どうも!
今回は「回胴の鉄人」というYouTube動画いついて書きたいと思います。
回胴の鉄人とは
回胴の鉄人というのは、マルハンチャンネルがYouTube上で配信しているパチスロの動画です。
マルハンが擁する4人の鉄人に挑戦者がスロット実戦で挑むという内容で、毎週金曜日の19時に公開されています(2021年1月現在)。
前半と後半の二部構成になっていて、二週間かけて一つの実戦になっています。
鉄人も挑戦者も有名な演者さんなので、実戦やトークなど純粋に楽しめそうですが、「回胴の鉄人」にはもう一つの「仕掛け」があり、設定狙いにも活用できるのです。
回胴の鉄人機種

ですよね・・・
たしかに、機種の挙動・解析・設定差を知るのなら解析サイトを見るべきなのですが、「回胴の鉄人」はそれ自体が「機種示唆」になっているのです。
例えば、ある週の金曜日に夜に回胴の鉄人が公開され、その中で「番長3」の実戦を行なっていたら、翌日の土曜日に番長3の設定配分が高まるという感じです。
なので動画の内容は全部見なくてもいいのですが、どの機種を打つかだけは把握しておきます(たまに複数機種を打っていることもあります)。
僕のいったマルハンでの最近の実例でいえば、回胴の鉄人がバジリスク絆2を打った翌日にバジリスク絆に設定が入っていました。僕はスカってしまいましたが、僕の右隣が設定6確定、左二つ隣が456確定、バジリスク絆2全体でも20000枚以上の客側のプラス差枚となっていて、ホール側は明らかに回胴の鉄人機種に寄せて設定を入れていたことがわかりました。なにがアツいって、この日は7の日でもなんでもない普通の土曜日だったのです。
マルハンの旧イベ日は7のつく日ですが、それとは別に月に4日も設定に期待できる日が増えたということで、しかもそれが一般的には設定配分が落ちるとされる週末の土曜日なので、週末休みのリーマンスロッターは歓喜です。
ホールによる温度差はある
しかし注意点もあります。
「土曜日=回胴の鉄人機種がアツい」というのはあくまでホール次第だということで、都心のマルハンはかなり意識しているようですが、そうでないところもあるかもしれません。
上で例にあげたマルハンみたいにしっかり頑張ってくれたところもあれば、逆に

なんてつれないマルハンもあるかもしれません。「回胴の鉄人機種」なんていっても別にチェーン全体を上げての「公約」でもなんでもないので、実際に使えるかどうかは自分の目と足で検証していく必要があります。
実際に店舗に行って、対象機種の朝イチの客層や埋まり具合、周囲の台の挙動や確定演出を見たり、マルハンアプリで履歴データや全体データから設定状況を予想したり、ツイッターで予想屋を探ったりと、やり方はいろいろあると思いますが、対象機種は一機種だけなので検証しやすいはずです。
機種やホールの意図も大事
設定狙いにおいてはホールの意図を読み取って臨機応変に動くべきですが、これについても同じことがいえます。
一つの例を挙げましょう。
昨年の回胴の鉄人はしばらく凱旋回が続いたのですが、凱旋はすでに撤去が迫っていた機種だし、凱旋は低設定の誤爆があるので高設定を入れなくても出玉感はあるし、打ち納めみたいなノリで低設定上等で打つ打ち手も多かったので、設定はほとんど入っていなかったと思います。
逆に初めてバジリスク絆2が対象機種になった時にはしっかりと設定6が入っていました。
これは、ホールが育てたい機種どうかで扱いが大きく変わるという好例でもありました。
また時期的な問題もあります。年末年始などの大型連休中は土曜日でも回胴の鉄人なんかお構いなしに抜きにくるし(マルハンは大型連休に最も苛烈な回収をするチェーンだと思っています)、最近は緊急事態宣言の影響もあり、マルハン全体の信頼度は少し弱めですが、上に挙げた絆2と似たようなことは今後も起きると思います。
例えば、最近は番長3などの出玉力のある5号機が対象機種になりがちですが、今後6.1号機などを選んできた場合、そこにはマルハンのその機種への期待感が込められている可能性が高いので、会社の戦略とシンクロできる「デキる店長」ならばその機種にしっかりと設定を入れてくる可能性はあります。
逆に対象機種であっても、マルハンの店舗によって設置規模も違うし、もし設置が少なければスルーするとかはあるでしょう。
なので「土曜日は回胴の鉄人機種だからアツい」と闇雲に期待するだけでなく、過去の傾向とホール側の意図を合わせて考えると、鉄人たちと同じように楽しく打てるかもしれませんね。
こういう示唆も面白い
以上、回胴の鉄人という番組の僕なりの見方を紹介させていただきました。
裏でコソコソと雑誌の「取材」という体裁を取り繕ったり、SNSの予想屋みたいなのを使ったりするのもいいですが、自分でチャンネルを作って、そこでいろんなことを示唆できちゃったら面白いですよね。今は週一の番組ですが、将来的には例えば5の日の前日に突然ジャグラー番組が公開されて、それがなにか「意味」を持っていたりとか、そういう変則的なパターンもあったら面白そうですね。
あくまで「パチンコパチスロを盛り上げるために動画を配信しているだけ」だから煽りとかイベントではないし、公開した動画はネット上に残り続けるので勝手にアクセスを稼いで集客につなげたり、ひいては企業のブランド価値向上に寄与するかもしれないですしね。
本文でも書いたように、今はコロナや6号機への移行で不安定な時代なので、ここで書いた内容も正直いつまで通用するかわかりませんし、そもそも通用しないホールもあるでしょう。ただ少なくとも、YouTube動画と連動して設定を使っていたマルハンがあるのは事実です。
これが意味するのは、彼らはただ殿様営業をしているだけでなく、いろんなことを考えて営業をしているということであり、ホール側に仕掛けや意図があれば打ち手側も攻めがいがあるというものです。
中国の「上に政策あれば、下に対策あり」という言葉に倣って、「ホールに意図あれば、打ち手に狙い目あり」といったところでしょうか。今は厳しい時期ですが、一日も早くコロナが収まってホールとの駆け引きや台の挙動を楽しめる日が来ることを楽しみにしています ?