僕は、ジャグラーを打つときはマイジャグラーを狙うことが割合的に多いのですが、今回はマイジャグラーの設定推測の際に気になったことをいくつか紹介したいと思います。
単独ボーナスかチェリー重複かの見極め
まずは単独ボーナスかチェリー重複ボーナスかの判断が甘くなっている人がいるというお話です。
隣で打っている人とかを見ていて、左リールに7が停止した形からペカって、それでREGが揃った時に「単独バケ」としてカウントしている人が意外と多いと思ったのです。
マイジャグラーのリール配列を見てみましょう。
チェリー重複REGが成立したゲームに、左リールの下段に7をビタ押しした場合、マイジャグラーは、チェリーが4コマ以内の範囲にあるにもかかわらず、それを引き込まずに、7を下段にビタ止まりさせてしまいます。
こんな形ですね。
なぜチェリーが成立しているのに引き込まないのかというと、マイジャグラーがボーナス優先制御だからです
ボーナス優先制御について
スロット機には「ボーナス優先制御」と「小役優先制御」があります。
ジャグラーシリーズは、ハッピージャグラーとみんなのジャグラーを除いで全ての機種がボーナス優先制御なのです。
ボーナス優先制御の場合、ボーナスフラグ成立しているときに小役に当選すると、ボーナス図柄を先に引き込もうとします。
この場合、わざとボーナス絵柄を「取りこぼす」ように打ってやらないと、小役を取れなくなってしまいます。
小役優先制御はその逆で、ボーナスフラグと小役フラグが同時に成立すると、先に小役から揃えようとします。
今の主流は小役優先制御だと思いますが、どちらでもいいことになっています。
冒頭でお伝えしたように、ジャグラーに関しては、ハッピージャグラーとみんなのジャグラー以外はボーナス優先制御なのです。
ボーナス優先制御のマイジャグラーでボーナスとチェリーが同時に成立した場合、
チェリーも引き込もうと思えば引き込めるけど、すでにボーナス図柄が枠内にあるのでそちらを優先します。
もう一度先ほどの停止形を見てみましょう。
もしこの形で光ったら、単独REGだったか、チェリーとの同時成立であったかを知る術はありません。
REGが成立した事実は変わりませんが、設定差の大きい単独REGであったかどうかを見抜けなかいのです。
このように、マイジャグラーは毎ゲームきちんと目押しをしていないといけないので面倒です。
本気で設定推測をするときは、毎ゲームきちんと狙わないといけません。
これが結構面倒で、うっかり気を抜いていると、左リール下段に7が停止する形になりそこからペカってしまうこともあるのです。
専業でもできていないケースも
しかし、毎日パチスロを打っているような人たちでも、これが徹底できていないケースがあるのです。
よく目撃するのは打ち子を使っているグループです。
グループのリーダーがこの点を徹底していないようです。
打ち子はチェリー狙いはしますが、毎ゲームシビアにBAR狙いをしているわけでもありません。
なので、うっかりしているとこんな出目からボーナスに当選します。
横から彼らのカチカチをみていたら、単独ボーナスとかカウントしているようでした。
(いつも単独ボーナス成立時に押すボタンを押していました)
「枠内にチェリーが止まっていないので単独」と思ったのでしょうが、このケースは「わからない」というのが正解です。
グループ稼働ならば、細かい単独か重複の回数ではなく、もっと総合的に判断をすると思いますが、
最終データを集計するリーダーは、正確性に欠けるデータで判断をする可能性もあります。
端的にいうと、設定状況を実際よりもいい方向に見積もってしまう可能性があります。
先ペカ中押しも油断禁物
次は、少し上手い人に見られるパターンです。
マイジャグラーは、先ペカした時に中リールから押すと、チェリー同時成立か単独ボーナスかを見抜くことができます。
手順は、中リール中段に7をビタ押しして
- 中段に7がビタ止まりした場合は、チェリーとの同時成立
- 7が下段まで滑った場合は、単独ボーナス
となります。この手順は一見合理的ですが、実は落とし穴があります。
ビタ押しに失敗して、例えば中リールの7を上段や下段に押してしまった場合、チェリーとの同時当選なのに7が下段に停止することがあります。
この場合も、本当はチェリー重複なのに単独ボーナスと勘違いしてしまうことがあります。
僕も前はこの手順を実施していたのですが、ある時、中リール下段に7が停止したあとに左にチェリーが止まり驚いたことがあります。
(中リールも左リールも適当に押して、それで初めて気づきました)
それ以降、先ペカした場合は順押しをするようにしています。
成立ゲームで見抜けなくても一枚しかロスしないので痛くもありません。
ビタ押しに絶対の自信があるという方以外は順押しの方がいいと思います。
ブドウ抜きのブドウはカウントしない
最後は、ブドウ抜きした場合のブドウはカウントするのかどうかです。
これについてはカウントしてはいけません。
1枚がけの場合、ブドウの確率は設定差なしで確か1/30くらいになります。
ブドウ抜きは損をしないのでやるべきですが、落ちたブドウは設定推測のカウントには含めません。
マイジャグラーの設定推測要素おさらい
マイジャグラーの詳細なスペックについては、他の解析サイトなどをご覧いただくとして、マイジャグラーの設定推測をする際には
- 単独REGの出現率
- ブドウの出現率
の二つに注目していると思います。
マイジャグラーのスペックは全シリーズに共通です。
最近はほとんどお目にかからない初代マイジャグラー、今も現役のマイジャグ2でもマイジャグ3でもスペックは全く変わりません。
特に単独REGには大きめの設定差が付いていて、設定①で1/668、設定⑥では1/334とちょうど2倍の差があります。
ブドウに関しても設定差があり、設定⑥で1/6.35、設定⑥ならば1/6.07と、半日以上打って、上にブレたり下にブレれば、押し引きの参考になるデータとなるでしょう。
「これなら設定推測もカンタン!」
と思われるかもしれません。しかし実際はそう簡単でもありません。
少ないゲーム数では見抜きにくいというのもありますが、設定配分も大きく関係しているのです。
もし、設定1と設定6しかないホールなら押し引きはしやすいと思います。
しかし、そんな分かりやすい設定状況のホールはめったにありません。
現実には、設定1も設定6も使われにくい傾向があります。
こうなると、個々の台のデータだけを見た設定推測ではなくホール状況といったもう少しマクロな視点で見ていく必要があります。
結局はホール選びが肝心
僕自身、ジャグラーで色々と苦しむ中で、設定推測よりも、ホール選びと押し引き(状況判断)の方がはるかに重要だと感じるようになりました。
設定推測は、高設定があるホールで行なって初めて意味のある行為です。
もし全体設定2しかないホールで当日の挙動がいい台を狙い撃っても結果は出ません。
これは聞いた話ですが、ジャグラーは設定①を多用するとエグイことになってしまうらしく、
かえって客を飛ばして長期的な利益にかなわないため、設定2を通常営業の軸にしているホールも多くあるそうです。
逆に、高設定は使っても設定5までというホールも多いようです。
理由は設定6を使う必要がないからだそうです。
ジャグラーで常連客をつけているホールは、メリハリ型ではなく、みなほどほどの設定で薄く利益を取るような設定配分が多いようです。
1or6となれば、おそらく専業のプロのような連中で埋め尽くされ、年配の常連客は、専業が捨てた設定1ばかりを打つハメになってしまいます。
そうであればと、非等価のホールでは全台設定3で放置するホールすらあるそうです。
これであれば、機械割はほぼ100%ですが、換金ギャップで店は利益を上げられます。
もし、設定1も6も使われにくいとなれば、設定2か5を見抜く必要があり、難易度は一気に上がります。
単独REGは設定②ならば1/528、設定⑤で1/390
ブドウは、設定②が1/6.28、設定⑤で1/6.19
差は確かにありますが、①と⑥ほどではありません。
となると、短期的には出たか出ないかの結果論で判断せざるを得ません。
強い営業日などにジャグラーを打っていて、周囲の台と比べても自分の台の挙動がよく、
おそらく自分の台は当たり(高設定)だと思って打っているのに、なかなか結果がついてこないというパターンがあります。
こんなとき「まあ⑥じゃないんだろうな」と思いながらも、ヤメるほどの理由もないので続行します。
しかし脳裏をかすめるのは「じゃあ⑤なのかな。ヘタすると④をぶん回してるのかも。はたまた③を当たり台と思い込まされて打ってるんじゃないか」と疑心暗鬼になります。
ジャグラーは設定確定演出もなく奇数偶数の推測もできないため、このようなことが起こってしまいます。
ジャグラーでいい結果が出せている人は、推測がどうこうという以前に、ホール選びが何よりも上手なのだと思っています。
設定推測の上手い下手ではなく、高設定(⑤⑥)を確実に使うホールを知っていてそのホールの強い日をしっかり見極めて行けば、結果はついてくるのかなと思っています。