朝からジャグラーを打つ場合、どの台を打つか悩みますよね。
カド台?
前日凹み台?
前日出てた台?
とりあえず空いてる台?
朝イチはすべての台がまっさらな履歴なので、当日の履歴を根拠に選ぶことはできません。
朝イチで選んだ台が突っ走ってくれればラクですが、毎回そうなってくれるわけではありません。
朝の調子がイマイチだったりすると不安が芽生えます。
「ちょっと引きが悪いのか?それとも設定が悪いのか?」
ツッパってみたら大ハマリを食らって負けてしまったり、逆に早めに見切ったら次に座った人にたくさん出されてしまったり・・・
結局答えなんてわからないんですよね・・・それがジャグラーの難しいところでもあり面白いところでもあるんですが。
今回は、僕がよく打ちに行くひとつのホールの例を挙げながら、僕なりの朝イチの台選びの一つのアプローチみたいなものを紹介してみたいと思います。
ホールによって傾向や狙い方は変わってくるので「これが正解!」というものがないのが設定狙いの難しいところですが、似たような傾向のホールを見つけることができればかなり有利に立ち回ることができると思います。
特定日だけメリハリになるホール
今回紹介するのは僕がよく通っているホールで、ジャグラーに比較的チカラが入っています。
通常営業日は台数の割に稼働がそこまでありませんが、特定日になるとそれなりの人数が並びます。
500人とか1000人も並ぶわけではありませんが、特定日になると番長3・バジリスク絆・まどかマギカシリーズといった機種が埋まるのは他のお店と同じですが、このホールはジャグラーもかなり稼働します。特にマイジャグラーが人気で、朝イチはとりあえず全台埋まるいきおいです。
そして期待を裏切らず、マイジャグラーからは高設定っぽい台がちらほらと出てきます。
特定日には差枚数が5000枚を超えるような台やREGが40回以上当たる(13時間営業)台も出てくることから、特定日には設定6も使っていると予想されます。
特定日以外にはそこまで強い台というのはめったに目撃されないので、特定日以外は設定5まで、特定日は設定6を列に1台ずつという感じで、設定6はここぞという時にだけ使っているのかもしれません。
その代わりと言ってはなんですが、特定日には「設定1じゃないの?」と思いたくなるような死に台も目につきます。
通常営業日は稼働を落とさないように設定1はなるべく避け、設定2から中間設定をほどほどにちりばめているのではないかと予想しています。
特定日は設定6も含めた高設定をいつもより多く使いますが、ハズレ台はキッチリ設定1に落とすことで、全体的な出玉感は損なわずに利益も確保していると思われます。
つまりこのホールは、通常営業日はフラット営業、特定日はメリハリ営業という風に設定配分を使い分けているといえます。
設定狙いで行っているホールがどういう傾向なのか、まずは特定日と通常営業日の大まかな違いを把握してみるといいでしょう。
特定日だけクセが変わる
そして次の傾向は「特定日だけ高設定投入のクセが変わる」ということです。
具体的には
- 通常営業日はガックン対策がしてある。
- 特定日はガックンする台としない台があるが、人が多いのでガックンチェックしてからの移動はムリ。
- 通常営業日はわかりやすいクセが多い。具体的には、3日凹み台・前日バケ死台など、常連さんが狙いたくなる台に当たり台が多い。
- 特定日は前日の履歴などガン無視で、目立つ場所に設定が入りやすい。
という感じです。
他にも細かいことはあるのですが、特定日と通常営業日の違いで顕著なのはこんなところです。
これらの傾向は、しばらくそこで打っているうちに無意識に体感していたことでした。
それを裏付けるためにデータをあれこれ見てみて、自信を深めたのです。
おそらくですが、お店の考えとしては
通常営業日は、
- 常連でもスロプでもいいからある程度稼働してほしい。
- あえて読みやすいクセを残しておく。でも生かさず殺さずのレベルで利益を損なわないように調整する。
- これによって「この店は通常営業でも勝てる」とか「通えば通うほど有利」というイメージを醸成し、ひいては一般客の集客にもつなげたい。
一方で特定日は、
- 稼働もそこそこ強く、軍団や一見客も多く来店するので、細かいクセなどで常連客をヨイショする必要もない。
- むしろ全体的な出玉感と稼働が演出できるような設定配分を心がける。
という感じなのではないかと素人ながら考えています。
特定日の攻め方
もしこんなホールを見つけて打つとなったらどうするか?
僕が実際に行っているのは、
- 特定日だけ朝から抽選を受ける
- 特定日だけ設定が入りやすい場所を狙う
というものです。
通常営業日もいいのですが、仕事があるときは朝からは行けませんし、そうでなくともそこは年中無休でスロットを打つ人たちの草刈り場的な場所になっているので、スロッカスリーマンのワタシは自粛しております。
問題は「特定日だけ設定が入りやすい場所」はどこなのか?
ということですが、これについても特定日に何度か通っているうちに仮説が立ちました。
いつも同じような場所の台が出ているのです。
最初に気づいたのは中央通路寄りのカド台とカドから5番目の台でした。
自分がそこで高設定を打ったことも含め「なんかここはいつも出てるよなあ」とふと思ったことがきっかけです。
それでデータをあれこれ見てみました。
すると特定日にはこれらの台がプラス差枚で終わりやすいという傾向がわかりました。
そしてそれらの台の隣(特にカド4)はマイナス差枚になりやすいという傾向も見えてきました。
こんなデータを積み上げていったら、これ以外にも特定日にプラス差枚になりやすい箇所が数カ所見えてきました。
僕がやっていたのは、それらの台に座って打つというだけです。
この単純な立ち回りを実行しただけで、そのホールではトータルしてプラスの結果を出すことができました。
僕のような遊びでスロットを打つ人間にとっては、負けずに遊べるというのがかなり重要なのでこれは嬉しいことでした。
デメリットは抽選参加人数
とはいえ、この方法にデメリットがないわけではありません。
それは抽選参加人数です。
たまにオフミーとか人が集まりやすいイベントが重なると、人が集まりすぎてしまうので、抽選ではじかれたりまともに台を選べないこともあります。
今ではそういうイベントがあると事前に知っていたら避けるようにしています。
僕はザコなので、人がたくさん集まりすぎると何にもできなくなってしまいますので・・・
特に軍団とかグループできている人たちが苦手ですね。
ですのでそういう人がなるべく少ないホールを選ぶようにしています。
というわけで最近は人が集まりすぎない特定日を狙っています。
余談ですが、過去にも自分はグランドオープンしたお店をスルーして、その近くの競合店とかばっかりいっていました。
「人が多すぎなくてがんばっているお店を探す」というのが個人的なこだわりみたいなものかもしれません。
自分が行く店ではなくて、近隣の店でオフミーとかそういうのをやってくれるとむしろ助かります。
狙い台でも出なきゃやめる
というわけで、僕のこのホールにおける狙い台は
特定日だけ出やすい台があるからそれを狙う!
という単純なものです。
しかし、いつも自信満々で全ツッパするわけではありません。
よほどの展開にならない限り2000Gくらいは黙って回すように心がけていますが、2000G回して強い要素がなければスパッとやめてしまいます。
REGとかの高設定を意識する部分がしっかりついてこないと、持ちメダルがあってもヤメてしまいます。
それで高設定を捨てていることもあると思いますが
「高設定なら高設定らしい挙動をしてくれ。でなきゃ捨てるぞ」
と考え、あまり気にしないようにしています(とかいいながら後悔するときもありますが)。
捨ててよかったことも捨てて後悔したこともありますが、まずは負けないということを意識しているので特定日だろうがなんだろうが期待感よりも不安感が大きくなったら逃げてしまいます。
1台目をヤメたあと、同じホールでジャグラーを2台目3台目と攻めることはほとんどしません。
特定日で稼働も高いのでいい台は空かないので、お店の中をうろちょろするのも面倒です。
ちらほら打てそうな台が空くこともありますが、「空いた台を適当に打つくらいなら朝イチ座った台を打ちきるべきだった」と考えるとうかつに空き台を攻める気になれません。
となれば散歩がてらホールを移動してハイエナしたりして、早めに帰ってしまうことがほとんどです。
こんなチキンなやり方でも、たまにバリバリの高設定っぽい台に座れて終日打ち切れることがあります。
そういう時にしっかり勝ちを掴み、不安なときは早めに逃げる。
こんなことを繰り返していれば、負けにくいというというか、トータルでは勝ててしまいます。
バリバリに勝ってる人は別でしょうが、僕のようにちょいプラスみたいな人って、
「大したことしてないし勝った実感もないのに収支を見たら勝ってる」
というパターンが多いのではないかと思います。
実際のデータから特定日の傾向を見抜く
ではここで先ほどの傾向を裏付けるデータをいくつかお見せしましょう。
これは2018年1月から3月までの、そのホールの特定日のデータを集計したものです。
本当はもっとお見せしたいのですが、表がごちゃごちゃになってしまうのでいくつか傾向が顕著な台をピックアップしてみました。
勝率 | 総G | REG | 合算 | 平均差枚 | 出玉率 | |
台A | 71.4% (5/7) | 39005G | 1/275 | 1/129 | 1391枚 | 108.1% |
台B | 71.4% (5/7) | 41564G | 1/312 | 1/133 | 1592枚 | 108.9% |
台C | 14.3% (1/7) | 33446G | 1/423 | 1/189 | ▲1248枚 | 91.3% |
台D | 0% (0/7) | 33239G | 1/329 | 1/175 | ▲1418枚 | 90.0% |
台A = メイン出入口からよく目立つマイジャグ
台Aはメイン出入り口からマイジャグのシマで一番に目に入る場所にある台です。
過去7回の特定日のうち5回はプラス、トータル差枚数は9529枚となります。出玉率は平均して108.1%になります。
時給でいうならが3500円オーバーとなります。つまり特定日のたびにこの台に座るだけで時給3500円を達成できたのです。
差枚マイナスの日もありますが、低設定挙動を感じた日はムキになって打つこともないでしょう。
こんなオイシイ傾向を知っていたら、いつもこんな台に座りたいものですが、お店は抽選入場なのでその保証はありません。
ですが他にも特定日だけ強い台はいくつかあるので、それらを狙えばいいのです。
勝ちに徹するなら、こういう強い傾向の台が確保できなければ帰ってしまうのもありでしょうね。
台B = シマの真ん中あたりのマイジャグ
台Bはマイジャグラーのシマの真ん中あたりに位置する台で、ここも特定日にはよく出ているイメージがある台です。
過去7回の特定日のうち5回はプラス、トータル差枚数は11144枚となります。
7日トータルのREG確率こそ1/312とそこまでよくないものの、合算確率は1/133ですし、出玉率は平均して108.9%と高設定が多用されていたことをうかがわせるデータです。
1日だけ差枚が1700枚近いマイナスの日があり、それが足を引っ張ったようですが、そんな挙動が悪い日はスパッと見切ってしまえばオイシイところだけを取れたかもしれませんね。
台C = いつも出ているマイジャグの隣の台
特定日にオイシイ台を2台紹介したので、今度は趣向を変えてダメダメな台です。
台Cは先ほど紹介した台Bの隣の台なのです。
台Bは勝率71%なのにその隣の台Cは負け続きです。隣同士の台なのに天国と地獄ですね!
REG確率と差枚を見れば、ほぼ設定1が使われていたと推測されます。
どうでしょう、隣の台Bとのこの圧倒的な違い?
このホールは、どういう設定配分にすればホール全体で一番稼働がついて、かつ利益を最大化(損失を最小化)できるか、いろいろ試してみたと思います。
その結果、過去にうまくいった布陣を特定日のたびに繰り返しているだけなのかもしれませんね。
台Cの傾向なんかはデータを見れば一目瞭然です。
データを知っていれば、こんな台であえて勝負には出ないでしょう。
しかしデータを取りをしないとこんな風には見えてこないものです。
特定日の朝、抽選番号が悪くてこの台しか空いていなかったら打ちますか?
朝イチってみんな急いでいるから場の雰囲気に気圧されてつい押さえて打ってしまいそうですよね。
でもデータを取って傾向を知っていれば、こんな台を打たない可能性が高いでしょう。
データ取りは、高設定を絞るだけでなく低設定を避けるという目的でも使えるというわけですね。
台D = 絶対に座ってはいけない台
最後の台だけマイジャグラーではなくアイムジャグラーなのですが、興味深いので掲載しました。
この台は、柱の陰とでもいうか、とにかく目立たない場所にあるんです。
ホール傾向のところでもお伝えしたように、このホールは特定日は目立つところに高設定を使うホールです。
通常営業中に同じ人がこの台で毎日負けていたら、お店は設定を入れるかもしれません。
しかし特定日は客入りも多いので、常連客をピンポイントでケアするわけにもいきません。
となればキッチリと設定1で回収にきたのでしょう。
ぼんやり体感しているクセをデータで確認
以上、特定日の傾向がかなり顕著なホールのデータを見ながら台ごとの傾向を分析してみました。
本文中でも申し上げたように、これらの傾向は実はデータをとる前から感覚的に感じていたものでした。
それがデータを取ったら傾向がより顕著になって自信を深めることができるようになりましたし、それまであまり意識して見ていなかった台についても傾向を把握することができました。
この傾向が大きく変わらない限りは、このホールの特定日は朝からジャグラーを打つことができます。
もちろん他のホールに行ってもいいのですが「他に強いアテがないときはここにくればいいや」という保険的な使い方もできるわけです。
データ取りっていうとなんかパチスロ専業者とかの大げさなことに聞こえがちですが、ガツガツ勝ちにいくスタンスでなくても、楽しく遊ぶためにも有効なのかなと思います。どうせ打つならよく当たる台を打ちたいですしね。
とはいえいきなりすべての店の全台のデータを取る必要もありません。まずは体感的に「なんかあそこはこういうパターンあるよなあ」と感じているところを検証してみるだけでも試してみる価値はあるかもしれませんし、そこから新しい傾向が見えてくることもあります。最初はスマホのメモとか簡単なものでもいいのかなと思っています。