さて今回から本題に入っていきますが、まずはスロットで勝つための基本的なスタンスを考えてみたいと思います。
前回の内容はこちら↓↓↓
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ジャグラー立ち回り論2「ジャグラーは打つな、だと?」
前回の内容はこちら↓↓↓ 勝ちたければジャグラーは打つな? まだスロットで勝てなかった頃、勝ち方を知ろうとネットで情報を収集していると、こんな意見を何度となく目にしたものです。 「勝ちたいならジャグラ ...
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スロットで勝つ理屈は超シンプル
耳にタコかもしれませんが、スロットで勝つための戦略は非常にシンプルで「期待値をプラスに保つこと」これしかありません。
つまり期待値マイナスな台を避けて期待値プラスの台を打つだけで勝てる。たったこれだけのことなのにほとんどの方がうまくいかないのはなぜなのでしょうか。理由は大きく二つあります。
一つは、正しい知識を持たないままスロットと接しているケースです。「今どきそんな人いないだろ」と思うかもしれませんが、スロットには設定があることを知らずに打っている人はまだいます。ジャグラーコーナーにしか出入りしないような年配の方や、日本語で情報を仕入れることが難しい外国人客に多い印象です。
もう一つは、知識はあるのに正しい行動に移せないケースです。高設定を全然ツモれないということもありますが、多くの場合、感情や心の誘惑に負けてしまい、内心では期待値プラスでないとわかっている行動をとってしまうのです。スロットにおいては知識を持っていて自分は上手だと思っている人の方がホールのカモになりやすいなんていう話もあるくらいです。
「勝てない」はダイエットに失敗するのと同じ理屈
僕はこの「わかっていてもできない」というのがダイエットと非常に似ていると思っています。
ダイエットの基本は食事と運動であり、摂取カロリーを減らし、運動でカロリーを消費するだけで痩せられるとほとんどの人が知っています。
にもかかわらずほとんどの人が失敗するのです。僕も過去に成功したことがあるものの最近は失敗続きです。っていうか最近は成功させようとすらしていない自分がいますが ??
昨今はダイエットや英会話のライザップに代表されるように「コーチング」とか「スパルタ」を売りにしたサービスがあります。これらのサービスが提供するのは「聞き流すだけで英語ペラペラになる方法」や「飲むだけで痩せる謎の漢方薬やサプリ」ではなく、すでに確立された地道なノウハウを愚直かつ継続的に実行させるための「強制力」や「仕組み」をサービスとして提供しているのです。
カロリーを控えて運動をすればいいとわかっているのに、口にするのは高カロリーなものばかり。間食はポテチとコーラ。仕事で頭が疲れたとチョコレート。腹が減っては寝付けないと深夜にカップラーメン。
こんな食生活をしている僕が「痩せられないのは遺伝のせい」といったら、「いやその前に食事を見直せよ」となりますよね。
まったく同じことがパチンコやスロットにもいえます。
「どうせ回る台なんかない」「どうせ高設定なんかない」「低設定でもアームで勝つ?」といって打ち続けてしまう。後から遠隔操作だと怒る人もいます。でもその前にやるべきことはあるはずですよね。
そして行動できない理由は、ただ打ちたいという誘惑もそうですが、もっと大きいのは自分の動機付けが不十分だからでしょう。
話をダイエットに戻しますが、僕は昔、見事なまでのダイエットに成功したことがあります。その頃は外国に住んでいて、まだ20代なのにジャンクフードで太りまくっていました。
ある時、僕に謎のモテ期が訪れ、ある日モデルのようにスラッと身長が高いアメリカ人と中国人の女性二人とプールに行く流れになったのです。
ビキニに着替えた見事なスタイルの女性。しかし自分のたるんだ腹を見ると素直にこの状況を喜べず「早く逃げたい」と引っ込み思案をしてしまいました。
その日家に帰った僕は「絶対に痩せる!」と神に誓いました。
そして6ヶ月後、僕は12キロ痩せることに成功しました。「女性に嫌われたくない」というよこしまながら強烈な動機が自分を律し続けてくれたのです。具体的にやったことは地道な食事管理と日々の運動。これだけです。
余談ですが、ダイエットが成功した頃にはモテ期はとっくに過ぎ去っていて誰一人僕の相手をしてくれませんでしたが ??
スロットも同様で、強い動機と目標がなければ自制心を保ち続けることは不可能だと思います。
自分だけの立ち回りが必要不可欠
そしてスロットにおいて僕のような人間が多少なりとも勝てるようになったのは、謎のアジア系組織から「GOD直撃のセット打法」を買えたからでもなければ、荒稼ぎするガチプロ集団にこびへつらって優良店情報を横流ししてもらったからでもありません。
ネットに転がっている公開情報から基本知識を学び、それを自分なりに具体的な行動方針に落とし込み、あとはそれを他の人よりも少しだけストイックに実行することができただけのことです。アプローチはダイエットとまったく同じです。
この「具体的な行動方針」と「ストイックな意志」こそが立ち回りの核であり、その大部分は自分がなりたい結果や目標にから自然に導き出されます。目標は、その人の環境や、スロットに割ける(あるいは割きたい)時間や熱意、娯楽面と金銭面をどちらを優先するかなどによって十人十色です。
とにかく好きな台を好きなように打ちたいという方は、期待値のことは忘れて低貸のみを打つのが得策かもしれません。
手段は問わないからとにかく勝てるようになりたいというのであれば、ジャグラーや設定狙いを忘れてハイエナだけを徹底的に行った方がいいでしょう。
スロプロになってスロット一本で食えるようになりたいという野望があるのであれば、最初は専業の打ち子のバイトでも軍団のパシリでもいいから、実際に勝てている人に近づいて立ち回りを盗むのがいいかもしれません。
また月100万以上稼ぎたいという場合、これはもう自分の組織を作るところまで視野に入れないといけないでしょう。また、稼ぐ手段は本当にスロットでなければいけないのかを問い直す必要もあるでしょう。
そういう僕はどうなのかというと、最近は以下の通りです。
- 基本はジャグラー
- 都市部在住の会社員でスロットを打つのは夕方や週末がメイン
- 打てる時間がまちまちなので毎月の目標は決めていないが、月単位ではプラスにしたい
- そのためかムリせずに逃げる立ち回りが多い
- ジャグラーの状況が悪ければハイエナもやる
- GOGOランプ依存症なので、ハイエナかジャグラーか選べるならジャグラー
- AT機はあまり興味がない
- 電車に乗って遠征とかは帰りが面倒なので徒歩圏内のホールしかいかない
- ジャグラーがなくなったらスロットをやめてもいい
こんな感じのスタンスですが、収支マイナス~トントンというところから、月平均で20万円くらいまで勝てるようになりました。収支はあくまで平均なので少ない時は月に3万円とかの時もありますが、2年ほどは月単位のプラスを続けています。
ただこの収支はあくまで結果にすぎず、僕にとってより重要だったのは、自分の与えられた条件や環境の中で自分が好きな方法でスロットと向き合い、自分が達成できたら嬉しいと思う目標を立て、それを実際に達成できたことでした。
だからこそ僕は、勝つためにはまず目標を設定することが重要だと考えています。カーナビと同じで、目標が決まらなければ具体的な道筋も見えません。たかがスロット相手に大げさに聞こえるかもしれませんが、ホールにいる大多数の人が勝てていない現実を踏まえれば、結果を出すためには、受験勉強や仕事と同じくらいに真摯に向き合う時期も必要だと思います。
というわけで次回も目標の重要性について掘り下げていきたいと思います。
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ジャグラー立ち回り論4「目標の立て方」
目標の重要性 前項の続きとなりますが、ジャグラーのみならずスロットで勝つためには自制心が必要になり、その自制心を持つために必要不可欠なのが「目標」です。 自制心とか目標とかいうとちょっと大げさですし、 ...
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