どうも!
先日、仕事が終わった後の夜から軽くジャグラーを打ちました。
結論から言ってしまうとスコーンと15K吸い込まれ試合終了(撤収)となり、それについては特に話すこともないのですが、今回は夜からジャグラーを打つときの心持ちとか期待値について書こうと思います。
Aタイプを夜から打つ理由
ジャグラーを始めとしたノーマルタイプの魅力は、
- 履歴から設定が見えやすい
- 閉店ギリギリまで打てる
- 少額投資で打ちやすい
という辺にあります。ご存知の方も多いと思いますが少し補足をしますと
[1]の履歴から設定が見えやすいという点については、ある程度の回転数がつけば上か下かくらいは見えてきやすいので、夜から後ヅモを狙うのに適しているといえます。逆にAT・ART機などはデータカウンターをみただけではわからないことが多すぎます。設定1でも特化ゾーンやフリーズなどの薄いところを引いて爆発することもよくあるので、単純に差枚数を見るだけでなく、打っていた時の台の挙動などをより重視する必要があります。言い換えると、夕方からふらっと打ちにきた人間はハイエナ台以外の空き台に軽い気持ちで座らない方が無難という感じです。
[2]の閉店ギリギリまで打てるについては、AタイプでしかもRTのないジャグラーなどであれば、文字通り閉店ギリギリまで打つことができます。閉店1分前でもボーナスに当選すれば312枚獲得できます。
AT機やデジパチなどは、連チャン中に閉店を迎えると、残りの分は取りこぼしとなってしまい、かなりの損をします。早い時間から始めて大連チャンしてしまう時は仕方ありませんが、9時とかの遅い時間から始めるのはかなりもったいないといえます。
そして[3]の少額投資で打ちやすいについては、これもAT機やデジパチなどと比較しての話です。ジャグラーの場合、仮に低設定であっても最初のボーナスを当てるまでの平均投資額は数千円程度です。とはいえこれは最初のボーナスを当てるまでの話で、その後追加投資が発生するかどうかは別の話です・・・悪い時は「これならGODが打てたわ」ってくらいに投資がかさむこともあります。
無情な夜ジャグ・・・
では僕が打ったジャグラーの話に入りましょう。
この日は夕方の7時前くらいに特定日のホールへ向かいました。このホールを選んだのは前回の特定日にマイジャグラーにかなり力が入っていると感じたためです。
前回の特定日のシマのデータ:
総ゲーム数 | 34524G |
BIG | 1/240 |
REG | 1/317 |
合成 | 1/136 |
総差枚数 | 6943枚(客側のプラス)、平均差枚694枚 |
出玉率 | 106.7% |
目立ちやすいカド台とカド2が並んで高設定履歴で、3400枚、2500枚と出ていました。
僕の経験上、10台以上のシマで総ゲーム数が数万ゲームを超えた状態で、全体の合算が1/130台を維持している時はホールががんばっている状況であることがほとんどです。
全台高設定はないにせよ、それなりに設定を使わないとこうはなりづらいのです。通常営業とかのやる気がないときは1/150くらいで、回収期などは1/160とかになりますからね。あと、出玉率は106.7%と設定5に近い数字です。マイナスの台も含めてのこの数値は結構優秀といえます。
前回状況がよかったことが頭に入っていたため、次の特定日となるこの日も同じホールへ足を運んでみました。
そしてマイジャグラーのシマを見ると・・・
またカド台が出ている!合算1/100で3箱も!!
そしてカド2台は回転数が少ないながらもREG先行。カド2の台は1400GでBIG3、REG8という感じで放置されていました。

と考え、この台を打ってみました。
ちなみに、打ち出し前の推測はこんな感じです。回転数が少ないためまだわからないですが、前回の特定日の状況を考えると期待はできそうです

そして打ち出すと、1000円で単独REG。
「マジで高設定かも!?」
と期待を膨らませた途端、ストレートで400Gハマリました。
それなりに状況のいいホールで前回と同じ設定配分に期待していたので続行したのですが、貯メダルの500枚が尽きたところで現金投資をする気にもなれず、ここでギブアップしました。
光らないジャグラーはやはりつまらないです・・・
僕が打った台はその後4000Gくらいまで回ってBIG10(1/400)、REG15(1/267)でした。
よくありがちなREG先行台で、このくらいでは設定はわかりませんね。
まあ厳しい視点でみるならば、僕が9回目のREGを当てたのが1450Gくらいで、そこから4000Gまでの2550GでREGが6回(1/425)とかなりREGの勢いが落ちていたのに加え、BIGがロクに引けてこなかったことを考えると、序盤だけREGのマグレ引きをしていた低設定の可能性を疑うべきですね。
しかしシマ全体で見れば、この日はマイジャグラーには相当力が入っていました。データをみると
今回の特定日のシマのデータ:
総ゲーム数 | 38407G |
BIG | 1/256 |
REG | 1/249 |
合成 | 1/126 |
総差枚数 | 8176枚(客側のプラス)、平均差枚817枚 |
出玉率 | 107.1% |
でした。むしろ前回より強く、この日にこのホールでマイジャグラーを打とうと思った選択は正しかったようです。まあ、メリハリが効いていてハズレ台は全部低設定みたいなホールもあるので一概になんともいえませんが・・
このホールは人があまり多くなく、夜からでも狙えるというのもこのホールを選んだ理由でした。夕方からきてバリバリ高設定っぽい台に座れるほど甘くはありませんが、こういうホールで打っていればいつか高設定をツモれるだろう、そう考えるしかないですね。
あれこれと書きましたが、1行でまとめると
投資500枚、回収0枚!
(T_T)
ということです。
ホール移動・・・
先ほどはほぼストレートで500枚のまれたため、まだまだ消化不良です。
というわけで懲りずにホール移動しました。
こういう時はハイエナをするのがいいのですが、最近軍団みたいなのがいて全部刈り取ってしまうんです。
軍団でハイエナって本当に存在するんだなと思いました・・・おそらく朝は設定狙いをして、あぶれた人たちがハイエナしてるんでしょう。
会員カードを使い回したり複数確保して仲間を呼んだり・・・ああいうことをやっているとそのうち自分の首を締める(=集団出禁)と思うので気にしないようにしておきますが。まあいずれ旧基準機の設置比率が下がればますます苦しくなるでしょう。
まあ他人様のことをいうのもアレですが、毎日朝起きて夜まで集団行動ができるほどの社会性があるのにハイエナなんてさすがにもったいないだろ、なんて思うわけです。それよりもむしろ、若い時にしかできないことがあるんじゃないかと・・・歳をとると体力も衰えますし、頭も遅くなって固くなりますからね。
という建前はさておき、「もっとアツい地域でも遠征してどっか行ってくれよ!オッチャンのオモチャを取らないでおくれ・・・」というのが僕の本音なわけです。
まあ絆の4スルーなんか、オッサンになって先がある程度見えてしまってから打てばいいんですよ・・・

ってお願いしようと思ったのですが、まさか実行に移せるはずもなく・・・
気づいたらどうでもいいジャグラーの履歴打ちをしていました。
ノーボーナスで6Kほど使ったところで我に帰り、撤収します。
結果的に今日は、
投資782枚、回収0枚
735GでREG1回のみ!合算1/735!
となりました。
ジャグラーでは割と「あるある」
ジャグラーで15K負けました!
というだけの話なのですが、さんざん駄文を撒き散らしながらここまできてしまいました・・・
ただお伝えしたいのは、ストレートで15K負けはジャグラーを打っていれば「あるある」な出来事です。ハナハナシリーズはボーナスが重たいので、さらにあるあるでしょう。
限られたお小遣いなどで遊ばれている方にはキツイことですが、ストレートで15Kほど負けたからといって設定1を打たされたとも限りませんし、全く悲観する必要はありません。
こんなの日常茶飯事とまでは言いませんが、調子が悪いと普通に起こります。もしも日常茶飯事レベルで起こるという場合、打っているホール(=設定)に問題がある可能性が高いです・・・
まあ今日打った台は大した設定ではなかった可能性が高いのですが、高設定だって初期投資が15Kくらいかかることは普通にあります。僕は深追いをしないタイプなのであまり経験ありませんが、1000枚、場合によってはそれ以上のマイナスから復活して高設定っぽくなるのはわりと見かけます。
ジャグラーのBIG確率は、1/240〜1/280とかです。このくらいだと引けない時は1000G引けないことだって平気で起こります。
スロットを打つ以上、低設定を打つこともハマリを避けることもできません。
そんなことは頭でわかっていても、夕方から「軽く遊ぶか」と打ちにきて、ストレートで15Kとか20K吸い込まれるとかなり萎えますよね。しかも相手がジャグラーだと特に・・・
無慈悲かつ理不尽なストレート負けを食らった時の対処策
ここで、無慈悲なストレート負けを食らったときに気分を和らげる方法をご紹介しましょう。
これは単なるメンタル面での対処策であり、負けたお金が返ってくるとか、次は勝てるとかそういう話ではありませんが・・・
どうするのかというと、こんな時僕はその日の期待収支を考えます。
期待収支・期待値、呼び方はどっちでもいいのですが、これを使うと「理論上の負け額」を知ることができます。
計算式は簡単で
ゲーム数 x 3 x (1 - 機械割)=期待収支
ですので、実際に計算してみましょう。
例えば今日の僕の場合、735Gマイジャグラーを打ちました。これは自分で打ったゲーム数を数えていたので間違いありません。
じゃあ設定は?
こればかりは打ち手からはわかりません。今日は2台打ち、そのうちの1台は「中間設定はあったかも?」と思いたいところですが、実際に負けてしまった以上、ここは自分に厳しく、2台とも設定1だったと仮定して計算しましょう。マイジャグラーの設定1の機械割は96%くらい(チェリー狙い時)です。
先ほどの例でいうと
735 x 3 x (1 - 0.96) = マイナス88.2(枚)
となります。
この88.2枚というのが、今日の僕が打ったジャグラーの推定期待収支です。
ゲーム数に関しては厳密に数えていなくても、1時間くらい打つとだいたい700Gだと覚えておけば大丈夫です。機械割に関しては、「低設定を打たされた・・・」と思うなら機械割96%で計算しておけば大丈夫です。さらに簡略化すると、低設定を1時間打った=マイナス1500円とざっくりと覚えておいても大丈夫です。
実際には782枚失ったのですが、理論的には仮に設定1だったとしても88.2枚の負け、1枚20枚で計算すると1700円くらいなわけです。
(1時間でマイナス88.2枚というのはけっこうキツイことなのですが、それは後日に)
設定2や3を打てていたなら期待収支のマイナスはもっと小さくなりますし、設定4以上を打てていたのなら逆にプラスになりますが、実際の設定はわからないので設定1と仮定して話で進めます。
つまり今日の僕が打った台は、期待収支-88.2枚に対して700枚近く下ブレを起こしたのです。
これがいわゆる「欠損」「下ブレ」「下ムラ」とかというものです。
確率通りであれば、735GでBIGを2〜3回は引けていてもいいはずです。その分欠損したのです。
欠損をするということは、逆もあります。確率以上に引けてしまうことで、これを「余剰」「上ブレ」「上ムラ」といいます。
確率というのは、常に欠損と余剰を繰り返していて、1日単位でピッタリと確率通りの結果になることはほとんどありません。しかし試行(スロットならばレバーを叩いて抽選を受けること)をひたすら繰り返すうちに本来の確率に近づきます。これらはよく「確率の収束」とか「大数の法則」という言葉で説明されます。
欠損とか余剰を人為的にコントロールする方法はありません。
高設定を打っても引けずに負ける日もあれば、低設定を打っているのになぜか引きまくって勝つ日もあります。
高設定が上ブレして「当たりすぎて怖い・・・」なんて思うこともあれば、その逆に低設定が下ブレして
「オイオイ個人攻撃かよ・・・期待収支とか機械割とか全部絶対嘘だろ・・・●ねやコラ・・・」
なんて荒んだ思いで打つこともわけもあります。
ストレートで負けるというのも短期的な下ブレです。そんなとき
「たった1時間で15Kやられた・・・・15Kあれば〇〇もできたし●●も買えたのに!確率とか全部嘘だろ・・・こうなったらGOD引いてやる!」
となりかねないところを、
実際の期待収支を知ること、
「たったの1時間で15Kやられた・・・しかし期待収支は設定1でも88枚くらいか。まあ典型的な下ブレだよな。状況的にむしろ中間くらいはあったと思うから気長に耐えるしかないな」
「そういえばこの前は、閉店間際にBIG3連チャンして800枚出たな。あんな簡単に勝つこともあるんだからその逆も当然あるよな」
くらいに考えて気持ちを落ち着かせることができるのです。
勝って兜の緒を締めるべきパターンも
期待収支を考えて負けた時に自分に慰める方法を紹介したところで、もう一つお伝えしたいことがあります。それは、勝った時にもこの考えをしていただきたいのです。
ジャグラーは低設定でもBIGさえ引ければ勝ててしまいます(短期的には)。
前にホールで見た台で、5000GでBIG19、REG3という台がありました。
普通に考えると、5000Gも打ってREG3回しかないというのは、圧倒的に低設定の可能性が高いのです。推測ツールにかけるとこういう感じです。

圧倒的な設定1濃厚台です。
こんな台だからめちゃくちゃマイナスなのかといえば、そうでもありませんでした。
グラフで見ると、ずーっとプラス差枚を維持していて、最後にプラマイゼロ近くになったところで捨てられていました。
打っていた方はちょい勝ちで逃げたのではないでしょうか。
こんな台を5000Gも回してチョイ勝ちだったとき
「今日はマッタリ遊べたなぁ、BIGばっかりで楽しかった!」
と思うかもしれません。
楽しく遊ぶのであれば全然アリだと思います。しかしこれはスロットで勝ちを目指すならばやめたほうがいい考えです。
なぜいけないのかは、期待収支を考えるとわかります。
設定1を5000G回すと
5000 x 3 x (1 - 0.96) = マイナス600枚
の期待収支です。
その日はタダで遊んだとしても、理論的にはマイナス12000円なわけです。
今日は12000円分ツイていたというだけで、いつかは12000円分ツイていない時もくるのです。
「今日のお前はマイナス12000円な」
なんて言うと
「は?何いってんの?実際にBIGは高設定並みに引けていてむしろプラスなんだが?お前こそBIGが引けないREG先行台でも打って負けてろよ!」
なんて返ってきそうです。(実際にこういう感じでキレた方がいました)
ホールでは誰がどんな台を打つのも自由ですが、もし勝ちを目指すならば
「今日はクソ台を粘ってしまった」
「今日はヒキに救われたが実はマイナス期待値12000円だった・・・いつか欠損を食らってこの借りを返すハメになるのか」
と考えるべきです。できればもっと早くヤメるべきかと思います。
ジャグラーを長く打っていれば低設定の下ブレ・低設定の上ブレ・高設定の下ブレ・高設定の上ブレと無数のパターンがあります。そして長く打った末には「期待収支の総計」と「実収支」がかなり近いものになっているハズというのが期待値の考え方の根底にあります。
高設定をたくさん打てていれば、期待収支の総計はプラスになっていて、それに伴って収支も勝手にプラスになる。逆に低設定ばかり打たされていたら、マイナスになってしまうのです。
なのである日に夜の1時間くらいでサクッと20Kほど負けたとしても、期待値論的にはそれほど悔やむことではありません。むしろ低設定を気づかずに終日回したほうが期待値的には痛手だったりします。
しかし、本来パチンコ・パチスロとは楽しく遊ぶ遊技ということになっているので、せっかく勝った日に
「お前は今日は勝ったかもしれないけど本当はマイナス1万だから」
なんて水を差すのもイケてないですし、
パチンコをやらない人に向かって
「オレは1時間で20K負けたけど、期待値的にはまだ1700円のマイナスだから無問題 (キリ」
「というわけでお小遣いおかわり!」
なんていおうものならリカバリー・サポート・ネットワークに相談されかねません・・・
パチンコ・スロットは社会的評価も悪いため、このような理屈を振りかざしてもおかしい人扱いされるのがオチです。
以前、同僚とパチンコ・スロットの話になり、スロットで勝つ理屈みたいなのを話したことがあります。一人は有名な国立大学を数学系の専攻で出ていたのでこういう理屈の話は得意だと思ったのですが、彼はパチンコを毛嫌いしていてとても会話が成立する状態ではなかったのですぐに引っ込め、以来同じビョーキ(趣味)をもった人としかこういう話をしないようにしています \(^o^)/