データ分析・攻略

【2019年2月更新】やっぱり勝てる!?ディスクアップを増台したホールの機械割を算出してみた

ディスクアップが導入されて少し経った頃、「ディスクアップで本当に勝てるの?」と思い導入直後のホールにおけるデータから出玉率(機械割)などを算出してみました(詳細は下の記事をご覧ください)。

ディスクアップで本当に勝てるの?データから機械割を検証してみた

サミーの「ディスクアップ」は設定1でもフル攻略ができれば機械割が103%になるという話ですが本当なんでしょうか?? まだ導入からそんなに時間が立っていないですが、今回は実際のデータから 「ディスクアッ ...

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その当初はまだ導入ホールも少なく、僕が持っていたデータから「設定状況はペタピンで出玉率はほぼ100%」だと判断しました。

しかし時が経つにつれ、機械割に関しては懸念されていたサ○ーの機械割詐称ではなく、技術介入がしっかりできればたしかに103%近い出玉率を出せることがわかり、設定1でもかなり甘い機種だという認識が定着しました。

さらに興味深いことに、ホールはディスクアップを「利益が取れないお荷物」ではなく「利益よりも稼働優先」つまり機種として使っているようです。実際、僕の近所のホールでもディスクアップを増台してシマを作ったホールが複数あります

というわけで導入から半年以上が過ぎたので、ここらでもう一度ディスクアップのデータを確認してみようと思いました。

あと参考になるかはわかりませんが、もしも僕がディスクアップジャンキー、もといディスクアッパーだったらこうう立ち回るだろうなという立ち回りみたいなものを考えてみました。あらかじめお断りしておきますが、導入から半年以上経ったのにも関わらず、僕はまだディスクアップを1Gも打ったことがありません・・・その点は悪しからず。

ディスクアップを増台したホールのデータ

検証においては、2018年11月にディスクアップを10台に増台し、今では一つのシマを構成しているホールのデータをチェックしてみました。このホールは47枚貸しの5.3枚交換となっています。

データを取得したのは2018年11月の下旬から2019年1月末までの期間で、総ゲーム数は205万ゲームほどです。月別にみると、11月が21万ゲーム、12月が80万ゲーム、1月が104万ゲームほどのデータとなります。

月ごとのボーナス確率

  BIG確率 REG確率 合成確率
2018年11月 1/285 1/496 1/181
2018年12月 1/283 1/498 1/180
2019年1月 1/281 1/504 1/181

まずはボーナス確率からみていきましょう。BIG確率を見ると、月単位でも意外とブレていることがわかります。

特にBIG確率。2019年1月のBIG確率は設定5に一番近い数値です。といっても、ディスクアップのBIG確率は設定1でも1/289、設定6で1/273と大した差がありません。100万ゲーム以上のサンプルがあってもまだここまでブレるのですから、1日単位でBIGがよく引けたくらいでは高設定かどうか分かったものではないですね。

一方、REGに関しては設定1で1/497、設定6で1/423とある程度の差がついています。REGに関しても1日単位では何の参考にもならなそうな設定差ですが、さすがに100万ゲーム単位のマクロなデータからみれば信頼度はかなり上がると思います。そしてこのデータをみると、REG確率に関しては一貫して設定1に近い数値を保っています。おそらくこれがホールの現実だと思います。

月ごとの稼働データ

  回転数(日平均) 差枚(日平均) 出玉率
2018年11月 3213G 27枚 100.3%
2018年12月 2758G 133枚 101.6%
2019年1月 3465G 191枚 101.8%

1日あたりの回転数は、この手の機種にしてはかなり高いといえます。このホールの他の機種と比較してみると、ハナビが2500Gがバーサス2000G程度なので、ハナビバーサスよりも高い稼働をキープしている時点でディスクアップの強さがわかりますね。

ついでに他の人気機種を見てみると、バジリスク絆6300G、ジャグラーシリーズ4600Gとなっていました。ディスクアップはかなり打ち手を選ぶ機種であるため、これらの看板機種と肩を並べることはムリなわけですが、それにしてもだいぶ善戦をしている印象ですね。

次に差枚と出玉率ですが、やはりふれこみの通り出玉率は100%を超えています。全てのデータ(205万ゲーム)のトータルでみても出玉率101.5%となっていて、この機種の甘さというものがみてとれます。

実際には、目押しがうまい一部の打ち手が103%に近い出玉率を叩き出し、目押しがあまりできない層が101%弱などの数値を出し、その平均が101.5%なのではないかと思います。

あと11月に関しては数値がかなり悪いですが、これにはいくつか理由が考えられます。

  1. 単純にサンプルが少なすぎる
  2. 増台前はあまり設定が入っていなかった
  3. 増台前は目押しが上手い層があまり来ていなかった

しかしボーナス確率のところでみたように、REG確率に関しては増台前も増台後も設定1の数値に収まっており、増台をしたからといって日常的な設定状況がよくなったようには見えません

やはり利益は取れていない?

またデータには載っていませんが、1月の差枚数は57000枚のプラス(客側の勝ち)でした。

57000枚というと5.3枚交換で約107万円です。ここは非等価ホールで換金ギャップがあるため単純計算はできませんが、107万円近い赤字を換金ギャップで回収するためには、打ち手が1000万円近い現金投資をしないといけません。

月単位で1000万円の現金投資ということは、1日あたり33万円。設置は10台なので1台あたり33000円の現金投資。

投資がそのくらいまで膨れ上がることはあるでしょうが、毎日全ての台で平均33Kの現金投資が発生するとはかなり考えづらいですよね。それに貯メダルや持ちメダルで打たれるとその分利益は上がらないので、店はディスクアップでは利益は取れていないしょうね。

店は高い機械を買って、貴重な店舗スペース(これもお金です)を使って、人件費を払って店舗を営業しているので、単にチャラでは赤字なのです。そう考えるとディスクアップ単体で見れば利益には貢献しないばかりか、足を引っ張ってさえいますね。まあディスクアップをきっかけに違う機種を打ったり、客に稼働を見せることによって他機種の稼働にも相乗効果をもたらすことを期待されているのでしょうけど。

営業別のデータ

  通常日 土日祝 特定日
回転数 2939G 4298G 5201G
BIG確率 1/284 1/284 1/277
REG確率 1/504 1/484 1/472
合成 1/181 1/179 1/174
台あたり差枚 100枚 203枚 565枚
出玉率 101.1% 101.5% 103.6%

最後に紹介するのは、通常日、特定日、休日で分類した営業日別のデータです。特定日だけ数値が頭一つ高めになっています。特定日には設定1以外の設定も使っている証拠となりますね。

また全般的にいえるのですが、導入当初はかなり低かった出玉率が、今では101.6%にまで上がっています。この理由はおそらく、打ち手の技術レベルが導入当初よりも高まったことが考えられます。また、特定日には設定を使っていると感じられるデータなので、それも出玉率を押し上げたと考えられます。

また通常営業日と特定日・休日の稼働の差と、特定日の設定状況の良さというものが浮き彫りになっていますね。

あとこれはスロット全般にいえることですが、設定狙いに関してはマイホを決めて通いつめるよりも、特定日のホールを渡り歩く立ち回りが有効だというのもおわかりいただけるのではないでしょうか。もっともディスクアップに関していえば、特定日でもベタピンのホールは多いと思うので、ホール選びがカギになるのかなと思います。最近増台した、特定日には設定を使ってそうなど、ホールの特徴をつかむ必要もありそうです。まあ最悪設定1でも103%というのが最大の魅力なんですけどね。

ディスクアップの立ち回り考察

以上、最近のディスクアップのデータを見てみましたが、データから言えることは

  • 平均出玉率が101.6%ということは、ビタ押し成功率を上げていけば102%超えは現実的
  • 特定日には設定にも期待できる
  • とはいえ通常営業では非等価でもベタピンがメイン

でしょうか。

これを踏まえてどのような立ち回りが有効なのか、僕なりに考えてみました。

特定日に抽選負け→ディスクアップ

特定日に設定が入るホールならば、ディスクアップから狙うのもありだと思います。

有効なのは、最初はもっと設定が入りやすくて機械割の高い機種、設定を見抜きやすい台から攻めて、そこであぶれた後にディスクアップに来るという方法です。朝は絆や6号機、はたまたサザンアイズなどを攻めて、それがダメだったらディスクアップみたいな。ただ特定日は稼働も高いので、座りたいときにすぐに座れない可能性もありますが。

また抽選負けして他の機種を押さえられない場合なんかもディスクアップにとりあえず座っておくのも手かと思います。その際は「どうせベタピンだから座り心地のいい場所!」ではなく「この中に高設定が入っている可能性が高い。ディスクアップの設定56を打ってみたいなぁ」という考えで、少しでも設定が入りやすい場所を狙うといいでしょう。台の選び方はホールの傾向によって変わってくるので、上げ狙いが有効とか、特定の場所に入りやすい(または入りにくい)などの傾向を自分の中で蓄積すると有利になりそうですね。そして、狙いを外して設定1に座らされたとしても期待値プラスという安心感は絶大ですね。普通は設定1でも甘い機種には設定1しか使われないのですが、特定日には高設定が入る可能性もあるならば、マイナス期待値を打つリスクゼロで高設定狙いできることになりますからね。

通常営業日にディスクアップとハイエナのハイブリッド

通常営業日にディスクアップを打つときはベタピン覚悟で打つべきでしょうが、それでも期待値はプラスなわけです。通常営業日には、ディスクアップをペチペチ打ちつつ、定期的にハイエナチェックなんてウザい動きもすることができそうですね。

ただし掛け持ちはやめておきましょう。ディスクアップを確保したままハイエナして、ハイエナが終わったらまたディスクアップなんてやっていると遅かれ早かれ店や他の客にバレて出入り禁止になりかねませんから。ハイエナ台に移動するときは、一度ディスクアップを片付けてからにしましょう。

上では「ウザい動き」なんて書きましたが、ルールとマナーを守っている以上は全然アリというかむしろ効果的な立ち回りだと思います。勝つためには多少のウザさというか必死さは絶対に必要ですしね。

ただしこれができるのは、等価ホールか、非等価の場合は当日の持ちメダルを無制限に使えるホール限定ですね。会員カードを作って貯メダルしていきましょう。当日流したメダルを再利用できないないホールだと、台移動をするたびに現金投資になってしまい、期待値はかなり下がります。

他に打つ手がなくなったらディスクアップ

設定狙いをしていて他の希望がすべて絶たれてしまった。でもまだ帰りたくない。そんな時はとりあえずディスクアップに座っておけば、少なくとも多少の期待値は稼げます。ディスクアップを打っているうちに別の機種でチャンスが見えてくるかもしれませんしね。

こういう時にムキになって全然回らないパチンコや、とりあえず空いているジャグラーに座ると、マイナス期待値ばかりが積み上がってしまい、勝ちから遠ざかってしまいますからね。ディスクアップやアクロス系に座るのが一番無難といえるでしょう。

持ちメダルがたくさんある日はディスクアップ

ディスクアップの最大の難点は、ボーナス確率が重たいためにハマリをくらいやすい点だと思います。

もちろんこのハマリも全部コミコミで設定1の機械割が103%なのですが、持ちメダルができる前に深いハマリを食らうと少なからず現金投資が発生します。

等価ホールならばいくら現金投資が発生しても気にしなくていいことですが、非等価店においては1000円の現金投資をするたびに期待値が110円近く削れられていくのです。なので個人的には、非等価店で貯メダル(当日持ちメダルを含む)が使えない場合はディスクアップは打たないのがいいと思っています

しかし逆に、もし当日の持ちメダルがたくさんある場合はそれを使ってディスクアップを打つのは大いにアリだと思います。たとえばですが、早めの時間にハイエナで2000枚の当日持ちメダルができたとしましょう。当日であればその2000枚全てが換金ギャップなしで使えるので、そんな日は格好のディスクアップ日和といえそうです。

貯メダルが尽きたらホールをカニ歩き

非等価地域で打つ場合、複数のホールで貯メダルを作り、それらのホールを効果的にカニ歩くことが換金ギャップを回避して勝ちに近づくカギとなります。特にディスクアップのように低い機械割覚悟で打つ場合、少しでも換金ギャップを避けるべきでしょう。

上に書いたようにディスクアップは投資額がかさむことも多いので、当日分の貯メダルを使い切ってしまったなど、現金投資が発生するタイミングになったら潔くヤメて、次の貯メダルがあるホールへとカニ歩きを繰り返せば、たとえ再プレー上限が500枚でも、実質的に何倍にも増やすことができます。

これに関してはお住いの地域にもよると思いますが、近い距離に複数のホールがあるエリアの場合、すべてのホールで会員カードを作ってそこに貯メダルを作ると、実質非等価地域でも等価地域みたいに打てるようになります。ましてやどうせ低設定覚悟で打つディスクアップならホール選びも必要ありませんしね。

等価地域に移動

すぐ近くに等価地域がある人の場合、そちらへ移動して心置きなくディスクアップを打つなんて荒業もあります。しかしこれができる地域はかなり限られていますが。

現金投資なら打たない割り切りも

これは、(ディスクアップを愛しているわけでもない)僕の個人的な意見ですが、貯メダルや持ちメダルが全く使えず現金投資をしないといけない状況になったら僕はディスクアップを打たないと思います。

上にも書いたように現金投資をするたびに110円近い期待値が飛んでしまいます。1万円の投資で1100円。103%の機械割の時給はこれで消し飛びます。もっとも高設定濃厚な状況ならガンガン突っ込めますが、「どうせ設定1」と思って打っていたのなら、僕は換金ギャップを背負ってまで打たないかなと思います。

とはいえ楽しめる機種

以上、もし僕がディスクアップを打つならという視点で立ち回りを考えてみました。基本的には特定日だけ設定に少し期待して、あとはベタピン覚悟で換金ギャップを回避することに命をかけて打つ。これかなと思います。

勝つことはもちろん嬉しいですが、こういう機種はリーチ目とか、ひたすら同じ作業を繰り返すとか、そういうところに楽しさがありますよね。僕も学生時代は4号機バーサスで同じような日々を送ったことがあるのでこの気持ちはよくわかります。

もっとも当時は、ジャグラーを打つ感覚でバーサスを打つ年配客が後を絶たず、店も平均設定をかなり上げて客から絞らないように調整していました。今はもはやそういう時代ではありませんが、往年の名機がこういう形で復活したのは実に嬉しいことですよね。次はアクロスからここまで攻めたスペックでなにかやってもらいたいものですが、6号機ノーマルタイプはどうなるのか不安もあります。

やはりスロットは「適度に楽しむ遊びです」ね。楽しみながらお小遣いくらい勝てたらこれに勝る幸せはありません。

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