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ジャグラー立ち回り論5「収支のマジック」

オカルター妻

今回は収支の重要性に関して、僕の妻のエピソードを紹介したいと思います。

じつは僕の妻もパチンコ・スロットが好きです。特に魚群(海物語)依存症で、夫婦揃ってパチンカスという哀しい家庭です??

ちなみに日本人ではなく、日本語は話せるけど漢字は読めませんし、ATとかモードはおろか、リーチ目とかの概念もわかりません。そのためジャグラーハナハナ以外は打たないようにお願いしていました。

が、ある日気づいたら沖ドキを打っていてビビりました。

聞けばハナハナだと思っていたそうです。いやたしかに液晶はついてないんだけどそれはちょっと…

しかもAT中にペナルティをガンガンしていてカナちゃんが「ダメェー!」と叫びまくり。

このままほっといたら32G以内で捨てたりしかねないと思い、「ジャグラー以外は打たないでください」と頼み込みました。

パチンコに関しては波理論信者で正攻法を信じず、「状態のいい台」や「いい波に切り替わるタイミング」を狙うのがパチンコの醍醐味だと信じていました。谷●先生に教えてもらうことなくこういう理論に行き着いたというのは、オカルトというのは万国共通の発想なのかもしれません。

僕は完全確率とかボーダー理論、止め打ちの重要性を必死で説いたのですが、どうしても分かってくれません。むしろ説得しようとすればするほど、自分の考えを否定されたと感じ怒ってしまいます。

当初は、僕と協力プレイでスロットを打ってもらおうなんて思ったのですが、妻は人から一方的に「これをやれ」とか「もうやめろ」と指示されるのが大嫌いで、しかも自分の持論(オカルトですが)を強く持っていて制御不能なので、「もう好きにして」と諦めていました。

こんな動きをしていたら確実にマイナスだったはずなのですが、目に見えてヤバイことが起きているわけでもないので気にしていませんでした。ただ、オカルト信者を説得するのはこんなに難しいものかと思い知ったものです。

妻「収支をつけたい」

それはさておき、僕が安定的にプラス収支を出すようになると、妻は徐々に僕の立ち回りや考え方にも耳を傾けるようになりました(まだ波理論を引っ込めはしませんでしたが)。そしてあるとき、彼女の収支も記録することに同意しました。

さっそく妻のスマホに収支アプリをインストールし、日本語が読めない妻に代わって、僕がその日の内容を聞いて入力していました。

たまに10万円近い負けを喫して、「今日はヤバかった。負け額は自分のメモ帳に書いてあるから、私の気持ちが収まるまで今日の収支は教えない」みたいな宣言をする日もありましたが、最終的には収支をすべて記録してきました。

僕はパチンコの状況は全くわからないので、貯玉のフル活用と保3止めを徹底するようにアドバイスしただけですが、スロットに関しては各店舗の傾向を教えたり、「今日はここの何番台を打った」といえば、その台や周囲の台の当日や過去のデータを振り返って店の傾向を考えたり、自分ならどうしていたかとを話していました。

たまに妻の方から「私の先月は収支はどうだった?」とか「今月は今までどう?」と聞いてくるのです。そういう折を見て、徐々に自分の考え方を伝えていきました。

そのようにして話すうちに、妻はパチンコスロットは正攻法でしか勝てないことを悟り、その方法があまりにも地道で、しかも努力に対して見返りがショボイことを知り、その時点でパチンコの楽しさは半減したようです。

でも台と戯れるのは今でも好きだし、毎月勝てるようになった僕の足を引っ張りたくないという思いもあったようです。これを要約すると、妻は「月単位でチャラで遊ぶ」ということに目標を設定したのでしょう。

妻が勝ち組に!

すると驚いたことに、2017年の11月から2019年の末までの2年近い期間で彼女の収支は25万円のプラスとなったのです。内容的にはパチンコがほぼチャラで、スロット(ほぼジャグラー)で25万円のプラスという感じでした。

ジャグラーはチェリー狙いすらせず(何度もお願いしたけどやってくれません ?)、パチンコはラウンド間も打ちっぱなしな打ち手の彼女ですが、それでも収支プラスを達成することができたのです。

妻の遊技時間を考えれば、月平均10万ずつ、トータル100万オーバーのマイナスを叩いても全然驚かないですし、テキトーにパチンコばかり打っていたというイメージだった妻の立ち回りを思えば、マイナスでなかっただけでもただただ驚くばかりでした。

しかし実際には、パチンコの比率を前よりもかなり下げていて、僕の影響が大きいのですがジャグラーを打つことが増え、そして日曜日などの回収日に安易にパチンコを打つことも減っていたのです(一円パチンコに逃げることも多かったです)。

これを僕に言われたからではなく、自分なりに考えて実行していたのです。パチンコ好きな彼女にとっては楽しさは少し犠牲にしたかもしれませんが「家計の足は引っ張っていない」という事実に安堵したようです。

収支をつけていなければ、オカルトを考え直す機会もなく、パチンコの乱れ打ちを自制することもなく、店の傾向を掴むことで勝てるという実感を持つこともなく、いまだにマイナス収支を叩き続けている可能性もあったわけですから、収支をつけることの効果は計り知れないなと思ったものです。

というわけで、まだ収支をつけていない方はすぐにでも収支を記録するようにしましょう。きっといい変化が生まれるはずです。

あと、なんかハチャメチャな妻に聞こえたかもしれませんが妻の名誉のためにいっておきますと、妻は堅実で経営者肌なタイプで、最近取り組んでいる海外での家賃収入づくりなど、パチンコスロット以外の分野では非常に頼りになる存在で僕は心から尊敬・信頼しています。彼女がいなければ僕は今でも仕事人間でストレスで頭がおかしくなっていたと思うほどで感謝しています ?

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