データ分析・攻略

データからホールの還元日(開放日)と回収期を見抜く

こんにちは、サイッチーです!

今回は、超マクロな視点から、ホールの還元と回収を察知できないか考えてみました。

結構な量のデータをあれこれ見ていたら、ホール側はどんなことを考えて営業しているのかなんとなく見えてきた気がしました。

とはいえこれは、ある程度のデータを取っていないとできませんし、正直、ここまでやるメリットはないと思います。

ただ「データがあるとこんなこともわかるんだ」とか、ホール営業の雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

舞台となるホール

今回のホールは、某等価交換店の中規模ホールです。

客付きはお世辞にもよくありません。出玉状況はいい時と悪い時のメリハリがありますが、悪いときはもう過疎ボッタ状態です。

状況の悪い時に行ってしまうときっちり負けてしまうホールです。

基本的に普段はガラガラで、年配の常連客や会社帰りのサラリーマンが打ちに来るようなホールです。

たまに還元しているときがあり、その時はライバルも少なくチャンスなのですが、最近では「毎日朝から晩までパチスロ打ってます」的な人たちも来るようになり、僕にとってはもうメリットが少ないホールとなりました・・・

あいつらどこから来たんだ・・・こんなホールまで狙われるとは、周辺の状況はあまりよくないんでしょうね。

1ヶ月の利益の推移グラフ

では早速いきましょう。こちらが、そのホールの先月の利益の推移を示したグラフです。

グラフは店の立場で描いているので、上に向かうにつれて、店の「勝ち」が積もっている状態です。

綺麗な右肩上がりですね。これは全て、客側のマイナスの裏返しですからねw

青い線が実際の利益の推移で、オレンジの線が、僕が推測した目標利益額を積み上げたものです。

目標利益額の推定は、過去の実績を、平日、週末、祝日の3つのグループに分け、平均しただけのものです。

恐ろしいことに、月の終わりには全ての帳尻を合わせて、推定目標額とほぼ同じ利益額になりました。

ちなみに、この月の利益は2,300万円弱でした。この規模の店舗にしては少ないなと感じましたが、正直、どのくらいの利益があって営業が成り立つのか、外からではなかなかわからないものです。テンポだって自社ビルだったりすれば、色々とありますしね。

グラフから読めること

上のグラフから何が見えるでしょうか?

僕なりに考えてみました。

月の上旬は還元

月始めは、利益を少なめで営業していたようです。

最初の数日は、推定目標額よりも実利益の方が少なくなっています。

ちなみに、前の月の月末にかなりの回収営業をしていました。おそらく月のノルマを達成するためにかなり強めの回収を行い、月が変わってから少し還元したのだと思います。

っていうか、このホールはいつもこんな感じなんです。

月の終わりに回収に走り、月が変わると、途端に還元をする。

それの繰り返しです。ある意味わかりやすいですよね。考えてみれば、こういうホールは特定日の月の上旬だけ行く価値があるといえますね。

中旬に向けて回収

月初の還元が終わると、今度は月の中旬に向けて回収に走ります。

ここでは、実利益が目標額を上回る状況が続きます。

グラフでいうと、青い線がオレンジの線よりも上にある時期ですね。

中旬過ぎで還元

中旬過ぎは途端に還元に走ります。

これまで多めに確保した利益で、月中旬の5のつく日を相当強い配分で臨んだ可能性があります。

下旬はまた回収

中旬過ぎに派手に還元したせいか、今度は再び回収に走ります。

圧巻なのは、最後の3日間です。ここで一気にノルマ達成に持ち込んだようです。

こんな時期には特定日もガセッたりしそうですし、何もない通常営業の日などは近づかない方が良さげなレベルです。

立ち回りに活かせる?

このようにデータで見ると、かなりはっきりと傾向が見えてくるのではないでしょうか?

ここからわかることは、このホールは:

  • 月初めはチャンス!?
  • 前月の月末の回収が厳しければ厳しいほどチャンスが増す!?
  • 月中旬は15日くらいまでは行く価値なし?
  • 中旬に派手に還元していたので、月末にしわ寄せが行った
  • 月末はハイリスク?

こんな感じでしょうか?

この程度のことなら、普段からこのホールに通っている打ち手なら経験的に感じていることだと思います。

しかし、こうやって見て行くことで、「そろそろ還元しそうな気配」とか「今月はノルマ足りないからもう出せない」とかを視覚的に捉え予測できるのは大きなメリッットです。

こうやって「やる気のある日」を見極めた上で、そんな時期だけこのホールに足を運べば、チャンスとなります。

そろそろ還元と思ったら、いく日にちを決め、その上で狙う機種を選定していけばいいのかと思います。

こうするだけでも、回収期に負ける勝負をしなくても済みます。

低設定を打って苦痛を味わいながら負けるくらいなら、最初から行かない、というのも、マイナス期待値を回避する立派な立ち回りです。

 

高設定を打つ機会がある程度でてくれば、スロットで負けることはなくなってきます。

しかし、勝ったり負けたりでなかなか最低賃金(時給900円くらい?)を超えることはありません。

そこからさらに収支を伸ばすには、もっと高設定を打つのは一番ですが、同じくらい大事なのは、無駄な稼働を極力省いて行くことです。

たまに打つ時間があるときに打てないのはもったい気もしますが、回収期のホールで打ってもどうせ楽しくないと思えばホール開拓とかそういうこともがんばれそうですね。

できれば、こんな感じのデータをさらに蓄積して、危険な時期を回避して、還元しそうなホールを選んでいけるようになりいいなと思います。

「ホールというのはこういう感じでやっているんだ」という雰囲気がわかったのも大きな収穫でした。

本当、安定の高設定みたいなグラフで、台が稼働すればするほど、お店が安定的に勝つゲームだとわかりますね。

勝つという行為は、この綺麗な右肩上がりのグラフからおこぼれを搾り取る行為なのですから、それほど簡単ではないことがわかりますね。

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