サミーの「ディスクアップ」は設定1でもフル攻略ができれば機械割が103%になるという話ですが本当なんでしょうか??
まだ導入からそんなに時間が立っていないですが、今回は実際のデータから
「ディスクアップは本当に勝てるのか?」
これを検証してみたいと思います。
2019/2/2追記
ディスクアップ導入からしばらく経ち、予想外の人気機種となり増台をしているホールも多いので、最近のデータを再度取り直してみました。よろしければこちらの記事もご覧ください。
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【2019年2月更新】やっぱり勝てる!?ディスクアップを増台したホールの機械割を算出してみた
ディスクアップが導入されて少し経った頃、「ディスクアップで本当に勝てるの?」と思い導入直後のホールにおけるデータから出玉率(機械割)などを算出してみました(詳細は下の記事をご覧ください)。 その当初は ...
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ホールで集めたディスクアップのデータ
紹介するのは非等価ホール2店舗の約64万ゲームくらいのデータです。
ホールで収集したディスクアップのデータ
総ゲーム数 | 639454G |
BIG | 1/297.4 (2150回) |
REG | 1/512.3 (1248回) |
合成 | 1/188.2 (3398回) |
差枚数 | ▲12068枚(客側のマイナス) |
出玉率 | 99.37% |
まずはこのデータから何が見えてくるものを考察してみましょう。
設定にはまったく期待できない?
まずボーナス出現率から見ていきましょう。
その前に言い訳をさせてください。じつは僕、まだディスクアップに触ったことがありません・・・おそらくこのまま一度も触ることもなく消えてゆく気がしています・・・というわけでこの機種のことを何も知らないのですが、その点だけご了承ください。
ディスクアップのスペックを見てみると
設定 | BIG合成 | REG | ボーナス合成 |
1 | 1/288.7 | 1/496.5 | 1/182.6 |
2 | 1/287.4 | 1/458.3 | 1/176.7 |
5 | 1/281.3 | 1/442.8 | 1/172.0 |
6 | 1/273.1 | 1/422.8 | 1/165.9 |
となっています。
今回収集したデータはどうだったかというと・・・
BIG: 1/297.4 (2150回)
REG: 1/512.3 (1248回)
合成: 1/188.2 (3398回)
ええっと、スペック表と見比べてみると・・・うん間違いない・・・
紛うことなき
ザ・ベタピン!!
データをみる限り、これらのホールにおいては高設定はおろか、設定2ですらただの一度も使われなかったのではないかと思います。
データを取ったホールは非等価店だったので、たまに設定2くらい使ってくれていたと思いたいものですがそれすらも怪しいデータです・・・
ホール側はディスクアップの特徴とディスクアップを打つ客で何を期待しているかをわかった上で、設定1を使い続けているのではないでしょうか?そして打ち手側もベタピン上等で納得ずくで打っていたのでしょう。
ボーナス確率はどれも設定1の発表値を下回っていたわけですが、原因はこの手の機種にありがちな
- ボーナス成立後にリプレイが揃いやすくなる仕様(一度も打った事がないのでそれすらわかっていません・・・)
- ボーナス成立の察知がすぐにできない系
- ボーナスフラグがたくさん分かれていて、フラグ判別に数ゲームかかってしまう
という可能性が考えられます。
出玉率は100%以下?
次に出玉率(機械割)を見てみると、機械割は99.37%となっています。
設定1でも103%だっけ?
あれはウソ八百?
という感じですね。
設定1でも出玉率103%というのはフル攻略が完全にできた場合の話です。
実際には全ての打ち手が完璧に手順をこなせるはずがないので、実際の出玉率はふれこみの値よりもだいぶ下がるというのが通例となっています。それにしてもこれは下がりすぎな気がしますが・・・
ちなみに、フル攻略の条件がどのようなものか確認してみると:
フル攻略の条件
- ボーナス成立の次ゲームに1枚がけで正確にフラグ判別できること
- チェリーとスイカは100%取る
- ボーナス中の枚数アップ手順を行う
- 同色BIG中のビタ押し成功率100%
- 通常時・ART中にパンク1枚役を取得しない
チェリーと1枚役を同時にフォローできないので、1枚役は取れなくてもいいという意味なのでしょう。
この機種における最大の技術介入要素は、同色BIG中のビタ押し成功によってARTゲーム数を上乗せするというアレでしょう。僕はやったことないのでわかりませんが、ボーナス図柄に挟まれた星みたいな小役図柄をビタ押しするタイプなので、リールの直視ができないとやりづらいのかもしれませんね。とはいえ最後は正確なリズム感が一番大事だと思いますが(僕みたいに直視だけできてもリズム感が悪いとヘタなままなので)。まあ結局は自分なりのやり方で慣れるのが一番でしょうね。
あと、ボーナスを成立ゲームで察知して1枚がけで正確にフラグ判別をするという条件も曲者(くせもの)です。
「フル攻略すれば設定1でも・・・」のハシリとなったハナビはボーナス成立を即座に察知できないことが多く、その一点だけでフル攻略は無理ゲーと思っています。ディスクアップがどれほどボーナスを見抜きやすい機種かはわかりませんが、小役重複が多い機種だったりするとそれも絵に描いた餅となりそうですね。
目押しに自信があるならオイシイ?
出玉率が100%を切っているという衝撃のデータでしたが、

という方にはいいかもしれません。
しかし、またまた水を差すようで申し訳ないのですが、僕はこの機種はスペック的にあまり打ちたくないと思っています。
僕がこの機種を打ちたくない最大の理由は
ボーナス確率が重すぎる!
これに尽きます。
もちろん ARTが付いてくる機種なのでボーナスが重たいのは仕方ないといえます。ですがARTはボーナスを引けてはじめて付いてくるものです。つまりボーナス間でハマってしまうと、その間はひたすらコインを減らす展開です。そしてこのスペックの設定1なら500ハマリは日常茶飯事、700くらいのハマリも割と現実的に起こります。
個人的なことですが、僕がハナビとかハナハナをあまり好まないのもボーナスの重たさに理由があったりします。ジャグラーとかクランキーセレブレーションくらいの軽い機種が好きなのも同じ理由からです。それには僕の稼働スタイルも関係あります。僕は主に非等価のホールで夕方以降に打つため、とにかく現金投資をしたくないのです。
あまり意識していない方もいるかもしれませんが、非等価でひたすら現金投資で深いハマりを食らうとそれだけでかなりの痛手なのです。
例えばですが、
- 5.3枚交換のホール
- 2万円の現金投資(47枚貸)で持ち玉ができて
- 最終的に5000Gゲーム打って
- 出玉率は101.8%(ビタ押し成功率80%)で、1210枚獲得した
としましょう。
その場合、勝ち額は2500円とジュース2本になります。
もし持ち玉ができるまでにかなり苦労して現金投資が3万円にまで膨れ上がった場合、勝ち額は1500円とジュース1本だけです。このように、非等価店はで現金投資がかさむとそれだけで不利なのです。
これがもし等価交換(47枚等価)だったら、展開不問で5500円とお菓子です。現金投資が3万でも5万になろうとも関係ありません。
それに、このシミュレーションは最後にしっかり101.8%の出玉率ででたくれたからいいものです。100%前後のギリギリの機械割の台を打っていると、100%前後の領域を行ったり来たりするので何度もマイナス域に行くでしょう。そして、その日は大幅なマイナスで終わることだって半分近くあるでしょう。そのたびに現金投資による換金ギャップが重くのしかかってくるのです。
それでもディスクアップを打つかどうかは、ディスクアップに対する思い入れやスロットに何を求めるかによって変わってくる部分なので、正解はないと思います。ただ、もし勝つということを一番に考えた場合、ディスクアップさえ打っておけば勝てるというのはかなり危ういのかなと思っています。
しかしディスクアップが好きという方ならこれに勝る楽しみはありません。朝から晩まで期待値プラスで好きな機種を打ち倒せるという最高の遊びといえるでしょう。
かくいう僕も、昔はハナビが好きでかなり打ちこみました。
それでも「ベタピン上等!」という立ち回りではなく、一応BIG中のハズレ(高設定濃厚の示唆)を探し求めてあちこちのホールを巡ってはいましたが、実際にはかなりの数の低設定を打たされてきたと思います。
そんな感じでもハナビで30万円ほど勝てたのです。まあ30万円勝つためにかけた時間は相当なものだったと思いますが、遊びながら勝つことができたのです。ですからディスクアップが好きという方はこの機会にガンガン打ち込んでおきましょう!いつまで設置されているかわかりませんからね。
で、たまにイベントとかで設定にも期待できるような機会も狙っていけば、撤去される前に高設定確定演出をパチリと写真に撮れるかもしれませんね!
2019/2/2追記
導入後しばらくして増台をしているホールも多いので、最近のデータを再度取り直してみました。よろしければこちらの記事もご覧ください。
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【2019年2月更新】やっぱり勝てる!?ディスクアップを増台したホールの機械割を算出してみた
ディスクアップが導入されて少し経った頃、「ディスクアップで本当に勝てるの?」と思い導入直後のホールにおけるデータから出玉率(機械割)などを算出してみました(詳細は下の記事をご覧ください)。 その当初は ...
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