今回は、ジャグラーで勝つための「ゾーン」について僕の思うところを書きたいと思います。


と思われたかもしれませんが、そのどちらでもなく、今回はいわゆるメンタル面での話となります(^_^)
ただ「負けすぎて気がふれた」というのは半ば本当のことで、これは負けている時期にあれこれ考えていたこととなります。
またこれはジャグラーに限った話ではなく、パチンコ、スロット全般にも当てはまることだと思うので、
「パチンコ、スロットで勝とうと思って動いているのにうまく行かない」
「夕方からしか打てないけどジャグラーで勝ちたい!」
「掴みかけた勝ちプレーヤーになるきっかけを見失ってしまった」
という方の参考になれば幸いです。
「ジャグラーの勝ちゾーン」とは
僕が考える「ジャグラーの勝ちゾーン」とは、気持ちの余裕があり、自信を持ってメンタルをコントロールできている状態です。
さらにいうと、打ち急ぐ気持ちが全然なく、ムリして変な台を打ったりしないので破綻しにくく、打っている台でも納得できるレベルでなければ冷静に席を立つことができる、そんな状態です。
周囲の状況にも助けられ、自分もそれなりに結果を出せているときはこのゾーンに入りやすい気がします。そしてこのゾーンの素晴らしいのは、
いい結果がいいメンタルを招き、それがさらにいい結果を呼び込む
というループ性にあります。
勝ちゾーンのループにいるとき、心の中にはこんな感じで余裕のある言葉が多くなります。
- 今ムリして飛びつくまでもない
- 今日は地合が悪い(からムリしない)
- この時間からリスクを冒す価値もない
- とりあえず負けなきゃいい
- 他人に毒見させよう
- 自分が打たなくても誰か打つ
- 今までこうやって勝ってきたんだ
- ちょっとの気の緩みで今までのチリツモが吹き飛ぶのがジャグラー
- また明日出直そう
- ただ打つだけならいつでもできる(からしない)
- ◯◯(上手い人とか)ならこんな台打たないはずだ
上手くいっている時って、狙いやヨミ、さらにはヒキまでもが冴えていて、勝ちを掴むためのアグレッシブな言葉が多いのかと思いきや、意外にも消極的なんですよね。
期待値がプラスだと確信できているハイエナや高設定確定台ならばまだしも、ジャグラーのような期待値があるのかどうかわからない台を、夕方や夜のわずかな時間で打って勝つには、このくらいの慎重さが必要なのでしょう。
ホールを深く把握していて、高設定台かどうかがかなりの精度でわかったとしても、高設定台が夕方や夜に都合よく空いているかどうかという問題もあります。
ゆえにジャグラーで勝ちを維持するには、上のようなちょっと突き放したような心持ちが重要なのだと思います。
一度このゾーンに入ると「結果が出ている立ち回りを乱したくない、変な妥協をして今までコツコツ積み重ねてきたものを崩したくない」という気持ちが出てきます。おそらくこれがループ性の正体で、いわゆる「勝ち組」と呼ばれる人たちは常にこのメンタル状態を維持できているのでしょう。
転落すると怖い「負けゾーン」
勝ちを目指すなら意識するべき「勝ちゾーン」ですが、その裏側にはもちろん「負けゾーン」も存在します。
負けゾーンは多くの方が経験していると思いますし、もちろん僕も数え切れないほど経験しています。
負けゾーンにいる時の心境を少し言葉にしてみました。
- 設定不問でBIG引けば勝てる(からとにかく打つ!)
- あいつまた箱積んでやがる(オレも!)
- たまにはドル箱に触らせてくれ(ドル箱にさわりたいから打つ!)
- 最近バケばかり、なめやがって( BIG引きたいから打つ!)
- 何も考えずに北斗無双でも座りたい気分
- そろそろ上振れする頃合いだから設定3あれば十分
- 期待値とかどうでもいいわ
- これじゃ完全に負け組だわ・・・でもみんなも一緒だろ(だから負けてもいいや)
- この負け収支は見なかったことにしよう
- こう見えても前は勝ててたのになぁ
- 最近いろいろと終わってるわ
- この台がこれからどうなるか結末を見たい
- ジャグラーとか勝てるわけねぇだろ
どうでしょう? 勝ちゾーンにいる時とは全然違う言葉が並んでいますね。
こっちの方がより人間らしい心の叫びで、ある意味では微笑ましくもありますが、まあサイフ的にも気分的にも笑えない状態です・・・
タチの悪いことに、この負けゾーンは勝ちゾーン以上に強いループ性があります。勝ちゾーンのループは自分を律しながら成し遂げるものだったのに対して、負けゾーンのループは、そもそもが人間の本来の反応によるものであるため、特に意識せずともたやすくループします。
上の言葉にもありますが、「どうせみんなも負けてる」とかいって負けている自分を正当化しようとさえしています。
これが負けゾーンの怖いところだと僕は思います。
狭間のゾーンを察知する重要性
一度勝ちゾーンに自分を持っていくことができても、ふとしたきっかけで転落してしまうことがあるのがジャグラーの難しいところです。
きっかけはいろいろあると思いますが、よくあるのはハードラックと踊(ダンス)っちまうケースですね。

あなたホントに高校生ですか?
- 自信のある台がREG先行してひたすら追ったら大敗
- 座るたびに投資500枚ノーボーナスを立て続けに食らう
- 狙いは当たっていたのにちょっとした巡り合わせで捨ててしまう
個人的には上みたいなパターンが立て続けに起こって、そこに「ハイエナも負け続き」みたいなのが絡んだときに負けゾーンに転落することが多いですね。
この手のハードラックはきちんと立ち回れていたとしてもいつかは起こることで、ジャグラーを打つ以上避ける方法はありません。しかし重要なことは、メンタルがおかしくなり始めているのにいかに早く気付けるかだと思います。
「最近やばいな。これは負けゾーンに転落するパターンだぞ。未然に防がないと」
と、客観的に気付けることが死活的に重要だと思っていて、ここで負けゾーンへの転落を食い止めることができれば、それだけでマイナス収支の垂れ流しを未然に防ぐことができますし、負けていないという実績が「自分は勝たなければいけない」といういい意味でのプレッシャーになります。
「絶対にブレないメンタル」というのは、ハイエナよりも設定狙いの方が難しく、設定狙いの中でもファジーな要素が多すぎるジャグラーにおいては特に難しい気がします。
機械的にトレードをするシステムのようにジャグラーでも立ち回れるのが一つの理想かもしれません。しかしそのためには先に相応の結果を出し、その実績や自信に裏付けられた自分なりの「勝てるルール」を持っていないといけません。
ルールというのは、地域、ホール、個人のスタイルや目標によって変わってきますが、負けゾーンに転落しないことを最重視して、勝ちゾーンと狭間のゾーンの滞在比率を高めていくうちに勝ちルールも徐々に洗練されていくものだと思います。
逆に負けゾーンへの転落を許してしまうと、自分ルールが崩れ去るばかりか、収支的にも荒れてしまい、自信も大きく失います。するとそれがトリガーとなってさらなる負のループへと陥りかねません。
他の人と同じでは勝てないという単純な事実
僕自身、拙いながらもパチスロに関してあれこれと駄文長文を書かせていただき、なんだかんだでけっこうな時間が経ちました。
個人の収支も、サイト開設当初よりも改善し、個人的には満足できる収支を上げることができるようになりました。
まあここ2〜3ヶ月はちょっとキツいのですが、その原因はジャグラーで前と違う立ち回りを試しているうちに負けゾーンに足を踏み入れてしまったこと、ハイエナの競争率が上がったせいかふらりと拾えるハイエナの頻度が明らかに減ったことが主な原因だと思っています。
それはさておき、勝てない時期にいつも思い出すのは、パチンコ、パチスロを始めて知り負けまくった学生時代のときのことです。
あの当時は、もらったバイト代をその日のうちに使い切るのは当たり前で、学費を払うために借りたお金も使い込み、それを救済してもらうために頭を下げて借りたお金さえも使い込んでしまっていました。
あの時期の行動はかなり極端だったにせよ、負けてるときに頭をもたげる重たい気持ちは当時も今もあまり変わらない気がしています。
パチンコ店が一等地に店舗を構え高額な遊技台を毎月のように購入し、少なくない人数の従業員に賃金を払い、それでも経営が成り立っているという時点で、何も考えずに打てば負けてしまうのが摂理なのです。
ならば、勝つためには大多数の人と同じ行動をしていていいはずがありません。正解は一つではないにしても、負けている人がやっていることを一つずつ辞めていくことで、負けから遠ざかり、ひいては勝ちに一歩近づくことができる。
過去に勝ちゾーンを味わったことがあるなら、そのことを何度も思い出して、負けゾーンから遠ざかるためにできることはなんでもやりつつ勝ちゾーンに自分を寄せていく。勝ちゾーンの実感が湧かない場合は、ホールで勝ってそうな人を探し出し、その人がどういう動きをしているのかをみるとヒントがあるかもしれません。