データ分析・攻略

非等価での期待値をカンタンに計算する方法

どうも!

今回は、等価の期待値を非等価の期待値に一瞬で換算する方法を紹介したいと思います。

非等価期待値の実用性

ハイエナとかでお世話になる期待値サイトや攻略サイトの期待値って5枚交換(等価)を前提に計算されているものがほとんどです。

サイトによっては「5.6枚交換」の期待値も算出してくれているサイトもあるのですが、「最初から現金投資」という前提なんですよね。でも実際には非等価店では貯メダルを交えてハイエナをすることが多いと思います。

加えて「5.6枚」というレートもあまりメジャーではない気がします。これは地域によるとは思うんですが、僕がメインで打つ東京都は5.6枚と同じ「11.2割」ではありますが、消費税増税で貸出レートが1000円で46枚貸になっているので、

4.6 (貸出レート) x 11.2割 = 5.152

つまり5.152枚交換となるんですね。

以上のことから「5.6枚現金スタート」というのはあまり実用的ではない数字だと思っています。

そのため僕自身は、非等価地域で打っているにも関わら5.6枚交換の期待値を一切見ていません。ではどうしているかというと、等価の期待値にちょっと手を加えて非等価の期待値に換算しています。

計算といっても頭の中で簡単な暗算できるものなので、ホールで期待値が微妙な台を見つけた瞬間にすぐにできます。

カンタン期待値換算法

さっそく実際の計算方法ですが、

  1. 等価期待値を確認する
  2. 現金投資はいくら発生するか計算
  3. 現金投資1000円ごとに100円を差し引く(換金ギャップの調整)

これだけです。

実際に換算してみる

実例として「絆2の350Gハマリ」を例に、実際に計算してみましょう。

等価期待値の把握

まずは等価期待値の把握から。期待値はオッサンも大好き「期待値見える化」サイトで確認しました。

引用元:期待値見える化

前述したように5.6枚現金ではなく、等価交換(5枚交換)の2281円を使います

現金投資額の予想

続いては現金投資額の把握です。これは再プレイ可能なメダル枚数によって変動します。

これは地域やホールによって異なりますが、僕の地域は一日の再プレイ上限は500枚というホールがほとんどです。

今日このホールに来たばかりならまだ500枚使えますが、すでに別の台を打って減らした場合は再プレイ可能枚数も減りますね。

ここでは、150枚だけ再プレイ可能だと仮定しましょうか。

絆2の350Gハマリから天井まで打つのにかかる枚数は450枚。再プレイ可能枚数が150枚なので、300枚分は現金投資、だいたい6000円ですね。厳密には46枚貸のホールだと6000円では276枚しか借りられないので、慎重派の人は7000円と考えてもいいですが、ここではシンプルさ優先で単純化していきます。

等価期待値を調整

では最後に換金ギャップを調整して非等価期待値を算出します。

その前に、等価期待値は2281円でしたが、十円単位は計算のジャマなので切り捨てて2200円としましょう。

ここから換金ギャップ分を減算します。現金を1000円入れるごとに110円くらいの換金ギャップが発生するのですが、これも計算が面倒なので100円にします。天井まで回すのに必要な現金投資は6本だったので換金ギャップの損失は600円となり、

(2200 - 600) = 1600円というのがおおよその期待値になります。

とっさの判断材料として使う

計算方法はシンプルでしたが、最初は多少の慣れが必要かもしれないので、自分が最近打った台などを思い出して計算してみてください。

慣れればこの計算過程がすべて頭の中でできるようになり、「再プレイ可能分がちょっとしか残ってないけど、この台は打つ価値あるかな」みたいな状況に対応しやすくなります。

東京の場合、4.6枚→5.15枚というレートが多いので等価期待値から算出しましたが、もしも実際に5.0枚→5.6枚というレートの場合なら、逆に「5.6枚現金」の数値から、貯メダル再プレイで節減した換金ギャップ分を上乗せするといいかもしれません。

上の例でいえば

  • フル現金投資の期待値は1431円
  • 150枚再プレイしたので現金投資を3K節約、イコール300円のギャップを回避
  • 期待値は(1400 + 300) = 1700円

あれ?5.15枚の時よりも期待値が高く出ちゃいました?

でも僕は気にしなくていいと思います。

なぜなら、この計算方法は脳内で一瞬でできることに重点を置いていて、100円前後の細かい期待値を正確に知ることよりも、ホールで台を見つけた瞬間に「今の持ちメダルでこの台を打てるか打てないか」を即座に判断できることが大事だと思っていますので。

設定狙いの期待収支の把握にも

あとこれはハイエナ期待値だけでなく、設定狙いの「期待収支」を算出する時にも使えます。

例えば、機械割が100%の台を2000G打った場合、期待差枚数は0枚です。ただ実際の期待値は現金投資額で大きく変わってきます。

もし現金投資をせずに貯メダルだけで打った場合、期待収支はマイナス0円ですが、再プレイ可能分を使い切って現金を10000円入れば場合、換金ギャップ分の1000円が上乗せされるので、期待収支はマイナス1000円にもなります。

同じ機械割を同じゲーム数回したのに、現金を入れたかどうかで期待収支が変わってしまうのが非等価の怖いところでもありますが、これはデメリットばかりではありません。換金ギャップがあるからこそ店は利益を上げられ、その分設定状況に反映されやすいし、再プレイを活用しない他の打ち手と差をつけることができるのもメリットだと思います。

打ち手全員が再プレイをフル活用したら設定状況は悪くなってしまうのですが、大半の人は勝った分をその日のうちに交換していくし、複数店舗に安定水準の貯メダルを作るのは資金的な余裕に加えて、「自分は勝つ」という強い意志と思考がないとできないので、そういう事態にはならないと思っています。

なのでジャグラーコーナーでは持ち玉があるのに現金を入れる方を見ても、僕は内心で「お買い上げありがとうございます」と見守っています。でも本当はアレ、サンドとホルコンがつながっていて、現金売上を立てることで大当たり信号をシマに送らせるっていう高度な攻略法なんですよね(ウソです)

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