データ分析・攻略

データから検証するハナビの機械割

技術介入ができれば、設定1でも機械割が100%オーバー!

そんなふれこみで約2年ほど前にホールに登場したアクロスのハナビ。

今でも大人気で、設定状況がいいホールもありますね。

今回は、ハナビは本当に設定1でも勝てるのかを検証したいと思います。

あえて設定1にこだわるため、厳選したボッタ店のデータをご紹介します。

ボッタ店A

まずは、中規模ボッタ店のホールのデータから行きましょう。

総ゲーム数 6,343,780
BIG 19,833回 (1/319.86)
REG 14,614回 (1/434.09)
差枚数 -357,274枚(7,145,480円)
出玉率 98.23%

ゲーム数が600万ゲームオーバーです。

我ながらなかなかのデータ量です。

まずは、一番気になる機械割ですが、98.23%となっています。

あれ?設定1でも100%じゃないの?このホールの打ち手はみんなヘタクソだから?

気になりますね・・・

次に、ボーナス確率を見ましょう。こちらは・・・・やばいことになっています。

先に、メーカー発表のボーナス確率をおさらいしておきまくと、ハナビの設定1は、BIGが1/312.1、REGが1/385.5です。

実際のボーナス確率は、それを下回っています。

それを考えると、このホールはほぼ確実にペタピンですね。

おそらく、イベントがあろうが、特定日だろうが、とにかくベタピンで放置していたのでしょう。

さすがボッタ店です。

しかしこのホール、世間の評価は「結構イケてるホール」なんです。

ハナビが強いホールとは思われていないのは事実ですが、2年以上稼働している機種に対してこんな扱いだと、他の機種だって期待できないですよね。

そして気になるのは、REG確率です。1/434って、メーカー発表の設定1をはるかに下回っています。

10万ゲームくらいの「少ないサンプル」でブレるのはまだわかりますが、600万ゲームの膨大なデータですよ。

確率分母の15,000倍以上のデータで、10%以上の幅でブレることってあるんでしょうか・・・

打ち手がヘタだから、REG成立に気づかず数十ゲーム回した??

信じがたいです。

こういう場合、考えられる可能性は二つですね:

  1. データ機器の異常でREG回数が正しく送信されていない
  2. 正規ではない何か

もし、データ機器の異常であれば、そんなものを放置しておくホールはあまりいいホールとは言えませんね。

「どうせウチのハナビは、ベタピンなんだから、ボーナス回数とか気にせずに黙って打て(そして負けろ)」

というホールからのメッセージのようなものです。

お皿が欠けているレストラン、細かい毛髪が清掃されていない美容院、バストイレが汚いホテル、冷蔵庫が冷えてないスーパー。

これらは本質ではないかもしれませんが、こういうことを放置して気にならないお店はあまり利用したくないですよね。

パチンコ店だって同じです。

「データ機器のボーナス回数くらいどうでもいい」

と店側が思っているのなら、お客としては、本気でこういうホールを避けるべきです。

 

データ機器の故障ならまだ納得いきますが、少し気になるのは、このホールのハナビ、機械割も低めなんですね。

もしかすると、REGがちょっとだけ当たりづらい「仕様」だったりするんじゃないかとか、不安にもなります。

これについては、今後、調査をしてみたいと思います。

ボッタ店B

次も、先ほどのホールと同じレベルのボッタ店のデータを紹介します。

総ゲーム数 4,370,831
BIG 13,695回 (1/312.98)
REG 11,215回 (1/389.73)
差枚数 -123,835枚(2,476,700円)
出玉率 99.11%

ゲーム数が437万ゲームなので、これも十分なデータでしょう。

気になるボーナス確率は、REG確率は設定1よりも少し悪い値です。BIGに関してはほぼ設定1と同じくらいになっていますね。

こちらも限りなくベタピンだったと思われます。

しかし、REG確率はほぼ設定1の数値です。

機械割も、100%は切っていますが、99.11%あります。

おそらく純正のハナビをベタピン放置した結果なのでしょうか。

となると、ますます最初のボッタ店Aのハナビは怪しい・・・

ハナビの設定1ではやっぱり勝てない!

とりあえず、厳選したボッタ店のデータを、2店舗分お見せしました。

2つ目のデータを見る限り、設定1どおりの確率でボーナスを引けた場合でも機械割は100%を切っています。

打ち手のレベルにもよるでしょうが、ハナビくらいの技術介入ならば、ある程度目押しができる人ならば、極端に差はつかないでしょう。

これだと、「勝てる!」とは言えません。

なので、ハナビの設定1を打っていればリスクゼロという考えは正しくなさそうです。

まあ、勝てないまでも、ローリスクというか、かなり甘いことは事実ですね。ジャグラーやハナハナなどの設定1と比べれば、はるかに甘いと言えます。

でも、確率分母が低いから、Aタイプのくせに荒いんですよね〜

「目押しができるから、アクロスさえ打っておけば勝てる」と考えている人は、実際にはちょい負けの期待値だと考えたほうが良さそうです。

設定に期待できる状況で、低リスクで高設定狙いをする、という考え方なら十分アリですね。

あと、換金率にも注意が必要ですね。

等価交換ならまだいいですが、非等価の地域ではやはり設定を意識して立ち回らないときついと思います。

機械割を下げる原因

なぜメーカー発表の機械割よりも低いのでしょうか。

それは、メーカー発表値は「フル攻略」した場合の機械割だからです。

フル攻略とは、

  • 小役の取りこぼしゼロ
  • ボーナスは成立ゲームで揃える
  • BIG獲得枚数は最大の311枚
  • RT中のハズシはナビに従い、目押しミスはなし

を全部できた仮定の話です。

これが全部できて、はじめて機械割100.15%です。

現実には、最初の2つは不可能です。

小役の取りこぼしに関しては、メイン小役(チェリー・風鈴・氷)は気を抜かなければ全部取れますが、1枚役は取りこぼすでしょうね。

とはいえ、1枚役は当選頻度もそれほど多くないし、取りこぼすか枚数もたかが知れているので、無視して問題ないでしょう。

しかし次の、ボーナスを成立後即揃えるというのは曲者です。これは不可能です。

「じゃあ成立ゲームで確実に気づけるか?」と言われたら、これも100%可能ではありません。

ハナビは、そこそこの頻度で、ボーナス成立ゲームに、リーチ目ではない出目が止まり、フラッシュも伴わないことがあると思っています。

ボーナス否定目ではないけど、リーチ目でもない。

そんな中途半端な出目で、フラッシュもしなければ、普通はボーナス成立とは思いません。

チェリー重複の場合、3連花火とかなら、入っているという期待感を持って1枚がけすることもありますが、それ以外だと、期待しつつも、3枚がけで次のゲームもスタートしますよね。

それで次のゲームで、1消灯からのフラッシュ(打ち上げやしだれ柳)とか、3消灯からの風鈴とかリプレイとかの、すでにボーナス成立していることが確定する演出が出れば、それは前のゲームですでに入っていた証拠となります。

あと、フラッシュなしリプレイとかが出た場合も、まあ重複はありますが、すでに前のゲームで入っていた可能性だってあります。

そんな感じで見ていくと、結構「あ、多分前のゲームで入っていた」

みたいなケースが意外とあります。

こういう場合、ボーナスがすでに成立しているのに無駄な3枚がけをしているわけなので、機械割を下げる原因になります。

もっとも、毎ゲーム丁寧に狙っていけば、確実にリーチ目が出るようにできるかもしれません。しかし、それだと時間効率が著しく下がります。

 

僕は、4号機時代にハナビ・バーサスを頭が溶けるくらい打っていたので、リーチ目とか、フラグ期待度(BIG確定とかREGっぽいとか)に関してはかなり熟知しているつもりですが、それでも2−3ゲームフラグ成立に気づいていなかったんじゃないかと思うことがあります。

ジャグラーとかだと見落とすことはありえないんですけどね。

 

あと、ボーナスに察知してから、ボーナスフラグの判別もあるので1枚だけでは揃えられないこともあります。

また、一日打っていれば、ぼけっとしていて氷を取りこぼすこともあるでしょう。

気が抜けてくると、バーを押すタイミングが早くなったりして、枠上バーから揃う氷を取りこぼしたりします。

取りこぼした分はもう返ってこないので、意外とロスが出るものです。

 

フル攻略をやってギリギリ100%の場合、それで勝つのは幻想に過ぎないと思うべきでしょう。

 

もし、「私は目押しが完璧だから大丈夫」「おいら、リーチ目全部知ってる」と思っていても0.5%から1%は削られる可能性があります。

ハナビで勝つには?

ハナビは、導入当初こそ少数台設置のバラエティみたいなやる気のない扱いでしたが、今となっては立派なメイン機種の一翼を担っています。

 

懐古厨のオッサン向け復刻機種だと思っていたら、若い世代にも受けて、増台を繰り返し、気づけば1つのジャンルを確立している・・・

そして、ハナビの復刻をきっかけに10年以上ぶりにホールに戻ったオッサン(僕のことですw)は今、ジャグラーとかバジリスク絆を打っているんだから、ユニバーサルおそるべしですね・・・

 

それはそうと、僕が見るホールには、ハナビに加え、バーサスなど、アクロスの設定状況が良さそうなホールもあります。

ハナビはボーナス回数だけではなんとも言えない機種ですが、旧特定日などのデータを見ていると、BIG中ハズレが出ていると思しき台を複数見かけることもあります。

なので、うまく立ち回れば、高設定に座るチャンスだってあります。

勝ちにこだわる人は、「設定1でも勝てる」という考えではなく、設定2以上が打てるホールを探すことに注力した方がいい結果になりそうです。

そういうアプローチをした場合、設定1でも99%近い機械割があるというのはありがたいものです。

ジャグラーやハナハナと違い、設定1をしばらく回しても期待値的なロスは限りなく少ないからです。

 

4号機の頃もそうでした。

設定1でも勝てるけど、探せば、設定3くらいはいつでも打てるホールがあったのです。

4号機の技術介入機種は、今の台よりも目押しがシビア(5号機のハナビとB-MAXの間くらい)でした。

当時は技術介入機種はベタピンみたいなイメージがありますが、それはホールによって違いました。

郊外のホールとかだと、目押しができない年配客が打つことも多かったので、そういうお客さんが多いホールだと設定1ばかりだとお客さんが全然勝てず、設定を使わざるを得なかったようです。

同じような要領で、設定を使ってくれるホールを探した方が、ボーナスも多く当たるから楽しいのかなと思います。

 

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