どうも!
先日ホールを歩いていたら、REG先行のマイジャグラーを見つけました。
REG先行台が大好物の僕は、
「お?」
と思ったのですが、結局この台は打ちませんでした。
ですがその時のデータがちょっと面白いなと思ったので共有させていただこうと思います。
REG先行台のデータ
問題の画像はこちらです。

当日のデータを見ると、2145GでBIG4、REG10です。
BIGは設定1以下ですが、設定差の大きいREG確率は1/215なので、設定6よりもよい数値となっています。
まあREG先行台に関しては警戒をしている人も多く、これだけでいきなり飛びつく人は少ないと思います。
ですが、ただ単に「REG先行台は罠だ!触るな危険!」というのでなく、それ以外にもこのデータから見てとれることがあります。
それはズバリ、過去のデータです。
過去のデータを見ると、この台は過去3日間、REG確率が設定1をはるかに下回る悪さだったのです。
仮定の話ですが、この台がずっと同じ設定で据え置いていたとしましょう。
その場合、過去データと合算をしてみると、このデータは全く違って見えてきます。
期間 | BIG | REG | 合算 |
当日のみ | 1/536 (設定1以下) | 1/215 (設定6以上) | 1/153 (設定3並み) |
当日+昨日 | 1/380 (設定1以下) | 1/444 (設定1以下) | 1/205 (設定1以下) |
当日+過去2日 | 1/297 (設定1以下) | 1/538 (設定1以下) | 1/191 (設定1以下) |
当日+過去3日 | 1/274 (設定3並み) | 1/549 (設定1以下) | 1/180 (設定1以下) |
当日分のREG確率だけをみると1/215に見えますが、過去のデータと合算すると、REG確率は設定1以下となっています。
もちろん、この台が4日間同じ設定を据え置いていたかどうかを知る由もありません。
もしかすると、昨日までは低設定だったけど、今日から高設定に上げたかもしれません。
しかし、このホールは年末年始営業の真っ最中に加え、特定日でもなんでもないかなりやる気のない日だったので、低設定放置の可能性の方が高いと思います。
低設定据え置きという前提で、過去2日間、3日間、4日間の合算データを見るとどうでしょう?
どこを見てもバリバリの低設定に見えませんか?
ホールが設定を入れる理由があるかどうかを考えることで、台のデータを違った角度から眺めることができます。
今回の場合、ホールが設定を使う理由が見出せないため、低設定放置と推測します。
逆にこれが特定日とかならば「昨日までのバリバリ低設定台に設定を入れてきた」と推測したかもしれません。
このようにホールの状況を考慮すると、全く同じデータであってもデータの見え方は大きく変わります。
確率は、膨大な試行を繰り返せば理論値に限りなく近くという性質があります。
そして同時に、少ない試行回数では人間の想像を超えた偏りを見せることもあります。
例えば、5000GでBIGが3回しか引けない台。1000Gでボーナスが20回当たる台。どちらも実際の確率を無視したような現象に見えます。しかしこのいずれも、発生頻度は低いにせよ、実際に発生します。
そう考えると、低設定が2000GでREGを10回引くなどは朝メシ前です。その反動として2000G以上REGが当たらないなんてこともザラに起こります。
2000GでREG10回と、次の2000GでREG0回。これらを合算すると、4000GでREG10回、低設定の数値が出来上がります。
このように、確率を考えるときは、発生した現象の裏側を見ることで、実際に起こりそうな事象かどうかを推測する手助けになります。
この台の結末は?
では、この2145GでBIG4、REG10の台はその後どうなったのか??
最終データをチェックするとこんなことになっていました。
2145G時点
BIG4 (1/536)
REG10 (1/215)
合算 1/153
最終データ
ゲーム数: 5282G
BIG 20 (1/264)
REG 18 (1/293)
合算 1/139
あれ?あれれ??
最終データをみると、ちょうど設定4のような数値に見えます。
ではこの台は設定いくつだったのか?
低設定を数日使ったから、ここで設定を上げてきたのか?
それとも低設定なのにうまく引けて、設定4っぽく見えたのか?
どちらもあり得ると思います。
ジャグラー、ひいては確率というのはかくも訳のわからない代物なんですね・・・
訳のわからないものを、訳のわからないものと認めた上で、その上で推測を試みる・・・
そして答えが出ずどっちつかずのまま推測を続ける・・・
これがジャグラーの難しさであり、面白さでしょうか。
ただ、トータルでプラス収支を目指すという視点で臨むならば、こんな台は無視して問題ないと思います。
もしもこの台が設定6をぶっちぎるようなデータで閉店していたならば、「どうしてこの台はこんなデータになったのか?」を考えることによって、将来高設定にたどり着く可能性を高めることができるかもしれません。
しかし、中間設定のようなデータであれば、これはもう低設定でも起こり得る「ノイズ」として処理するしかありません。
このように、日々ホールで見たデータからあれこれ考えていくと、ホールの傾向というものが見えてくる気がします。
一つ一つの情報は断片的でも、ある程度の期間にわたって蓄積すると、他の人よりも有利に立ち回れるようになるでしょう。
ここで「有利な立ち回り」というのは、「今日という日の、このホールの、この台を打たない」という選択かもしれません。
これは地域やホールにもよると思いますが、通っているホールで情報を蓄積していくと、低設定を回避することができるようになり、逆にいい結果になりやすい傾向を見つけ出すことで、たとえ通常営業であってもジャグラーは勝てるようになると思っています。