嬢
  • 土建屋の社長と結婚し小遣いは月に百万円らしいという美熟女(昼夜問わずに常に酩酊していて薬物使用疑惑あり)
  • 中年ミュージシャン軍団、しかもボスはパチプロではなくヒラ打ちでハデに負けていた模様
  • 自分

などなど、他の地域とは一線を画していました。

 

朝から着物姿でパチンコ屋に来たスナックのママが整列に割り込みをして、店員に注意されると

 

「昨日は12万負けたんだよコノヤロー!」

 

と強い訛りで叫んだりするのが日常の光景でした・・・

 

仕事中は甘い顔や声をしている彼女たちも、昼間はこんな感じなんですね。

 

今思うとかなりヤバイ空間で、なぜこの店に行き着いたのか自分でもよくわかりませんが、「海を打つならここ」と決まっていて、いつも同じ店で打っていました。

海物語依存症にかかった過去

僕はここで負け組の仲間だったのですが、上のような会話を聞きながら

 

「ここで負けたお金を取り戻すために、彼女たちは今日も酔客たちからあの手この手でぼったくるのか・・・」

 

と空恐ろしくなったものですが、他人の心配などしている場合ではありません。

 

なぜなら、僕も自分で自分を止められないレベルのジャンキーだったからです。

 

最近は自分のことをジャグラー中毒なんて書いてますが、それでも最近は収支をプラスにまとめることができるようになったからまだいいものです。当時は普通に負けまくっていましたからね・・・・

 

しかも打っていたのは僕一人だけではなかったので、負け額も2倍ということで相当ヤバイレベルで負けていたのですが、当時はなぜかのほほんとしてたんですよね。

 

あと、ホルコン攻略理論とかいうPDFを3万円くらい払って買ったこともありました。結論からいうとあの手の攻略法は完全にゴミ、詐欺商材ですので、万が一興味があるという方は気をつけてくださいね。これについては機会があれば書いてみたいと思います・・・

 

僕は学生時代に4号機のAタイプのスロットでそれなりに勝てていたのですが、一体何が起きてこんなに負けまくっているのか、自分でも不思議でした。

 

まあ4号機初期のあの時代は、設定1でも目押しさえできれば勝てるといわれた時代だったので、立ち回りという意味では何もわかっていなかったのでしょう。

 

パチンコに関しても、ボーダー理論とか頭では知っていましたが、実践しようともしていませんでしたし。

 

釘を見る努力もせず、回転数も数えず、技術介入もせず、期待値も計算せず等価の店で何も考えずに打っていたので、結果は当然のようにマイナスでした。

東洋最大の台パン最強地域

この店の常連客たちは、例外なく国際試合にすぐ出れるレベルの台パンチャーでした。

 

海物語でノーマルリーチがかかっただけでスナップの利いたボタン強打、スーパーリーチなら大パンチ、魚群でも流れようものならガラスが割れんばかりの勢いでモンゴリアンチョップが炸裂します。

 

当たっても強打、ハズレたらもちろん強打。

 

唯一彼らが大人しくなるのは、確変確定のロングフラッシュが鳴り響いている瞬間だけです。

 

 

この時だけは、ドーパミンが大量に分泌されるのか、子猫の背中を撫でるかのような優しい仕草で台のフラッシュをなでなでします。

 

常にシマのどこかで誰かが台をどついているので、いつも自分の台も揺れているという超振動空間でした。

 

最近の台にはどつきセンサーが付いているはずなのですが、この店の台は一切検知していなかったので、センサーを無効にしていたのかもしれません・・・

 

もちろん大人しく遊技する人もいましたが、こんな人たちが店の90%を占めている最狂の店でした。

台パン=店公認の遊技行為

そんなホール内において、店員はこうした迷惑行為を注意するのかというと・・・

 

100%見て見ぬふりでしたw

 

「台を叩くなどの乱暴な行為は・・・」

などとマイクアナウンスはしていましたが、日本語でアナウンスしてもムダですから・・・

 

なぜ店員は迷惑行為を注意しなかったのか。

 

注意したらいきなり刺されかねないくらいの勢いだったので、単純に怖いというのもあると思いますが、それ以外にも理由はあったと思っていて、それは

 

「台パンくらいさせてやれ」

 

という腹黒い理由で、店の管理職が放置させていたという可能性です。

 

彼らがホールに落とすお金は相当なものです。僕も人のことをいえた立場ではありませんでしたが、彼らの負け額は僕以上だったと思います。

 

誰一人として釘など見ていませんし、全然回らない台なのになぜか常にぶらぶらしているおじさんに時給1000円払って代打ちさせたりしてるんです。

 

彼らは掛け持ちが大好きで、2台打てば2倍儲かるという図式を素直に信じているようでした。

 

回転数も数えず、止め打ちもせずに打ち子まで雇い、唯一チェックすることといえば、確変かどうかのセグチェックのみ。

 

海物語は潜伏確変がないため、セグをチェックする必要はないのに・・・まあ僕も確変セグをほぼ丸記憶していたので同じ穴のムジナですが・・・

 

ある時、ホステス同士で秘密の攻略法がやり取りされているのを発見しました。その攻略法を書いたメモを盗み見たら、そこには

 

 

741
339
337

 

 

という感じで数字が羅列されていました。

 

海物語ファンならお分かりと思いますが、これらはズバリ、これから幸運の兆しが訪れる出目、つまり海物語におけるリーチ目の一覧表でした。

 

海物語で339といえば有名なリーチ目で、この目が停止したら30回転以内には確変大当たりが発生する上に大連チャンが確定するという夢のリーチ目です。

 

おそらく、オスイチプロの谷村先生が発見したリーチ目だったと思うのですが、記憶は定かではありません。

 

ちなみにこのリーチ目が出た30回転以内に当たる確率は約8%で、普通に30回転させた時の大当たり確率の近似値となっています。

 

こんな風に、夜の仕事で稼いだお金を紙切れ感覚でサンドに突っ込む客が大挙するお店だったので、ボーダーを大幅に下回る台がずらりと並べ、かなりの利益を上げていたと思います。

 

今だから冷静に考えられますが、もし僕がこの店の店長クラスならば

 

「奴らは金は持ってるんだ、ならば全部キッチリいてもうたれ!」

「むしろ負ければ負けるほどアツくなる。それに今日絞り上げても明日の朝にはまた金を握りしめて帰ってくる」

「この店に限っては日本人客は要らない。とにかくあいつらを上手く取り込むんだ!」

 

と考えたと思います。

 

パチンコは●鮮玉入れ(スロットなら●鮮絵合わせ)などと揶揄されることがあり、日本人が汗水垂らして稼いだお金が某国のミサイル開発資金になるなんていわれていますが、ここにおいては、日本人の酔客が夜の街で落としたお金をこの店が全て吸い上げるという構図でした。

 

むしろ台パンをしない人の方が少数派だったので、店も台パンを好きなだけさせてあげるかわりに、金を絞り上げる作戦に切り替えたのでしょう。

 

面白いことに、あれだけ台パンを食いまくった台も、故障したりガラスが割れたりということは一切ありませんでした。

 

三洋物産はおそらく、脳内麻薬が出やすいフラッシュや音の研究を進めると同時に、車の耐衝撃試験みたいなこともやっているのだなと、敵ながら感服したものです。

 

 

この地域からなんとか脱出

そんな感じで、この店でしばらく海物語シリーズを打っていたのですが、当時は収支などつけてなかったので、負け額はいくらになるか想像もつきません・・・知りたくもありませんが・・・

 

記憶に残っているのは、ある時期謎の好調期が訪れ、2週間ほどで50万円勝ったことがあります。その時

 

「この利益を確定するためにモノを買おう」

 

とかいって、家電とかいろんなものを、別に欲しくもないのにムリして50万円買いました。

 

そしてその1ヶ月後には、勝ったはずの50万円はそっくりそのままお店に還流させてしまい、結局50万円分の買い物は全部自分の財布から払うというアホっぷりでした。

 

当時はスロットなど目もくれませんでした。

 

ジャグラーももちろんありましたが、当時はジャグラーなんか死んでも打ちたくないと思っていましたし、何も知らないくせに

 

「AT機とかスロットじゃねえ」

 

という頑固ジジイだったので、必然的にスロットを打つという選択肢はありませんでした。

 

そしてこの地域から脱したのは、引っ越しをしたのがきっかけでした。

 

あそこで強制リセットできてなかったらかなりマズイことになっていたのかなと思ってます・・・

こんな人間でも勝てるようになった

台パンの話だったのにとりとめもない負け自慢となってしまいました・・・

 

ただ一つお伝えできることがあるとすれば、あんなに負けていた僕のような人間でもスロットで勝てるようになったので、今うまくいっていないという人も、勝ちたいという強い気持ちで行動の変化を生み出せば、未来の結果は変えられると思っています。

 

僕の場合、リベンジを果たしたのはパチンコではなくスロットでしたが、スロットはパチンコに比べれば波は穏やかですし、昔好きだったということもあり、ヘタクソなりに真剣に向き合うことで多少は勝てるようになりました。

 

僕のようなパチンコで泥沼にはまっていたおっさんでも最低限は勝てるようになったので、今現在うまくいっていないという方は、勝つための考え方や行動を知り、それを継続することで収支をプラスにできるということが伝われば幸いです。

 

とはいえ正直なところ、スロットで稼げる上限がかなり低いので(これは腕にもよりますが、僕の腕ではそう感じます)、これだけで生活をしようとしたり、人生を変えるようなお金を得るのはかなりキツイと思います。

 

しかしそれでも、遊びながらお小遣い稼ぎという勝ち方であれば努力すれば達成できると思っているので、今うまくいっていない方は、まずはいくらでもいいから月単位でプラス収支を目指してみてはいかがでしょうか。

 

スロットは効率が悪いからやめるとかは、まずはある程度勝てるようになってから判断すればいいのかなと思います。

 

僕自身は、今のところは仕事もあるので、仕事後の遊びという感じですが、収支プラスを目指すことも含めてゲーム感覚で、今のところは楽しんでいます (^_^)

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