どうも!

オレにはもうそれ(ジャグラー)が・・・
よく分からんのよ・・・!
なオッサンです。
このセリフはたしか、
とあるオッサンの生前告別式の日、ほろ酔い加減で22時過ぎに通りかかったホールでのことっ…!
関西を代表する曽我というジャグ専から「おどれ、ワシとマイジャグ一本勝負をせい!」と挑まれたときに発したセリフですね。
「あれなんのシーンだったっけ?」とホントに気になってしまった方のために補足しておきますと・・・ 上のシーンは、カイジで有名な福本伸行センセーの「天 天和通りの快男児」の後半(たしか17巻くらい)に出てくるシーンです。アカギって実は、最初は「天」に出てきたキャラクターで、そこからスピンオフしているんですね。
どんなシーンか画像を貼ろうと思ったのですが、先日著作権に関して怖いことがあったので、うかつに画像を貼ることに臆病になっているオッサンです。
と思って調べてみたらこんなサービス↓↓ を見つけたので早速申し込んでみました。使用許可をいただけたら使ってみたいと思います。
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店名公表は法的措置
最近は営業自粛に応じないパチンコ店を公表したりといった話題がニュースになりましたが、これについての意見をツイッターやYouTubeで見ていました。
パチンコ屋を擁護する意見もありましたが、やはり厳しい意見が多く、「このまま消えろ」なんていう意見もありました。そして中には「パチンコはクソだが今の政府のやり方もクソだ」という意見もありました。
僕個人としては中間派の意見で、パチンコはたしかに不要不急だと思いますが、この事態に便乗して「消えろ」と叫ぶ自粛ストレスの発散みたいな感情的な意見はやはり見るに堪えないですね。
中国の官製デモで、日本不買とか尖閣とか靖国抗議でガス抜きして踊らされていた住民と大差がないかと。
パチンコはギャンブルだから、という人もいますが、建前はどうであれ許可を受けて営業をしている商売です。
まあ批判する方はわかってて混同してくる作戦でしょうが、あくまでも分割して考えるべきだと思います。
そういう論調に対しては僕は「民主主義国家なのだから政治に働きかけて直すべき問題だ」と思います。まあ同時に「文部科学省ですらギャンブル利権を持っているこの国で、警察利権に切り込むのは難しいでっせ」とも思いますが・・・
最近の店名公表については知識不足だったのですが、これ自体は「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の第45条に基づく正当な措置だそうです。
この特措法ですが、どんなことが書いてあるのか見てみましょう・・・
第四十五条 特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等緊急事態において、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため必要があると認めるときは、当該特定都道府県の住民に対し、新型インフルエンザ等の潜伏期間及び治癒までの期間並びに発生の状況を考慮して当該特定都道府県知事が定める期間及び区域において、生活の維持に必要な場合を除きみだりに当該者の居宅又はこれに相当する場所から外出しないことその他の新型インフルエンザ等の感染の防止に必要な協力を要請することができる。
2 特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等緊急事態において、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため必要があると認めるときは、新型インフルエンザ等の潜伏期間及び治癒までの期間を考慮して当該特定都道府県知事が定める期間において、学校、社会福祉施設(通所又は短期間の入所により利用されるものに限る。)、興行場(興行場法(昭和二十三年法律第百三十七号)第一条第一項に規定する興行場をいう。)その他の政令で定める多数の者が利用する施設を管理する者又は当該施設を使用して催物を開催する者(次項において「施設管理者等」という。)に対し、当該施設の使用の制限若しくは停止又は催物の開催の制限若しくは停止その他政令で定める措置を講ずるよう要請することができる。
3 施設管理者等が正当な理由がないのに前項の規定による要請に応じないときは、特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため特に必要があると認めるときに限り、当該施設管理者等に対し、当該要請に係る措置を講ずべきことを指示することができる。
4 特定都道府県知事は、第二項の規定による要請又は前項の規定による指示をしたときは、遅滞なく、その旨を公表しなければならない。
(住民に対する予防接種)
ハイ、もう負けました、見たくないです!スイマセン、ザコのくせに噛みつこうとしてスンマセンでした。大人しくします??
と思ったのですが、もう途中まで書きかけてしまったので、少しだけ読んでみます・・・ 要点をかいつまんでマーカーで強調してみました。
(感染を防止するための協力要請等
第四十五条 特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等緊急事態において、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため必要があると認めるときは、当該特定都道府県の住民に対し、新型インフルエンザ等の潜伏期間及び治癒までの期間並びに発生の状況を考慮して当該特定都道府県知事が定める期間及び区域において、生活の維持に必要な場合を除きみだりに当該者の居宅又はこれに相当する場所から外出しないことその他の新型インフルエンザ等の感染の防止に必要な協力を要請することができる。
2 特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等緊急事態において、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため必要があると認めるときは、新型インフルエンザ等の潜伏期間及び治癒までの期間を考慮して当該特定都道府県知事が定める期間において、学校、社会福祉施設(通所又は短期間の入所により利用されるものに限る。)、興行場(興行場法(昭和二十三年法律第百三十七号)第一条第一項に規定する興行場をいう。)その他の政令で定める多数の者が利用する施設を管理する者又は当該施設を使用して催物を開催する者(次項において「施設管理者等」という。)に対し、当該施設の使用の制限若しくは停止又は催物の開催の制限若しくは停止その他政令で定める措置を講ずるよう要請することができる。
3 施設管理者等が正当な理由がないのに前項の規定による要請に応じないときは、特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等のまん延を防止し、国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済の混乱を回避するため特に必要があると認めるときに限り、当該施設管理者等に対し、当該要請に係る措置を講ずべきことを指示することができる。
4 特定都道府県知事は、第二項の規定による要請又は前項の規定による指示をしたときは、遅滞なく、その旨を公表しなければならない。
要するに、
- 感染防止のための協力を要請することができる
- 「施設」の使用の停止や制限を要請することができる
- 要請に応じない場合は指示をすることができる
- 「施設」に対して要請や指示をしたときはすぐにその旨を公表しなければならない
ということですね。
ちなみに第2項については明確にパチンコ店という言葉がありません。興行場という言葉が出てきますが、これは
昭和二十三年法律第百三十七号
興行場法
第一条 この法律で「興行場」とは、映画、演劇、音楽、スポーツ、演芸又は観せ物を、公衆に見せ、又は聞かせる施設をいう。
と定義されています。これ自体はパチンコ店を意識したものではなさそうですが、特措法は「その他の政令で定める多数の者が利用する施設」を対象にできるそうなので、そこに含まれるのでしょうかね。どの政令ともいわない曖昧さがかなり引っかかりますが。
つまり大阪府知事の行った「店名の公表」というのは、単に感情的にテレビやツイッターでつぶやいたわけではなく、法令に基づいた公表で、それは大阪府のホームページにも掲載されています(現在は店舗名は黒塗りになっています)。

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく施設の使用停止(休業)の 要請を行った施設について(公表)
ちなみにこの黒塗り部分を見ようとプリントして透かしたり光を当てたりしてみたのですが、何も見えませんでした!
そういえば、昔の雑誌にはモザイク除去機なるものの広告がありいろいろと空想したものですが・・・今のティーンエイジャーって恵まれていますよね。
批判の応酬こそ無意味
モザイクの話はさておき、今回の措置は法的には問題がないのだからパチンコ店は公表をされても黙るしかありません。
しかし同時に、「要請」にも「指示」にも罰則もなければ強制力もないので、行政機関は「その旨を公表する」という形で圧力をかけることしかできません。あとはマスコミが報道して世論に訴え、業界団体から圧力をかけられたり、住民から嫌がらせをされるのでしょうか。
あくまで強制力はないので、店舗側が批判に晒される覚悟を決めて営業を続けるのも自由です。
今の段階で営業を続けているのは、休業イコール倒産というギリギリな企業が多いのかなと思います。政府の進める融資って、たしか4月末まではその対象にすらなっていなかったらしいですよね。
「休業して倒産しろ、支援はしない」
ってそもそも取引になっていないですからね。
僕にはわからないですが、5月に入って休業に応じるケースが増えているのは、圧力だけではなく政府主導の融資を受けられる算段が立ったからなのだと思いたいですが、どうなのでしょうね。
中には、遅かれ早かれ淘汰されるべきだった企業もあったと思いますが、少なくともこの緊急事態下においては差別なく救済をして、事態が終息してから大いに競争をしてもらって、負けたところは淘汰されるのが本来の流れかと思います。
「いや、パチンコ屋なんかギャンブルなんから潰れてもいいでしょ」
という意見も多いですが、それを許容するということは、
「いや、ネイルサロンなんか不要でしょ。オンナは内面で勝負しろ」
「いや、酒なんか百害あって一利なしでしょ。座禅を組め」
「いや、高級レストランなんか不要でしょ。そばかうどんで十分」
「いや、ゴルフなんか環境破壊でしょ。棒切れ持ってウォーキングでもしとけ」
「いや、今旅行なんか10年くらい禁止した方がいいでしょ。「ふるさと」でも歌って近所を散歩してろ」
「いや、通勤しないと仕事できないやつとか死んだほうがいいでしょ。そんなやつはどっちみちAIに仕事を奪われるからいますぐ消えろ」
となって、いつしか自分の順番に替わるだけかもしれませんよ。最後の最後には
「いや、お前は存在自体が不要不急だろ」
となっても納得できるのでしょうかね。
僕はそんな社会はイヤですし、みんなそれぞれに好きなことがあってそれを楽しめればいいじゃないと思います。
ジョンレノンは50年前に「みんな輝いている(we all shine on)」と歌っていましたが、その何百年も前に平家物語は「猛きものも最後には滅び…みな等しく風の前のチリに同じ」と人間や人生の本質を突いています。
みんな輝くべきだといわれればそうだし、宇宙レベルでみて人間なんて蟻や虫と同じレベルだと思えばそれもそうです。
他者との違いを認めた上で、社会が円滑に機能するために必要な共通ルールを作ってそれを遵守する、そのために法律という共通言語があるのではないかと思います。
橋下徹氏や三浦瑠璃氏といった、いかにもパチンコの存在そのものに反対っぽい人たちが今回の流れを危惧しているのは、第二次世界大戦前の全体主義やファシズムといった反省を忘れてはならないという意識が働いているからかもしれません。
三浦氏は「パチンコは好きではない」と公言していましたが、緊急事態に便乗して自分の意見を通そうとするのではなく、パチンコを非合法にすべきだと思うのなら、事態が落ち着いてから正々堂々と議論するべきという騎士道のようなスタンスなのかもしれませんね。
今は協力するのがトータル期待値が高い?
その上で今回の対応について素人ながら個人的な意見をいえば、パチンコ店は可能であれば今は協力姿勢を示すのが得策だと思います。
「え?あれだけ綺麗事いっておいてやっぱり長いものには巻かれろなの?」
と思われそうですが、現実的な打算もあります。
どういうことかというと、今回の事態においては業界全体で協力姿勢を示すことで、緊急事態が終息した暁には規制の緩和などで見返りを求めるのがいいと思われます。
たとえば6号機ジャグラーはいまだにアイムジャグラーしか適合していない上に生産がすでに遅れているらしく、このままでは2021年1月までに今ホールにあるジャグラーを6号機に置き換えるのはかなり難しいといわれています。
コロナがなくても相当厳しかったと思いますが、今回の件で致命的になったかもしれません。
そこを踏まえて、特例措置を要請するのです。休業要請に真っ先に応じたし機械も間に合わないのだからいいでしょう、と。
素人考えですが、例えば5号機やCR機の再認定を例外的に認めるなどはどうでしょうか。
例えばマイジャグラー4の場合、2020年12月で設置期限を迎えますが、再認定を認めれば2023年12月まで設置できます。沖ドキや凱旋といったすでに再認定を受けている機種の撤去は予定通り行えば、のめり込み対策とも矛盾しません。
これによって、
- メーカーは崩壊した生産体制を立て直す時間が与えられる??
- ホールも2021年1月までに発生する大量入替の負担をなだらかにすることができる☺️☺️
- 警察も、パチンコ業界がいきなり崩壊しないことで利権を温存できる??
- そして僕も、マイジャグラー4を2023年まで打つことができる??
そもそもは5号機とCR機の完全撤去はメーカーがしっかりと遊技機を供給できてはじめて成立する話だったので、前までだと
「規制がキツすぎて、メーカーもロクな台が作れないからムリ」
と騒ぎすぎると、規制を決めた行政やメーカーを責める格好になっていますが、今回の件を受けて
「いや誰も悪くない!コロナが悪いんだ」と論調を変えればみんなが丸く収まります。
・・・なんて甘すぎますかね。
気がづいたらアホみたいな長文になっていたので今回はこの辺にしておきます。
引き続き精神的に疲れる時期が続きますが、お互いに気楽に凌いでいきましょう。
ありがとうございました。