※ この記事は、過去記事の再掲載記事となります。
沖ドキは、シンプルなゲーム性、奥深いモード仕様、裏モノ顔負けの波の荒さで人気を博しています。
先日、通常Bモード狙いで痛恨のミスを犯してしまいました。
ちょっとした勘違いでマイナス45Kを食らった稼働内容をお伝えします。
沖ドキのモードB狙いについて
僕は普段はAT機をあまり打ちません。
理由は、AT機の波に荒さに耐えられない豆腐メンタルだからです。
それに、出ては消えを繰り返す新機種たちについていけないというのもあります。
人間歳をとると頭が固くなりますからね。
ですが「沖ドキ!」はたまに打ちます。
ハナハナを打っている時とかにホールを徘徊していると沖スロつながりで「沖ドキ!」がすぐ近くにあったりするからです。
赤いハイビスカスって癒されますよね。特に沖ドキの方が、大きさや光り方が美しく、音楽もハナハナより可愛くて大好きです。

なんて思いつつ、他に打つ台がない時に沖ドキの通常Bモード狙いをすることがあります。
通常B狙いの手順については、ネットで「沖ドキ 通常B狙い」とか「沖ドキ ハイエナ」と検索すれば他のサイトで詳しい情報が出てくると思います。
沖ドキのゲーム性
沖ドキの基本的な流れは、
- 地獄モードである通常Aモードでボーナスを引き当てる
- 天国準備モードとも言える通常Bモードに移行させ、そこでまたボーナスを当てる
- 天国モードに突入させたら口をぽかーんと開けて連チャンを楽しむ
というものです。
天国モードに突入すると32Gまでに必ず当たります。
天国モードから転落するまでそれが続きます。
天国ループ率は奇数設定で75%、偶数設定でも66%あります。
天国滞在中はボーナス当選確率が高いので、10G以内でどんどん当たります。
さらに超天国ともいうべき上位モード(ドキドキモード、超ドキドキモード)もあります。
ドキドキモードなら継続率80%、超ドキドキモードなら90%!
爆音とともにドキドキランプがついたりするので、周囲の注目も独り占め!
そんなわけで、ボーナス後32Gは文字どおり「ドキドキ!」です。
地獄モードから天国へ直行したり、天国から転落したと思ったらすぐに引き戻したりと、モードの移行は多彩でボーナス後は常にドキドキできる作りになっています。
通常モードB狙いの流れ
沖ドキは天国モードに上がるまではモード転落はありません。
通常Bから通常Aに下がったりすることはありません。
転落するのは、天国に上がった後に天国を抜けたときだけです。
通常B狙いは、天国を抜けた後に単発当たりを複数回繰り返している台を、
「すでに天国準備の通常Bモードに滞在している」と決めこむところから始まります。
一度決め込んだら、ひたすら万札を突っ込み天国に突入させるまで気合いで全ツッパするというのが通常B狙いの基本形になります。
この日僕が座った台は、天国スルー3回目の台でした。
履歴を見ていくと、朝一の当たりも20Gくらいと早く、その後の初当たりもかなり早く、32G以降の初当たりだけ見ても100分の1とかで推移しています。
モード狙いとしては3スルーというのはいささかリスキーですが、高設定にも期待できるので早い初当たりも期待できそうなので打ち始めます。
打ち始めることわずか30秒、わずか5ゲームでハイビスカスが咲きました。
前任者がまだ近くにいたので、すぐにすっ飛んできて後方から恨めしそうに見ているのが反射で見えていましたが、そこはスルーで (^_^;)
しかしボーナス後の32Gもスルー、それを見た前任者は安心してどこかへ去っていきました。
ボーナス終了後32G以内に光るかどうかが沖ドキの全てと言っても過言ではありません。
ここが一番楽しいところなのですが、僕は超がつくほどの小心者です。
ボーナス後13ゲームくらい過ぎると、「ドキドキ」と言うよりもすでに絶望感と後悔に支配されています。
考えることは常に同じで、

もし次に500とかハマったらそれだけで2万だろ・・・
ああ、こんなの始めなきゃよかった・・・


打ち始めたら最後まで絶対やりきらなきゃいけない法律はないハズだ。
そうだ、今やめてしまおう・・どうせこれからハマるんだろうし

そんなことしたらそれこそいいカモだろ。
怖がるくらいなら最初からこんなの座んなよ。今やめたら今まで使った金をドブに捨てるんだぞ

こんなことを、次のハイビスカスが光るまで無限ループで考えています。
Aタイプならそこそこのハマりでも耐えられるのですが、沖ドキと対峙する時は平静を保つことが難しく、つい顔や動作に感情が出てしまいます。
しかしこの日の僕は一味違いました。何かを持っていました。
スルー後70ゲームくらいで次の当たりをゲットします。
実はこの時もまだまだ複雑な心境です。


何浮かれてんだこのバカタレがっ!


これをひたすらループします。
そして、事件はこの後起こりました。
ボーナス消化中の1G連
沖ドキのボーナス消化中はATは、チェリーとかスイカのレア役が揃うことがあります。
この場合、必ず予告音が鳴ります。
レア小役当選時は、次回1G連の抽選も同時に行われます。
1G連に当選すると大きな音が鳴り、サイドランプ(通称かなちゃん)が光り、音楽が変わります。
こいつですね↓↓↓
ちょっと恥ずかしい話
余談ですが、この曲が好きになってしまった僕は、自分のスマホのミュージックプレーヤーに入れていました。
ある日、スマホの操作ミスで、電車の中でスピーカーから大音量でこの曲を流してしまいました。
何人の乗客がこの曲を知っていたかはわかりませんが、顔が真っ赤になりました。
その日の夜、僕のスマホから「私バージョンアップ」は削除されました・・・
ボーナス消化中に予告音が鳴りそこでチェリーが揃いました。
そして、次のゲームでも予告音が鳴りました。今度は押し順ベルですが、第3リール停止後にカナちゃんが光り、1G連が確定しました。
「よっしゃあ!!!」
しかし、すぐに疑問がよぎります。

誤解のないように正解から言いますと、これは、レア役からの1G連当選ではありません。
1G連の契機は二つあります。
- ボーナス中のレア役から当選する、いわゆる「自力連」
- 天国突入(or継続)した時。8分の1の割合で次回天井が0Gに設定されるので強制的に1G連になる
今回の僕の場合は後者のケースでした。
無事に天国に上がり、さらに8分の1の1G連抽選にも当たったというわけです。
そしてそれがたまたま、チェリーが揃った次ゲームの、押し順ベルを揃えた時に告知されたということです。
つまり、僕のハイエナはこの時点で完了していたのです。
あとはその連チャンを消化して、32Gで即ヤメするだけでした。
連チャンは2連で終わったのでちょっと残念な結果でしたが、
投資はわずか1,000円、500枚弱の獲得で消化時間もわずか30分弱でサクっと「上がれて」いたわけです。
悪夢の始まり - 期待値マイナスを全ツッパ
しかし、地獄はここから始まりました。
僕は何を思ったか、先ほどの1G連をボーナス中に引いたチェリーを契機とした自力の1G連だと勘違いしました。
番長2みたいな別の機種の演出と混同してしまいました。
番長2の場合、ボーナス消化中にレア小役引くと、あっちっちタイムとかの煽りがしばらく入って、
数ゲーム後にAT当選が告知されますよね。
今回も、チェリーを引いた次のゲームに、チェリーから当選した1G連の告知されたのだと勘違いしました。
沖ドキのややこしいところは、レア小役契機で1G連に当選した場合でも、モードが移行しないことがあります。
通常Bに滞在していた場合に、レア小役契機の1G連を引いたとしても、基本的には次のモードもまた通常Bなのです。
ちなみに、沖ドキトロピカルでは、1G連に当選した時点で強制的に天国に移行します。
REG連発が不評を買い人気が出ませんでしたが、この点はよかったですね。
この1G連消化後の32Gはスルーしたので、
「チェリー同時当選はあったが、まだ天国に上がらなかった」
「つまりまだ通常B濃厚=全ツッパ続行」
と判断してしまったのです。
これが痛恨のミスでした。
ココ重要!
「沖ドキのレア役契機の1G連は、契機となるレア役の成立ゲームで即告知される!」
「対して、通常の天国1G連は押し順ベルまたはリプレイで告知される!」
この時起こっていたのは
- 初当たり3回スルーから打ち始めて累計5回目の初当たりで天国突入。
- 残念ながらわずか2連で天国から転落。
- したがって今は通常A濃厚
よって、ハイエナならば即ヤメするべき状態です。
ですが、ここから全ツッパを開始します。
途中、800ハマリを二回交え、最終的に4回目の初当たりで天国に突入したのですが、ここまでで投資は延べ63,000円。
2回目の天国は7連で900枚弱で終了。拘束時間は3時間半くらいだったでしょうか。
しかし、現実が見えていないこの時の僕は、

となっています。
しかし実際には、僕は投資千円で即天国上がりして、その後のモードAを振り出しから打ち続け、4回目の初当たりで2度目の天国に突入させたのです。
現実に起こっていたことを整理
まとめると、以下の表のように現実に起こったことと僕の頭の中の想像が食い違っていたわけです。
すでに頭が溶けていたので、ボーナス当選ゲーム数は大体です。
初当たり回数の下にあるモードは、推測される次回滞在モードです。
スルー数 | 現実 | 僕の脳内 |
1(前任者) | 通常A | 通常A |
2(前任者) | 通常A | 通常A |
3(前任者) | 通常A or B | 通常A or B |
4 | 通常B | 通常B |
5 | 天国 | 通常B |
6 | 通常A | 通常B (まだぁ?) |
7 | 通常A or B | 通常B (頼む・・) |
8 | 通常A or B | 通常B (おい・・) |
9 | 通常B | 通常B _| ̄|○ |
10 | 天国 | 天国 (やっと帰れる・・・) |
帰り道の電車の中、泣きそうになりながら「沖ドキ ハイエナ」の情報を検索していました。
もし本当に9スルーしたのならば、悔しいなりにまだ受け入れられます。
どこかで「沖ドキで13回スルーした」という記事も読んでましたから。
また、今回は3回スルーから打ち始めたので、打ち始めラインが甘かったということもります。
しかしその点については、打ち始める時は

みたいな気持ちでした。
なので、その点についても自分で納得できています。
実際は2回目の初当たりで天国に行っていたので、結果オーライでした。
途中800ハマリを2度食らったのも、仕方ないことなので受け入れられます。
実際には9,000円勝ちで終わっていたものを、自分の誤った知識のせいでマイナス45,000円にしてしまったわけです。
間違った知識の代償が54,000円ということになります。
あそこが1G連ではなく、通常の天国、たとえばボーナス終了後の5G目とかに普通に当たっていれば、絶対に間違えなかったでしょう。
しかし、全て自分の無知が招いた結果・・・ 今回気づかなくてもいつか同じミスを犯していたかもしれません。
自分はいつも単独行動なので、気軽に聞ける人もいませでした。
ならばこそ余計に情報を収集して理解しておかないといけませんね。
一度立ち止まって、情報をきちんと確認して入れば今回のケースは回避できていたはずです。
最後は言い訳と気持ちの切り替え・・
ただ、言い訳というか、気持ちを切り替えて考えれば、この痛恨のミスによるマイナス期待値はそれほど低くはなかったはずです。
「沖ドキ!」の機械割は設定1でも97%です。
自分は、あくまで推測ですが通常Bから打ち始めて天国に行って、その後通常Aから天国までやりきったわけなので、まあ悪いとこ取りってわけでもないんですよね。
だから、そこまで悪い期待値を叩いていた訳でもなさそうです。
3時間拘束で2200ゲーム消化したとして、97%で計算すれば約200枚、4,000円のマイナスですよね。
そう考えると、収支的には痛手でしたが、期待値的にはマイナス4,000円でいい教訓を買ったと考えるべきなのかなと、なんとかプラス思考でいきたいと思っています。
「沖ドキ!」に限った話ではないですが、情報の正確性というものが極めて大事ですね!
役に立ったサイト
僕の勘違いをズバリピンポイントで教えてくれていたのは、このサイトでした。
ここの「天国突入の判断」というセクションに、まさに「勘違いしやすいポイント」として、
僕が知っておくべきだった情報が、注釈付きで非常に詳しく、しかもわかりやすく書かれています。
できたら実戦中にトイレに駆け込み、ここをチェックしておきたかった・・・
今の時点での沖ドキに対する評価
個人的な意見ですが、「沖ドキ!」のモード狙いをするには資金と時間、強いメンタルと多くの試行回数が要求されます。
色々と試行錯誤して、ネット上の情報を整理して考えた結果、僕個人は沖ドキのモード狙いはするべきではないという結論に達しています。
モードBが確定しているならともかく、結局は「おそらくモードBだろう」という推測の範囲を出ませんから。
そんな状態で、単純な天井狙いとは違い、青天井になりかねない投資を迫られることもあります、リスクも大きい上に時間効率も非常に悪いです。
モードB確定のハイビスカス点滅を自分で確認したとか、そういう状況でない限り好き好んで打つものでもないと思っています。
東海地方とかの沖スロが強い地域や沖ドキに力を入れているホールであれば設定狙いとしてもハイエナとしても打てそうですが、
関東地方の僕のいる地域では、お世辞には設定状況はいいとは言いがたい状況です。
ミリオンゴッドみたいに、1回天井まで行けば確実に終われる方がはるかに気楽です。
ゴッドの天井狙いはたしかに荒れますが、天井までの投資額は事前に予測できます。
「沖ドキ!」にも天井はありますが、ただ一度ボーナスが当たる、というだけで、モードが上がることを保証しているわけではありません。
そういう点ではバジリスク絆のスルー天井狙いに似ていますが、ドキドキハラハラ感は沖ドキの方が数枚上です。投資額がいくらになるのか想像もつきません。
天井まで持って行かれても、あっさり32Gスルーしてもう一回天井まで連れて行かれるなんて地獄もありますからね。
コイン持ちが最悪なので、0Gから天井に行くまでにおそらく45,000円くらいかかるので、2回天井だと・・・怖い怖い
沖ドキで勝てている人って、状況がいいホールを把握していて、その上で設定上げのリセットとモード狙いを組み合わせたりと、モードの読みが当たらなかったとしてもマイナス期待値を叩きにくい、そういう立ち回りができているのかなと思います。
沖ドキはデータとかスランプグラフを見ただけで設定なんかわかりません。
ホールの癖とか状況を把握できていないとそういう状況に持っていくことは難しいと思っています。
また、自分のメンタルや置かれた状況も考慮して打つか打たないかの判断をしないといけません。
気軽に沖ドキに手を出す前に、以下の質問に対する自分なりの答えを考えてみるといいでしょう
- 複数回スルー&深いハマりに耐えうる資金の余裕があるのか。1万円以内でカタが付くことも多いが、一応5万くらいはないと不測の事態に備えられない。っていうか5万で足りないこともある
- 仮に期待値があったとしても、結果はかなり荒れる。その点は納得できているのか。例えば、早い当たりから天国に入って15連することもあれば、深いハマり&複数回天国スルーを食らい結果バケ2連しかしないことも十分にありうる。これら全部をひっくるめての期待値なので、仮に今回最悪の結果になったとしてもめげずに長期的な結果を待てる余裕があるのか。
- 期待値があると思っていた台、つまり通常Bにいると信じている台が実はまだ通常Aかもしれない。ちょっとした甘い判断で期待値マイナスを打ってしまうことも多いにありうる。そのリスクをとる余裕があるのか
- 沖ドキは、ハマるにせよ大連チャンするにせよ時間がかかる。時間の余裕はあるのか
僕個人としては、よほどの台でない限り手を出さないことに決めました。
それでもたまに「これは?」と思える台を見つけ打つ時があります。
そのくせ、打ち始めた直後から「なんでこんな台に座ってしまったんだ」と後悔している自分がいます。
ただ、そこまで苦しい思いをするからこその喜びもあるんですよね。
泣きそうになりながら天国に突入させて

と安堵するんですね。
「ドル箱をシェイク」っていうドヤリングアクションがありますが、
沖ドキのハイエナにおけるそれは「パッキーの返却ボタン連打」ですね。

って思いながら、サンドから返却されたパッキーを財布の中に片付ける瞬間がたまんねえんだ。
「しっかり連チャンしろよ」というよりは、「ああ救われた」感の方がはるかに大きい気がします。
それはさておき、この台は「好き」とか「他にやることがない」くらいの理由では打てないです。
Aタイプばっかり打っている人間には吸い込み中の恐怖感がハンパじゃないです。
皆さんも沖ドキを打つ時は、最悪の事態も想定した上で心と時間のゆとりを持って打ちましょう(^_^)