ジャグラー

ジャグラーを朝一から打った時の見切り

 

ジャグラーを朝から打つ時、立ち上がりから挙動がよければ最高ですが、いつもそうなってくれるわけではありません。

 

ツモ率が100%のサクラでもない限り、低設定に座ってしまうことは絶対に避けられませんから、その場合はどこで見切るかというのが重要になってきます。

 

今回は、朝一からジャグラーを打つ時の台の見極め方、見切りのラインなどに関して、個人的な考察をお伝えできればと思います。

あらかじめ断っておきますが、一般的にいわれる正統派の立ち回りとは違う考え方なので、違和感を覚えるかもしれません。しかしこんな立ち回りでもトータル収支をプラスにできているので、もし参考になる何かがあれば幸いです。

理想は2000Gだが・・・

僕が理想としているのは、

数値が悪くても2000Gくらいは追えるくらいの自信を持てること

です。

 

しかし実際には、2000Gになる前に見切ってしまうことがほとんどです。

なぜかというと、僕に自信と忍耐力がないからです。これは歳を取るとともに思うことなのですが、自分の性格を知り、強みを活かして弱みをカバーする行動を自分で選択するのも結構重要なことだと思います。

 

しかしジャグラーで勝つための王道的な立ち回りを調べると、ホールの傾向を研究して、データに惑わされない根拠を持つのが大事だと書いてあります。

 

突き詰めれば

明日はこの台が高設定の可能性が高い。

よほどの番狂わせがないかぎりこの台で決まりだろう。

だから少なくとも2000G、いや2000Gといわず、誰かにバイト代を払ってこの台を終日まかせられるくらいの自信がある。

というくらいの自信を持って臨むのが最高の状態といえます。

自信がなければ目の前の数値で決める

渾身の台選びをしたら、台の挙動がどうなろうとも粘るくらいの自信を持つのが理想とはいったものの、なかなか実行できることではありません。

 

相当データを取って狙った台でも、低設定バリバリの数値のまま続ける図太さもありませんし、実際には当日なんとなく抽選を受けて、番号的になんとなくジャグラーを打つことも多いですよね。

 

そういう現実も踏まえて僕は

見切りを早めることによって根拠の弱さをカバーする

という立ち回りを好んでいます。

言いかえれば、

「良さげだからさわってみたい!でもきな臭くなったらすぐ逃げる!」

というちょっと危うい考え方で、だからこそ見切りの早さだけは徹底しています。

 

そんな時は2000Gまで待たず、もっと早い段階で見切ることが多いです。

その時に特に重視するのは、自分の台ではなく

  1. 周囲の台の挙動
  2. シマ全体の数値

です。自分の台以外にかなり尖った数値の台があったり、シマ全体の数値が優秀であれば、ホールとして還元する意思を感じられます。

たとえば、数百Gの段階であってもREGが1/120とかでぶっちぎっている台が複数あったり、5台並んで合算1/100の箇所があったりとか、普段ではないような何かがあればそれは背中を押してくれます。また、そういう通常営業との微妙な変化を感じ取ることができるのも重要かと思います。

しかしそういう強い要素が何もなくて、自分の台も悪い数値だったら、それは数百Gの段階であってもやめる理由になります。

軽いノリが有効なホールも

強い根拠をもとに狙い台をしっかりと追うのがジャグラーの王道なのでしょうが、それが仇となるホールもあります。

 

僕が一時期行っていたホールは、特定の曜日だけマイジャグラーがかなり強い状況がありました。

データ的にはいわゆるサブイチ56(3分の1で56)、もしくはニブイチ456(2分の1で456)という状況だったと思っていて、かなり勝ちやすい状況だったのですが、それでもピンポイントに「この台」といいあてることは容易ではありませんでした。

 

データをしばらく見て、さらに店のブログ(今は閉鎖されましたが)の書きっぷりなどを見ていたら、「セミプロっぽい方」とか「グループ」、「カチカチ小役を数える若者」というが言葉が出てきて、こういう層を嫌っているということが感じられました。

そして設定投入の傾向を見ると、上に挙げたような層の打ち手にツモらせないよう、あえて法則性のないやり方をしていました。

 

オーソドックスな狙いのウラをかいたり、打ち手の反応を見てウラのウラをかいたり、毎回パターンを変えてきたり。。

 

でもこのホールからは、常連さんに還元したいという意図を感じられましたし、プロっぽい層がこういうホールを敬遠していたこともあり、僕は好んで通っていました。

そこにおいては、僕のようなチキンで日和見的な、よくいえば臨機応変な立ち回りが有効だったのです。

 

逆に、信念を持って一つの台を粘るというのはかえって危険でした。このホールは、「セミプロっぽい方」、「グループ」、「カチカチ小役を数える若者」のヨミを外してやろうと必死になっていたのですから。

泳がせる

打ち始めた早い段階で強い数値、または弱い数値になってくれれば押し引きもしやすいですが、実際には中途半端な挙動をすることもかなり多く、そんな時は台の見切りでかなり悩みます。

 

自分なりに根拠を作った時ほど、白黒つけたくなるものです。

 

しかし僕は、中途半端な挙動しかしなかったこともマイナス材料の一つだと考え、身を引くことが多いです。

 

そんな時は「ノーカン!」という訳ではありませんが、あえて勝負をおあずけにするという選択もありだと思います。

 

その時に重要なのは「この台を泳がせる」という発想でして、ほっとけば他の誰かが打つので、その後どういう挙動をしたかを後からチェックするのです。

 

「自分がやめた後に出たら悔しいからみたくない」という方もいますが、自分の立ち回りの答え合わせになるので、ここは感情を切り離してしっかりとみておきましょう。

 

  • 高設定挙動になったら・・・自分の台選びはよかったと労い、次回からはどうしたら捨てずに済むか考える
  • 低設定挙動なったら・・・ホッと胸をなで下ろし、自分の見切りの早さを褒める。そしてどうして台がハズレだったのか、どの台が当たりだったのか考える

という感じで事後評価を行います。

 

高設定を捨てるのは悔しいですが、別に台を途中で捨てたからといって期待値がマイナスになる訳ではありません。ちょっと期待値を撮りそこなってしまっただけなので、金銭的にダメージがある訳ではありません。なので、この悔しさをバネにして次に活かすべきなのかなと思います。

-ジャグラー