スロットで勝つためには期待値を積むしかない。
スロットで勝ちたいと思ってネットなどで勝つための方法を調べた方ならば、必ずこんな言葉を目にしたことでしょう。「期待値を積めば勝てるキリ!」みたいな盲目的な内容を見て疑う方もいるかもしれませんが、これは紛れもない真実です。スロットで勝つ方法って、すでにネット上のあちこちに転がっているのです。
しかし、スロットで継続的にプラス収支を出せている人は1割程度、一説では3%しかいないともいわれています。
勝つための情報はこれだけ世の中に溢れているのに、大半の方が勝てないのはなぜなのか。実は僕自身、勝つための方法はすでに知っていて、実際に勝とうとしているのに勝てないという時期が長く続きました。僕はあることをきっかけにそのハードルを超え、なんとかプラス収支を出せるようになりましたが、今回は、僕自身の経験も踏まえて勝つためには期待値と同じくらい重要なことを書いたみたいと思います。
勝ちの定義
本題に入る前に、ここでいう「勝ち」とはなにかを定義しておきましょう。僕が考える「勝ち」とは、
ある程度の期間にわたってスロットを打ち、その上でプラス収支を残せている状態
だと思っています。
一日単位の勝ち負けにはほとんど意味がありません。低設定でも誤爆で万枚出ることだってありますし、逆に高設定を打てたとしても1日では負けで終わってしまうことだってあります。
では具体的にどのくらいの期間をもって「ある程度の期間」というのかというと… 僕の経験では100時間もあればそれなりに結果と内容が近くなってくるのではないかと思います。
もちろん100時間でも結果通りになるわけではありません。打つ機種の波の荒さや稼いだ期待値の量によって結果はブレやすくなります。しかし少なくとも、低設定しか打っていないのに収支が伸び続けるとか、逆にプラス期待値の台ばかり打っているのに負債が膨らみ続けるというレアなケースが起こる可能性はかなり低くなってきます。
ちなみに100時間というと、毎日朝から晩までぶっ続けでスロットを打ったとしても1週間以上かかります。
打てるのは会社や学校帰りの数時間、終日打てるのは週末だけという人の場合、足しげくホールに通ったとしても一ヶ月はかかるでしょう。そこまで打つ頻度が高くない場合、三ヶ月やそれ以上の長い期間を要することだってあります。
このくらいの期間にわたってプラス収支を維持できているのであれば、それはまぐれ勝ちではなく、力で押し切った結果の勝利だと自信を持っていいと思います。
勝つ方法は二つしかない
スロットで勝つための考え方は一つしかありません。それは
プラス期待値を積む
ことです。
そしてプラス期待値を積む方法は二つしかありません。それは
- 設定狙いで高設定台を打つ
- ハイエナで期待値プラスの台の天井やゾーンを狙い打つ
以上です。これは今までに見聞きしたことがある方も多いでしょう。
スロットで勝つ理屈ばかりか、その具体的な手法もネット上に公開されているのに、冒頭で書いたように9割近い人がスロットで勝てないのでしょうか?
マイナス期待値を積む遊技
スロットで勝つにはプラス期待値を積む以外にない。ということは逆に、スロットで勝てない原因は
プラス期待値を積めていない=マイナス期待値を積まされている
これに他なりません。
マイナス期待値を積むのは
- 低設定を打つ
- (AT抜け直後など)期待値がマイナスの部分を打つ
この二つが大半でしょう。
しかし、マイナス期待値を打つのはある意味では自然なことなのです。なぜなら、ホールは日々利益を上げてノルマを達成するべく店内のほとんどの台を低設定にして客がくるのを待っています。
つまり、深く考えずに打ちたい台を打つと低設定を打たされる可能性が圧倒的に高いというのがほとんどのホールの現実です。
わかっているのに勝てない!
負けている9割の打ち手の中には、勝ち負けをまったく意識していない人もいますが、やはり勝とうと思っているのに勝てない人の方が多いのではないでしょうか。
それを詳しく見れば、勝とうと思っているけど勝ち方がわからない人と、勝とうと思っていて勝ち方も知っているけど勝てない人がいると思います。僕自身もそういう時期が長く続きました。
そしてこれ、スロットとは少し違うのですが、かなり似ていることがあるのです。
僕は今、その「かなり似ていること」に苦戦しています。
ダイエットとスロットの類似点
では何がスロットと似ているのかというと、ズバリ「ダイエット」なのです。
「はぁ?」
と思われたかもしれません…
ダイエットで体重を落とすための基本はシンプルで、
消費カロリー > 摂取カロリー
という状態を作り出せば勝手に体重は落ちるという非常にわかりやすいロジックです。
スロットも
プラス期待値 > マイナス期待値
という状態を作れば勝手に収支は伸びます。このシンプルさ…スロットとダイエットってなんか似ていませんか?
この単純さにも関わらず、世の中にはダイエットができずに困っている人がたくさんいます。何を隠そう僕もその1人です。
僕は10代の頃は病弱なため痩せすぎなくらいだったのですが、20代になって病気が完治すると徐々に太り、歳を重ねるごとに太りやすくなり、禁煙をしたら太り、さらに歳を重ねて太りやすくなり、さらに体をまったく使わない仕事のため運動不足でさらに太りやすいという悪循環の極みです。
幸い、僕は身長がそこそこあるためそこまで太ってみえていませんが、健康診断では結構ヤバい結果が出ています。
体重を減らしたいという気持ちはあり、体重を減らすための方法も知っているのに、なぜかいまだに問題を解決できていない自分がいます。僕の状況をスロッターに置き換えてみましょう。
うまくいかないスロッターの場合

ちょっと笑うに笑えない状況ですが、僕の体重問題となんとなく似ていませんか?では痩せるため僕はに何をしているのかと言われると、ハッキリ言って何もしていません。
痩せる方法を知っているのに実践できないダイエッターの場合

と方法だけは知っているのです。これがスロッターなら…
勝てる方法はわかっているスロッターの場合

ならば今の状況を打破するために何をしているのかいうと…
先延ばしのダイエッター

先延ばしのスロッター

そしてもう一つ。問題解決のための方法を実践したのに継続できないケース。
言い訳をするダイエッター

言い訳をするスロッター

そこまでいろいろわかっているのにうまく行かない理由は、もうお分かりでしょう。
それはズバリ心構えにあります。






こんな感じの甘えた考えでした。
頭ではスロットの勝ち方をわかっているのにうまくいかない方は、僕のダイエットと似たようなことがホールで起きているのではないでしょうか。
食べ物に関しては自分に甘すぎる僕ですが、スロットに関してはあることをきっかけに考え方を変えられるようになりました。






と、こんな感じです。
一つ一つを見ると難しいことはなにもなく、すでに知っている基本的なことをしっかりと実行できるかどうかの問題なのです。
僕もダイエットでうまくいったこともあり、そんな時は上に書いたようなことを習慣化できていたのです。逆にうまく行かない時は、当たり前のことを当たり前にこなせていない時なのです。それ以外にありません。スロットに関して同じだと思います。
ダイエットといえばライザップのCMが有名ですが、あれなんかまさにいい例だと思います。実際に利用したことはないので想像に過ぎませんが、そこで行われているのは魔法でもなんでもなく、ごく普通の使い古されたトレーニングメニューと食事改善なのかなと思っています。
ライザップの強みは、人間の弱さや習性を知り尽くし、モチベーションが落ちてきたり、怠けたがる人間に対して効果的なサポートを提供するノウハウと、それを継続的に行うトレーナーの質にあるのかなと思っています。
スロットに関してはお尻を叩いてくれるトレーナーというのは簡単に見つけられないと思いますが、基本はダイエットと同じで、頭でわかっている当たり前のことを体の芯にまで染み込ませて確実に実践することが、勝つための第一歩なのかなと思っています。
そのためには「勝ちたい」よりも一歩踏み込んだ「勝つ!」というモチベーションが重要になってくるのですが、モチベーションを維持するためには、「なぜ自分は勝たなければいけないのか」を明確にすることが重要になってきます。が、今回はかなり長くなってしまったのでまた機会を見て書きたいと思います。