ジャグラー データ分析・攻略

ジャグラーの即ヤメ、0回転やめの立ち回り考察

ジャグラーのやめ時の判断は人それぞれですが、やめ時の一つとして0やめというものがあります。0やめというのは、ボーナス終了後1ゲームも回さずにやめることで、0回転やめ、0ゲームやめと呼ばれることもあります。また0回転ではなくても、かなり早い段階でスパッと辞めることを即ヤメと呼んだりします。

ジャグラーには「ジャグ連」という言葉もあるように、ボーナス終了後の早いゲーム数(一般的には100G以内 )に立て続けにボーナスを引くのが醍醐味です。

なのでボーナス終了直後に1回転も回さずにやめるのは、その醍醐味をみずから放棄することに見えるかもしれません。

また、0回転もしくは早いゲーム数でやめられた台を好んで打つ人がいます。そういう様子を見ていると、まるでボーナス直後の台は何やらオイシイのではないかと見えてしまいます。

では、0回転やめは正解なのか間違いなのか?僕は0ゲームやめをするのか?僕なりの考えをお伝えしたいと思います。

結論:何ゲームでやめても関係ない

いきなり結論ですが、ジャグラーは何ゲームでやめても全く関係ありません。

0ゲームであろうとも、1000Gであろうとも全く関係ありません。

やめてはいけないタイミングがあるとすれば、GOGOランプが光っている時とボーナス消化中くらいのものです。それ以外であれば、やめたいと思った時にやめる。これで全く問題ありません。

しかし実際には、

「この台はこれからもっと当たるのか?」

「この台は高設定なのか?」

これが気になるので、やめ時はそんなに単純ではありませんよね。

正しいやめ時は三つ

ジャグラーは、人それぞれの方法で楽しむことができるゲームなので、正解とか間違いとかそもそも存在しないのですが、理論的な基礎を踏まえて勝つことを主眼に置いた場合、やはり「正しい立ち回り」というものは存在します。

勝つためのジャグラーにおけるやめ時は3つあると思っています。

やめ時1 ー 高設定を閉店まで打ち切る

理想は、高設定だと思った台を閉店ギリギリまで打ち切ることです。

ジャグラーは高設定確定演出がないため、自分が打っている台が高設定かどうかを100%言い当てることはできません。しかし、設定推測ツールの結果やホール状況などを総合的に判断することで、「自分が打っている台は高設定の可能性が極めて高い」という評価を下すことができるようになります。

このような台を掴んだならば、正しいやめ時は閉店ギリギリまでとなります。

多くのホールは、閉店時間にボーナス消化中の場合はそのボーナス終了までは打たせてくれます。22:45閉店のホールで22:44にボーナスを引き、ボーナス消化中に店員さんから

「そのボーナスを消化したら終了してください」

と言われるのが最高の展開です。

ホールによっては、閉店時間になると、たとえボーナス消化中であっても遊技終了してくださいといわれるホールもあります。そんなホールにおいては、閉店時間の100秒前には遊技終了するのが理想です。

なぜ100秒かとを説明しますと…ジャグラーはBIGボーナスの消化に24Gかかります。スロット機は1G回すのに最速でも4.1秒かかるので、BIGボーナスの消化には98.4秒かかります。これを逆算すると100秒なのです。

ざっくりと閉店2分前にやめると覚えておけば大丈夫でしょう。

ちなみにAT、ART、RTはどのホールであっても閉店時間と同時に終了させられます。パチンコの場合、消化中の大当たりくらいは打たせてくれますが、継続中の確変や時短は消化させてくれません。

やめ時2 ー 高設定ではないと判断した「瞬間」

次に正しいやめ時は、自分が打っている台が高設定ではないと判断した「瞬間」です。

その瞬間であれば、0回転であろうとなんだろうとやめるのが正解です。

ジャグラーの狙うべき設定は人それぞれで、「ジャグラーは設定5・6しか打ちたくない」という人もいれば、「設定4以上なら打ちたい」という人もいます。ちなみに僕は「そりゃ設定5・6を打ちたいけど、設定4でも打てるなら打ちたい」タイプです。

打ち始めは「高設定かも」と期待を込めて打ち出すものの、現実はいつも自分の思い通りには行きません。

徐々に「ん?この台、自分の知ってる高設定の動きじゃないぞ」と疑い始め、最終的に

「残念ながらこの台は高設定ではなさそうだ」と撤退の判断を下す時が訪れます。

打っていた台が自分が打ちたいと思える設定ではないと思った時、つまり低設定だと判断した時、そこがベストのやめ時です。

この判断基準やタイミングは人それぞれで、性格や経験によって大きく異なる部分ですが、自分なりに高設定ではないと判断したならば、その瞬間にスパッとやめなければいけません。

別に即座に席を立つ必要はないと思いますが、自分で考えて「ない」と思ったものをなんとなく惰性で打ち続けるのは「勝つための立ち回り」とはいえません。

僕の場合、持ちコインがあるかどうかではやめ時を判断することは少なく、出玉があってもなくても数値が悪ければやめることがあります。そんな時、台を見切る前に「最後のチャンス」として少しだけ猶予を与えることがあります。

実際の例をあげてみましょう。

たとえば朝から打っていて、「ちょっと不安だな」と思い始めているときに

サイッチー
3000Gまでにもう一回REGを引けたらまた考えるけど、それもなかったもう限界かな

という感じです。内心では95%くらいはやめるつもりなのですが、ちょうどキリのいいところまで打って白黒つけようという時があります。

そんな時にちょうど3000Gピッタリでボーナスを引き、それがBIGだったとしたら。

自分で決めたゲーム数までにREGを引けなかったので、(心を鬼にして)0Gやめをするという感じです。

やめ時3 ー よりオイシイ台を見つけた

自分の台を打っている時に、別のより高設定の可能性が高い台が空き台になることがあります。

自分の打っている台は「高設定かどうかあまり自信がない」状況で、別の「高設定の可能性がかなり高い台」が空いたとしましょう。ちなみに、自分の台はボーナス終了直後の0回転の状態です。

そんな時は、自分の台が0ゲームだろうが何ゲームだろうがどうでもよく、即移動するべきです。

ジャグラーは回転数の浅い台を打てば勝てるゲームではありません。ジャグラーは、高設定を長い時間打っていれば勝手に勝つゲームです。ならば、自分の打てる時間は、少しでも高設定の可能性が高い台を打つことに費やすべきです。

「こっちを100Gまで打ちたい」と打っているうちにライバルは空いた高設定濃厚台を押さえてしまうでしょう。

最悪なのは、「こっちも100Gまで打ちたいし、あっちも打ちたい」といって掛け持ち遊技などをしてしまうことです。ホールスタッフや別の常連客に目をつけられたりすると面倒ですし、注意を受けたり、最悪の場合、出入り禁止を言い渡される恐れもあります。

そのようなトラブルを未然に防ぐには、中途半端な未練を持たずにスパッと決断をできる判断力が必要になります。人によっては、消化中のARTを捨ててでも高設定確定した台に移動するなんてこともあるそうです。これは現在のARTで期待できる出玉と、残り時間を高設定を打つことで期待できる出玉を天秤にかけて、より期待値の高い行動を選択しているからです。

ジャグラーにおいてもそうです。そもそも存在しない「ゾーン」を打つことと、高設定の可能性が高い台を閉店まで打つことを天秤にかけて、どちらが期待値が高いかを考えれば、判断に迷うことはありません。

ゾーンの幻想に惑わされない知識を

ジャグラーにはゾーンや天井といった概念は存在しません。

あるのは、設定ごとに異なる確率と、確率が自然に織りなすボーナス当選間隔の違いと、それによって生まれる出玉の増減(人はこれを波と呼びます)だけです。

ある100Gの区間にボーナスを引く確率は、概ね45%〜55%です。これは別に0Gの状態であっても何ゲームの状態であっても常に一定です。

設定1... 45%
設定6... 55%

ある時点での回転数よりも重要なのはこの事実です。ジャグラーは設定がすべてだとを信じ切れることが勝つための重要な基礎だと思うので、オカルトではなく確率論的にいいか悪いかを判断できるようになりたいですね。

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