ジャグラー データ分析・攻略

これが店との相性?両極端な二店舗のマイジャグ個人データ!

どうも!

先日マイジャグラーで48K負け、以下のような恒例の泣き言ツイートをしました。

 

ツイートにもありますが、この店ではホントにBIGが引けません?

しかし一方で、BIGが引けまくりなお店もあるのです。

というわけで今回は、両極端な2店舗における僕のマイジャグラーの個人データを見ながら、

「店によってここまで偏るのか」

と唸ってしまうようなデータを紹介しつつ、その原因について考察してみたいと思います。

相性最悪の店のボーナス確率

まずは、冒頭のツイートにもあった相性が最悪なお店のデータをお見せしましょう。

総ゲーム数 135642G
BIG回数 455回
BIG確率 1/298.1 (設定1以下)
REG回数 464回
REG確率 1/292.3 (設定4の近似値)

これまで13万ゲーム以上回して、REG確率は設定4程度を維持できているのに、BIG確率は設定1の1/287を下回る数値でした。

サイッチー
一日とかの短い期間ならともかく、ここまでの大量データでこんな偏りが生まれるのか?まさか不正改造機?!

悶々とする思いはありますが、これだけではそれを証明することもできませんし、この結果を変えることもできません。そこで設定推測ツールでも使う二項分布を使って、各設定別の起こりやすさを算出してみるとこんな結果が出ました。

これは一台を打ち切った数値ではなく、何百台もの設定が異なる台を打った通算の結果なので、どこかの設定値にキレイに収まるわけではありませんが、BIGに関しては設定不問のヒキ弱、REGに関しては「中間設定は打てていたんだろうな」みたいな数値に見えますね。

しかしまぁ、馴らして設定3と4の間を打てていたと仮定しましょうか。マイジャグのBIG確率は設定3で1/275、設定4で1/264なので、間をとって1/270くらいとすると、135642GでBIG502回くらいは引けていてもよさそうなものです。それなのに455回しかないということは、47回近く欠損しているといえます。

サイッチー
ふざけやがって、この不正改造店が・・・健全化機構に通報してやる!

と思いたくなる数値ですね、ハイ。

しかしその前に、僕となぜか相性がよくて比較的いい思いをしているホールがあるので、そこのデータも同じように検証してみましょう。

相性がいい店のボーナス確率

というわけで、相性がいいお店のデータがこちらです。

総ゲーム数 143109G
BIG回数 637回
BIG確率 1/224.7 (設定6以上)
REG回数 457回
REG確率 1/313.8 (設定3と4の中間)

驚くべきことに、この店ではBIGを設定6をはるかに上回るペースで引けています。どのくらい引けているかというと、設定6の理論値を41回、設定4の理論値と比べると95回近くも上回るペースです。

相性が悪い店ではBIGが設定1以下で不正改造を疑っていたのに、この店では設定6を7%も上回るペースで引けています。BIG確率の確率分母の500倍近く回しているのにも関わらず、です。

REG確率を見れば設定3と4の間くらいなので、このBIGのヒキは完全に壊れていますね。

先ほどと同様に、このデータも二項分布の推測ツールにかけてみましょう。

・・・BIGがヤバイですね。99%以上で設定56となっているにも関わらず、REGは設定3と4の間という平凡な範囲に収まっています。設定差の大きいREG出現率から推測した設定6の可能性は0.000003%となっています。

先ほども書いたように、これは設定が異なる何百台もの台の通算なので、どこかの設定値にキレイに収まることはないでしょう。しかしまあ、最初の店とこの店でここまで違いますかね。これは、日頃「REG確率がいいから高設定」とか、そういうことを一生懸命にやっている僕にとっては少なからぬショックです・・・

2店舗の合算データ

2店舗でどうしてこんなにも差がついたのか、後ほど店の傾向も踏まえて分析をしてみたいと思いますが、まずは気を取り直して2店舗の合算データをみていきましょう。

総ゲーム数 278751G
BIG回数 1092回
BIG確率 1/255 (設定4と5の間。5寄り)
REG回数 920回
REG確率 1/303 (設定3と4の間。4寄り)

2店舗を合算してみると、なんかそれなりの数値に収まっていますね。確率分布的にも設定4と5にかなり収まってきています。

ちなみにこのデータは、かなり「やれてる」内容だといえます。長期的にこのくらいの数値を叩ければ、マイジャグラーではまず負けない、むしろ普通に勝てていけるでしょう。

しかしまぁ、相性のいい店舗と悪い店舗でよくもここまで差がつくものだと思います。

それに、一つの店舗に対して不正改造疑惑を持ち出すのであれば、もう一方の店舗に対しても店長ボタン、しかも僕が座るたびに何回も押してもらっていた可能性を疑わないといけませんね。

何が違うのか?自分なりに分析してみた

ここでは、データには見えないホール傾向や立ち回り面を考察してみることにしましょう。

まずはBIGヒキ弱店から。

ここは僕にとっては思い出深いお店で、そもそも僕がこの地域に住み着こうと思うきっかけになったお店です。僕がこの地域に来た当初、この店は毎日がお祭りのような状態で、「ジャグ専」と呼ばれる専業者を何人も飼っていました。

後からわかったのは、この当時は競合していた近隣店に対抗するために無理して頑張っていただけで、お祭りがいつまでも続くわけではありませんでした。この店は結局、スロットの稼働を近隣の競合店に奪われてしまい、かなり苦境に立たされています。

にも関わらず僕は、「この地域で勝てるきっかけを与えてくれたお店」ということで、このお店を心の中で特別視していました。大してよくもない状況でも、他のアテがないときはここで打ったりして、結果的におかしなデータを残してしまったのだろうと思います。冒頭のツイートで負けた日もそうでした。

一方のBIGヒキ強店はどうかというと、ここはリニューアルをしてから息を吹き返したお店です。リニューアル前のイメージが最悪だったのに加え、リニューアル後は専業多めでメリハリ配分が多く、当たり台を掴めれば楽しいけど、ハズレ台に座るとスコーンと負ける。そんな怖いイメージが強く、夕方から打つことが多い僕には手を出しづらいホールでした。

そのためか、この店では慎重には慎重を期し、実際に台を打つのはよほどの条件が整った台を確保できたときだけでした。そのためか「当たり台」を掴んだときの手応えは強く、ジャグラーにおいては「こぜ6」とか滅多に言わない僕でも、

「今日はさすがに6だったろ!」

と自信を持てるような強いデータになることもしばしばありました。

旧マイホということで軽い気持ちで打ってしまいBIGが引けずに苦しむ店と、メリハリ配分にビクビクしながらも結果が積み上がった店。

確率はブレるという単純な事実もあるとは思いますが、それ以外にもこういう店ごとの傾向の違いや、立ち回りのシビアさも結果に影響を与えたのではないかなと思います。

ジャグラーは収支が全て?

そして最後に、先ほどのデータでは端折っていた部分で、今回のキモとなる内容を紹介しようと思います。

そのデータとはズバリ、店舗ごとの合算確率、収支と大雑把な出玉率です。これを見れば、何が正解なのか、その答えに近づけるかもしれません。

ではいきましょう(^_^)

  BIGヒキ弱店 BIGヒキ強店
合算確率 1/147.6(設定3近似値) 1/130.8(設定5近似値)
収支 -5924円 796334円
時給 -31/h 3690/h
出玉率 99.93% 109.8%

一応、2店舗合算のデータも載せておきます。

  2店合算
合算確率 1/138.5(設定4近似値)
収支 790411円
時給 1930/h
出玉率 105.0%

 

合算するとなんかそれなりのデータになっていますが、2店舗を別々に見たデータは示唆に富んでいると思うので分析してみます。

まず合算確率から。

マイジャグの設定4の合算は1/139近くで、設定3で1/151です。ホントに設定4以上をかなり打てていたのなら、ヒキ弱店でも1/138にもう少し近い数値が出ても良さそうなものですよね。しかし結果として、1/147でしか引けないというのは、やはり設定4よりも設定3に近い台ばかりを打っていた可能性がアップします。

一方のヒキ強店は、合算が1/131と、設定5に近い数値を出しています。ツモれていない時も含んだ数値にも関わらずこんな数値を出しているというのは、ツモれた時には設定5や6をツモれていた可能性が高いからだと思います。

そして収支関係の数値。

パチンコ店は、設定を調整することによって利益をコントロールしています。設定を下げれば利益が上がり、設定を上げれば赤字になる。この単純極まりないロジックで出玉の開放や回収を行い店の経営を成り立たせているわけです。

この理屈は打ち手側にも当てはまります。低設定ばかりを打てば負け、高設定ばかりを打てば勝つ。

この大前提に立てば、ヒキ弱店では設定3程度の台しか打てておらず、ヒキ強店ではしっかりと高設定も打てているといえます。

もちろん確率は短期的にはブレますが、僕が持っているのは13万ゲームとかのボリュームです。13万ゲームといえば、20台以上の大きなシマの終日の稼働量に匹敵します。そういう規模で、「店が意図しないのに80万赤字」とか「店は出そうと思ったのに客側のマイナス5000円」とかは相当に考えづらく、このデータはやはり軽視できません。

お店は設定を調整するだけで毎月確実に利益を上げ、集客したいときには還元をできているという厳然たる事実の前には、バケが少し引けるとかは些末なことで、収支と出玉率という最終結果だけが重要なのかもしれません。

まさかオール3営業?

そう考えるとこのヒキ弱店は、悪名高き「オール3」営業か、それに近い営業をしている可能性も否めません。

ジャグラーの設定3は機械割が100%程度となっていて、非等価店においては機械割が100%でも現金投資と交換時に換金ギャップが生まれるため、それでも利益が上がると言われています。

まあ完全なオール3ではないにしても、低設定と高設定の割合を圧倒的に減らして3を多く使うという騙し騙しのスタイルはアリなのかもしれません。中間多用のスタイルについては最近思うところがあるので次の記事で書きたいと思いますが。。

設定3を多用しておけば、REG確率が少し上にブレれば1/250くらいの数値になることはよくあるでしょう。BIGもREGも少し上にブレれば、まるで高設定のような数値の台が勝手に生まれてきます。

ハナハナをよく打っていた頃に思っていたのですが、設定6でも1/340くらいしかないREGを、引くときはまあ引けるんですよね。終日で1/250くらいで推移することもあれば、たまにREG1/200で終日行ってしまうこともあります。この1/340というのが、マイジャグの設定3のREG確率なので、ハナハナで起こることはマイジャグの設定3にも当然起こるわけです。

マイジャグの設定3のシミュレートをしてみるとわかりますが、この設定はまあどうにでもなる「七変化の設定」だと思います。こんなのを多用されたら、あるときは据え置きに見えたり、あるときは並んで高設定が入っているように見えたり、あるときは凹みアゲに見えたりと、いろんなパターンがあるように見えるでしょう。しかしそれらはすべて中間設定の3でしかない・・・

それを高設定を勘違いしてぶん回すにも関わらず結果がついてこない。クセを掴んだ気になってもいつまで経っても再現性のある立ち回りとならない。というのが僕と、この店でマイジャグラーを打っている他の客の姿なのかもしれません。

BIGこそ収束すべき?

以前、別の記事で、

「ジャグラーはREGや合算の細かい確率云々ではなく、しっかりとした根拠のもとに台を選ぶゲームで、そうすれば結果はついてくる」

という趣旨のコメントをいただいたことがあります。

そのコメントには完全に同意なのですが、それでも僕は

「ジャグラーってのはREG確率に大きな設定差がついているのだから、ここを無視することはできない」

と考えていました。

まあこれについては考えは変わらないのですが、少し考えを改めるべき点としては

「ジャグラーのBIG確率は高設定ほど分母が小さく、REGよりも早い段階で収束に向かいやすい」

「特にマイジャグラーはBIG確率にも無視できない設定差があり、いつまで経ってもBIG確率が極端に悪い場合、大した設定を打てていない可能性を大いに疑うべき」

ということかもしれません。

マイジャグのBIG確率って

  • 設定1: 1/287
  • 設定2: 1/282
  • 設定3: 1/275
  • 設定4: 1/264
  • 設定5: 1/252
  • 設定6: 1/241

となっていて、一番上と一番下を比べるとそれなりの差ですが、中間設定の3とか4を比べても大した差には見えません。

でも一つ思うのは、高設定になればなるほど分母が小さくなり、それだけ早く収束に向かうはずです。であるならば、ある意味においては「ジャグラーはBIGが引けて勝てりゃいいんだよ」という少し荒っぽい論理も、超長期的にみた場合には言えるのではないかと。

つまりジャグラーにおける正義とは

「いい台を打てていれば、当然のごとくBIGが引けて、結果も勝手についてくる」

ということなのかもしれません。

でも13万ゲームと14万ゲームというデータが十分なのかどうかも含め判断は難しいものですよね。確率というものはつくづくプレーヤーの想像の上をいっているので、このデータが今後どのように推移するかは僕にはわかりませんし、結果次第ではここで僕が書いた推測はすべて的外れとなるかもしれません。

スロットを程よく楽んでいるプレーヤーの方には、こんな事細かにデータを取るのも、アホみたいなゲーム数を打つのも現実的ではないかもしれませんが、この年レベルのでデータであってもここまでの確率の偏りが起こりうるということ、そしてやはり重視すべきは結果なのではないかとという考えをお伝えすることができたら幸いです。 

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