来月、2019年5月に導入が予定されている新台に「ハナビ通」という機種がありますが、この機種には単なるパネル違いというだけでなく、スペック面での若干の違いがあるのに加え、設定Hという特殊設定を搭載しているのをご存知ですか?
サザンアイズには設定Cという特殊な設定が搭載されていて、設定CだけBIGが重たく、その分REGが異様なまでに軽くなっています。これでもかというほど押し寄せる技術介入度の高いREGをしっかりとこなせれば、機械割的には設定6と同じくらいのパワーがあります。また設定Cだけスペックが別物なので、データを見ればすぐに気づくことができます。
また聖闘士星矢SPも、設定6だけATの初当たり確率が異様に軽い分、一回あたりの期待枚数が低いというスペックとなっており、これもグラフを見たら「設定6を使っていたんだな」と気づくことができるでしょう。
ハナビ通に搭載している設定Hは、サザンアイズや聖闘士星矢SPよりもさらにエグいスペックで、おそらく設定Hの勝率は限りなく100%に近いと思います。
勝率100%のエクストラ設定とは、いったいどんなスペックなのか、見ていきましょう。
ハナビ通のスペック
ボーナス確率
設定 | BIG | REG | 合成 |
1 | 1/312.1 | 1/385.5 | 1/172.5 |
2 | 1/303.4 | 1/364.1 | 1/165.5 |
5 | 1/287.4 | 1/312.1 | 1/155.3 |
6 | 1/268.6 | 1/312.1 | 1/144.4 |
H | 1/1260.3 | 1/1260.3 | 1/630.2 |
これをみると、設定Hだけボーナスが異様に重たいのがわかりますね。ではその分はどこで調整しているのか?それは「コイン持ち」です。
50枚あたりのゲーム数
設定 | ゲーム数 |
1 | 34.2G |
2 | 34.7G |
5 | 35.4G |
6 | 35.7G |
H | 7728.3G |
設定Hだけ7728.3Gとなっています!これ、誤植ではないようです!つまり1000円札を一枚入れたら、それだけで設定Hかどうかの判別が完了するということです。
機械割
設定 | 機械割 |
1 | 97.8% 〜 100.5% |
2 | 100% 〜 102.7% |
5 | 103.5% 〜 106.2% |
6 | 107.3% 〜 110.0% |
H | 108.9% 〜 110.9% |
となっています。低設定は前作と変わらずで、設定6のスペックは前作よりも高め。設定Hも設定6と遜色のない出玉率となっています。
いったいどんなゲーム性なんでしょうね。
差をつけてあるのはリプレイ確率なのか小役確率なのかは知りませんが、おそらくは通常時は何もしなくてもコインがジワジワ増えたりするのでしょうか。
そして、他の設定は、技術介入によって2.7%機械割が変わるとありますが、設定Hだけは2.0%の差となっています。おそらくこれは、BIG確率が重いのと、通常時のコイン持ちが良すぎるため、BIG後のRTハズシをするメリットがほとんどないという意味なのかと思います。
ボーナス合算は1/630なので、引ける時はそれなりに引けるでしょうが、2000G、3000Gとハマることも現実的な確率です。
もし設定Hをツモれたならば、パチンコ店にて

http://sangou35.hatenablog.com/entry/2018/01/21/115131より引用
を実現することができます。
内訳としては、
1000円・・・メダル
500円・・・飲み物と間食のパン
以上です。
タバコを吸う方、豪華なランチを食べたい場合は、途中で一部メダルを交換してください。
ハナビ通の設定Hを狙う方法
永久にコインが減らない設定Hですが、皆さんは打ってみたいですか?
かなり退屈で作業感がプンプンする気もしますが、僕は一度は打ってみたいですね!
勝率100%、設定看破の自信100%で、機械割110%の台に座って終日、ゆる〜り、まったりと「作業」に明け暮れたいです、一度くらいは!
では設定Hを狙うにはどうすればいいのか、僕なりに考えてみました。
とにかく朝イチが勝負
ハナビ通の設定Hは間違いなくモロバレ設定で、最初の1000円を投入してしばらく回していれば確実に気づくはずです。
なぜなら、コインが全く減らないから。
となると、朝一で設定Hを看破されたらもうおしまいです。なので、設定Hに期待できる日は朝一はハナビ通から攻めるのも手かもしれません。
サザンのC、タロットエンペラーの5を使うホール
特殊設定が見えやすいノーマルタイプといえば、サザンアイズの設定Cとタロットエンペラーの設定56がありますが、これらの設定を使うことがあるホールならば、たまにハナビ通の設定Hを使ってくると思います。
特定日などに「あそこは設定を使っていた」というアピールにもなりますし、設定Hを求めて朝一から並ぶ客も出るでしょう。
新台に設定を使うホール
新台導入日に高設定を投入するというホールがある場合、そこを狙えば、設定Hに出会えるかもしれません。
全台系
全台系を実施するホールであれば、その中に設定Hを混ぜるかもしれません。一台だけフェイクで混ぜるかもしれませんし、56に混ざってHが入るかもしれません。
Hを一台だけ使ったらそこだけ稼働して終わりとなり、それは店側からすればもったいないことなので、どうせなら全台設定Hにしてバレバレのアピールに使うか、もしくは他の台にも期待を持たせるやり方を選ぶと思います。
新台導入後の特定日に設定を使うホール
ホールの中には、新台導入日には何もせず、新台導入後の最初の特定日に、最新の新台に設定を入れてくるホールもあります。
こういうホールで朝一だけハナビ通を狙うのはいいかもしれません。
人が少なめのホールでカニ歩き
特定日に人がたくさん集まるホールだと、朝イチは一台しか打てないことが多いですが、人が少なめのホールであれば、みんなが人気機種に走っている間にそそくさと何台かカニ歩けるかもしれません。
いずれにしても、リスクは非常に小さいので、設定Hに期待できるときはとりあえずチェックだけしてみる価値はあると思います。
できれば複数台導入したホール
ハナビ通の問題は、導入台数がかなり少ないということです。
ホールによっては一台も入らないホールもあるでしょうし、入ったとしてもかなり少数台となります。
できれば、複数台導入したホールで、設定アピールとか面白いことが好きそうなホールを選んで狙ってみると設定H奪取率は少しアップするかもしれません。
リッチそうな人の後ヅモ狙い
勝率100%の設定Hですが、ひたすら通常時を回してクソ重たいボーナスをひたすら待つというゲーム性のため、人によっては設定Hの退屈さに我慢がならず、途中でやめてしまう可能性もゼロではありません。
スロットの醍醐味であるスベリとかリーチ目をみに来たのに、なんじゃこの永久RTみたいな台は!
と腹を立てて帰ってしまう方もゼロではないと思います。特にリッチな方は。
そんな気配を察知したなら、後ヅモを狙ってみるのもいいでしょう。
ただ多くの打ち手は退屈と思いつつも打ち切ってしまうと思うので、かなり可能性としては低そうですが。
閉店間際
理想は110%の機械割を終日ぶん回すことですが、それも叶わないとなれば、閉店間際にやめられた設定Hを後ヅモし、短い時間であってもありがたく期待値を稼ぐという作戦も考えられます。
打ち手によっては午後10時くらいにやめてしまう可能性もあるので、設定Hを使っている日は、打ち手の風貌などをみて最後まで打ち切りそうなタイプかどうか見ておくといいでしょう。
エクストラ設定のメリット、デメリット
以上、ハナビ通の設定Hを狙う方法を考えてみましたが、これからはこういう特殊な設定を搭載した機種が出てくるかもしれませんね。
設定を使っていることがこれほどわかりやすくアピールできるので、ホールにとっては便利な部分もあるかもしれません。しかし、エクストラ設定があるというために、それ以外の設定だと稼働しないという弊害もあるのではないでしょうか。
サザンアイズの場合、普段は全然稼働しないのに、設定Cを使った時だけ食われていたらお店も商売になりません。
またこれは6号機全般にも言えるのですが、あまり設定がバレバレなのも、朝イチから打ちにいけないことの方が多い身にとっては困り者です。なぜなら、設定がわかりやすくて勝率も高いとなれば、まずヤメてくれないからです。
ジャグラーが秀逸なのは、最後の最後まで設定を断定することができず、遅くから打ちに来てもチャンスがあることにあります。
それにこんなバレバレ設定を軍団とかに食われるのは、みていていたたまれないですしね。
個人的には、最初から最後まで特殊な挙動をするのではなくて、特殊設定だけに用意された薄いフラグを引いたときにゲーム性が一変する(今回のハナビ通みたいに)、みたいなパターンだとかなり面白いかなと思います。
それも確定演出みたいなものですが、途中でゲーム性がガラリと変わるので、確定演出を目撃しなくてもデータからバレバレみたいな感じになります。
リノタイプ、 ATタイプ、どうやって実現できるのかもわかりませんが、そういう手の込んだ機種ならモロバレのエクストラ設定があっても面白そうですよね、と機械の制約を何も知らない素人が思いつきを書いてみます(^_^)