データ分析・攻略

閉店を決めたパチンコ店は出る?出ない?データを検証してみた

投稿日:2018年2月18日 更新日:

今回はちょっと趣向を変えて、すでに閉店(撤退)してしまったホールのデータを見てみようと思います。

  • 閉店しそうなお店とはどんな状況なのか?
  • 閉店を察知することはできるのか?
  • 閉店を決めたホールでは打たないほうがいいのか?

このあたりを探っていきたいと思います。

舞台となるホール

今回取り上げるのは、地方部でホールを展開する企業が全国展開の足がかりとして都心部に開店した店舗です。

この法人は規模的には中小規模ということになりますが、本拠地のエリアではかなり強いみたいです。

グランドオープン直後

今回の舞台となるこのホールは、都心のパチンコ激戦区に鳴り物入りでグランドオープンします。

地方発のホールということで、あまりなじみのない名前ですが、新規開店となればパチンコスロットファンなら心躍るものです。たちまち話題になりました。

しかしそこは都会の激戦区。

オープン直後からパチプロ軍団に食われまくります。

グランドオープン期間に用意した甘い台は、イナゴの大群のように現れた軍団に食われます。

地方部で営業を続けていたからか、このような軍団に対する対応が甘かったのかもしれません。

結局軍団対策ができないまま、軍団に抜かれ続けます。

 

特にパチンコは打ち子軍団に占拠され、その光景は想像を絶するものでした。

 

軍団員といえば、ほぼ20代から30代の男性がメイン

最後にいつ散髪したのかわからないような状態で髪はボサボサ

ほぼ全員がフードのついたスウェットやパーカー、マスク、サンダルという出で立ちで

スマホの充電ケーブルとコンビニの袋を持ち込み・・・

 

常時充電されている状態のスマホでゲームを遊んだりアニメを見たり、時折リーダーと連絡したり・・・

そしてコンビニの袋からは弁当、パン、お茶、コーヒー、お菓子、雑誌と、ドラえもんのポケットのようになんでも出てきます。

 

普通のパチンコファン的な人間は皆無でした。

もしかしたらいたのかもしれませんが、その異様な光景に恐れをなし去ってしまったのでしょう。

閑古鳥がなくホール

そしてグランドオープン後の還元期間が過ぎると、ホールに訪れたのは閑古鳥・・・

ホールも5スロを入れたり2スロを入れたりやっぱり2スロはやめたり、度々レイアウトを変えたりと右往左往・・・

このお店は、この時点で終わってしまっていたのかもしれません。

 

閉店を決める前の数ヶ月間のデータを見ると、20スロの平均稼働はかなり低い水準です。

1台あたり1500G弱しか回されていない計算です。

これは終日空き台で放置される台とかぶん回された台とかの平均です。

繁盛店は5000Gとかになるので、1500Gはかなり少ない水準です。3000Gを下回ると危険水位だとか。

そればかりか、この店は見た目上の稼働をよくするためか、4パチ20スロの割合を削って低貸しの比率を上げていったのです。

 

20スロの月間の粗利は450万円前後です。

4パチもありますが、見るたびにフロアに人が数人しかいない状態です。

多少賑わっているのは低貸しくらいです。

 

贔屓目にみて、4パチ、低貸しの粗利と合わせて月1000万円の粗利があったとしましょう。

それでも、そこから家賃・人件費・機械代・光熱費・その他諸々の運転資金を捻出するのは難しかったと思います。

 

この状態では本社に利益をもたらすどころか、本社からの資金注入に頼っていたとすら思われます。

本社としても、全国進出のモデルケースとなるべく赤字覚悟でテコ入れをしていたのだと思います。

最後の賭け

そんなホールですが、とある連休時期を控えて賭けに出ます。

この時はこれでもかというほどの露骨な煽りを行い、そして煽りに負けないくらいの出玉を出しました。

その日は20スロで200万円の赤字を出し、月単位でもマイナス110万円の赤字です。

メイン機種が全台6ではないかというくらいの気合の入った出し方でした。

 

番長3・・・平均差枚6300枚

バジリスク絆・・・平均差枚2900枚

マイジャグ3・・・平均差枚2700枚

ゴージャグ・・・平均差枚2500枚

 

他にも香ばしいバラエティ機種から3000枚4000枚オーバーが多数飛び出します。

この日は、グランドオープン以来の「座れば勝てる」日でした。

 

そんな勢いをつけたまま連休期間に突入しますが、その後が全くダメでした。

なんとか連休前に吐き出した200万円は回収するものの、それでは単にチャラに戻しただけです。

企業として運転資金と利益を確保するなら、チャラでは足りません。

 

おそらくですが、経営陣は連休前の最後の賭けに負けたところで撤退を決意したと思います。

あの店はテナント契約を更新せずに退去するらしい、そんな噂が不動産関係者の中で知られていたそうです。

閉店を告知したあと

ホールとしての最後の賭けに出た後、3ヶ月ほど後のことでした。

1ヶ月後にホールを閉店する旨の告知が店内に掲示され、会員向けのダイレクトメール、その後p-worldなどのサイトにも掲示されました。

 

そして閉店を告知した後は、前にもまして閑古鳥モードです。

1台あたり平均1000Gくらいしか打たれないような状態です。

わずかな常連客が負けてもいいと思って打ちに来たのでしょうか。

最終営業日

そして興味深いのは、最後の営業日です。

この日も稼働量は圧倒的に少ないのですが、この日は50万円の赤字を叩いています。

ホール経営において縁起をかつぐようなことをするのかどうかは知りませんが、もしかすると、感謝の気持ちだとか将来の再チャレンジも見据えて最終日だけは甘めに営業したのかもしれません。

とはいえ、設定が入っていたと言い切ることはできません。

データを見ると、沖ドキとかの設定がわかにくい台が出ているからです。

もしかすると、

「最終日くらい打ちに行ってやるか!」

と負け覚悟で打ちに来た常連客がたまたま事故らせてしまったのかもしれません。

だから、最終営業日だからと言って設定に期待してうちに行くのは危険とも言えます。

そういう日に設定が入るのかどうかは、閉店するまでの事情によってケースバイケースですし、サンプルが取れませんから。

閉店前の20スロデータ

このホールの閉店数ヶ月前のデータをお見せしましょう。

  平均稼働(1日あたり) 推定出玉率 粗利
8ヶ月前 1500G 98.3% 490万円
7ヶ月前 1500G 97.8% 710万円
6ヶ月前 1400G 98.2% 450万円
5ヶ月前 1400G 98.1% 510万円
4ヶ月前 1900G 100.3 ▲110万円
3ヶ月前 2000G 99.5% 190万円 
2ヶ月前 1400G  98.6% 390万円 
1ヶ月前  1400G  97.5% 700万円 
最終月 800G  96.4% 600万円 

最後のテコ入れをしたのが閉店4ヶ月前で、3ヶ月前には多少稼働が戻っています。

しかしすぐに前と同じ水準に戻ってしまいます。経営者の視点からすると、この時点で断念したのではないでしょうか。

そして、1ヶ月前は、稼働量が変わらないのにも関わらず利益が倍近くになっています。

これは閉店を決意してから設定を一切使わなくなったからだと考えられます。

閉店の告知を行った最終月は、稼働がさらに半分に落ちます。にも関わらず利益は前の月と同程度に取れています。

出玉率を見るとわかりますが、最終月は過去最低水準でした。おそらく徹底したベタピンだったと思われます。

閉店を予測できるか?

他の店舗のデータと比べると一目瞭然なのですが、このホールは稼働量が圧倒的に低いのです。

普通にお店に入っても、ガラガラすぎてやばい雰囲気を出しているので、いつ閉店するかはわからなくとも、経営が危ないホールだということはわかると思います。

 

データの中で興味深かったのは、稼働が伸びていないのに利益が上がっていく期間です。

これは、ホールが閉店を決意して平均設定をかなり下げてきたことと関係あると思います。

 

また、このようなデータがなくても、ホールの危機を察知することは十分に可能だと思います。

 

このホールの場合、

  • この店舗が入るビルのオーナーが次のテナントを探しているという情報を、5ちゃんねるで不動産関係者を名乗る人物が上げていた
  • 空調やトイレの不具合などを長期間放置していた

というものがありました。

匿名掲示板の噂話なんか信じるのかよ?という意見も聞こえてきそうですが、結果的には正しかったといえます。全てを信じるわけではありませんが、書き方などからしてある程度根拠があるように感じたので、頭の隅っこに残っていました。

また、設備の手入れが行き届かないというのは、意外と重要なポイントかなと思います。

これは会社も人も同じだと思います。どうせすぐに退去するとわかっている家だったら細かいところを手入れする気にもならないと思います。修繕に大金がかかるとなればなおさらです。

逆に、これからも長く住む愛着のある家なら、改善しようとか大事に使おうという気になるのかなと。

自分の行くホールが閉店を告知したら?

もし自分が会員カードや貯玉を持っているホールが閉店を告知したら、即会員カードの清算ですね。

ホールはたいてい、貯玉を保護する保険みたいなのに入っています。

そのため万が一の場合は、その機構みたいなところが補償してくれるそうです。

しかしその場合、特殊景品(いわゆる換金可能なアレ)ではなく、カタログギフトとかになってしまうそうです。

端数くらいならいいですが、大量の貯玉をしている場合、カタログギフトを大量に受け取るなんて笑えません。

自分と家族に分けても余ってしまう場合、転売とかもできると思いますが、かなり足元を見られるでしょう。

ある日突然夜逃げとかいう格好で閉店されたらそうするしかありませんが、事前に告知してくれたなら、即座に清算すれば大事は免れるでしょう。

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