データ分析・攻略

2020年を振り返って

どうも!

コロナによって激動の一年となった2020年も残すところわずかとなりました。

「ジャネーの法則」によれば、50歳の人間の1年は5歳の人間の1日と同じ長さに感じられるそうです。これは人生経験の長さによるもので、5歳児にとっての一年は人生の20%なのに対して、50歳の人間にとっての一年は2%に過ぎないからだそうです。

なるほどこれはジャグラーでもよくある現象で、8000G回って高設定確信している台がハマっても耐えられるのに、朝イチの台がいきなりハマるともう耐えられないアレと同じですね。ワタシはこれをジャグラーの法則と名付けましょう。

さて今回は特定の稼働ではなく、コロナ禍の真っ只中で感じたホールや地域状況の変化なんかを書いていきたいと思います。あくまで僕の周辺の限定的な話ですが、似たような変化は他地域でも起きているのかもしれません。

とあるホールの凋落

僕が今の地域に行き着いてからまだ3年弱ですが、今年はホール状況も大きく変わった一年だったと感じます。

最大の変化は、これまでお世話になってきた某ホールが鬼ボッタ店に変わったことです。

僕は平日の夕方、休日を問わずこのホールのマイジャグラーに相当お世話になってきたのですが、最近は見る影もなく、本気で撤退(閉店)するつもりなのかと危惧しています。このホールに関しては以前からボッタ傾向は強かったものの、それでもメリハリ傾向もあり、うまくメリハリの「ハリ」を探し出せば通常営業日でもマイジャグの設定56にたどり着けるという、リーマンジャグ打ちには夢のあるホールでしたが、今ではメリハリの「メリ」しか見えず。

今でも設定を入れているのかもしれませんが、すでに客が飛んでしまっているので、終日で100回転とかで終わる台ばかりで、怖くて掘れません。専業層はおろか、負けても通ってくれていた常連層も飛ばしてしまったようです。

たまに特定日に出しているのを見ると少し安心しますが、それでも年末年始に最後の鬼回収をして年明けに突然に閉店の告知をしないか少し不安です。

ホール店長としても「こんなやり方では長続きしない」と知りつつも、「上」から課されたノルマを達成するために仕方なくやっているのかもしれませんね。

その背景には、コロナの影響、禁煙化、相次ぐ旧基準機の撤去、全く冴えない6号機といった要因に加え、企業としての構造的問題もあると思っています。パチンコ法人って他業種にも参入していることも多くて、ゲーセンやカラオケ、ボーリングといった娯楽施設、はたまた飲食業、不動産、宿泊業など、パチンコ以外の業種などを手がけていたりします。

手がける業種やパチンコ業との比率は法人ごとに異なるものの、イメージ的にはアミューズメント系が多く、どれもコロナの影響を受けそうなものばかりです。

こんな時、創業の地で自社物件で、テナント収入も得つつ地味にやってきた老舗法人や、これまでの内部留保がある大手法人はまだ耐えられるでしょうが、イケイケドンドンで拡大路線を敷いてきた企業はかなり苦しいかも知れません。

そういうホールは、他業種や他店の赤字補填など、本来の運営コスト以上の回収圧力がかかっていたりするので、「抜いたら出す」という単純な情緒論が通用しなくなりやすいと感じています。

みなさんの近所にも似たようなホールがあるかもしれません。こんな時代にあっては僕は「自社物件で生存力が高い法人」や「体力のある大手法人」が強いと思います。実際、その変化は僕自身の店舗別の収支にも表れているので、「マイホ」を一つに定めずに複数のホールの中から「オレ様が選んでやる」というマウント姿勢が大事だと思います。

とあるホールの悪魔的戦略

そしてこれは地域差が大きいと思いますが、今の時期は某最大手チェーンが本当に強いと思っています。この法人も営業利益が80%オーバーの大幅ダウンとなったそうですが、「こんな時期だからこそ一気に体力のない他店を叩く」という「肉を切らせて骨を断つ」戦略のもとに他店に持久力勝負を仕掛けているように感じます。

ここは「殿様営業」が基本姿勢ながら、「いざとなれば湯水のごとく設定を使う」というイメージを持っていましたが、今がまさに「その時」なのかもしれません。まあ湯水のごとくとはいっても、連日全台高設定なんてわけはないですが、強い日と強い機種を見極めれば、高設定ツモはかなり現実的だと思います。

そう考えるとこの法人は、最大手でありながらトップの「博才」がハンパないのでしょう。トップがサラリーマン社長だったら、こんな時こそ最大手の立場を活かして利益確保に走りたくなるでしょうから。そういえば、見栄やプライドに捉われずに渋谷とか大宮といった旗艦店から撤退を決められるのも「勝負師」って感じですよね。

YouTuberの現役設定師さんも仰っていましたが、これは一人の打ち手として全面的に同意です。

「鬱陶しい」と動画内で嘆いていますが、ライバルが増えてしまうこんな動画を出してしまう設定師さんも「マジで鬱陶しい」ですよ? でも実は同じことを前から感じていたので、現場のプロと同じことを感じ取れていたことが少し嬉しかったです。

 

が、このホールもコロナが落ち着いたあとはどうなるかは知りません。競争相手を消し去った後に再び殿様営業に戻ることは十分にある、というかそれが「繰り返されてきた歴史」なのでしょうから。やはり消費者としては健全な競争を望みたいですね。

とあるホールのエナ対策

話は変わりますが、みなさんは遊タイム狙いはやっていますでしょうか?

ネットでは宵越しの遊タイムを朝から狙うことを「炊き出し」なんて揶揄しているようですが、別にこれはスロットのハイエナと変わらないですよね。

が、僕自身は遊タイム狙いを一切やっていません。理由はいくつかありますが、それは

  1. 単純にパチスロの方が好き
  2. パチンコ=海物語(しかも海モード一択)というガンコジジイなので、よほどのことがなければ知らない機種を打ちたいと思わない
  3. 遊タイムが拾えなくても直ちに困るわけではない
  4. 取り合いになるほどのハイエナをしないと勝てないくらいならパチンコスロットをやめてもいいと思っている
  5. 常連客や店に嫌われたくない

という感じです。

今はパチスロが完全に低迷期なので、スロットが悪い時代にパチンコを打つというのは大いにアリだとは思うのですが、僕はパチスロでマイルドな立ち回りをしているうちにパチンコの荒波に揉まれる度胸を失ってしまいました。

昔はパチンコしか打たない時期もあったし、パチンコも出りゃ楽しいのはわかっているのですが、僕のパチンコは海物語の海モードが唯一の基準なので、2分もリーチというかもはやムービー、を見せられた上に役物がガシャーンと落ちてきて、その後「押せ!」とボタンをプッシュして、そこで背景が赤だったら期待度はまだ40%だけ、みたいな現在主流の機種がなかなか受け付けられないんですね。

まあ好き嫌いなどどうでもよく、単純に期待値があるなら打つべきなのですが、そうなったらなったで遊タイムエナとの戦いが始まるわけで。。。

僕はスロットではハイエナもしますが、「絶対にハマリ台を拾ってやる」という決意よりも「通りかかって打てる台が空いていたら打つ」程度のスタンスです。

よっぽど「あの人今にもヤメそうだな」とかなら、トイレに行ったり、ジャグラーコーナーのデータをチェックしたりして時間を少し置いてから様子を見る、みたいなことはしますが、他のハイエナがすでに狙っていたら、それを取り合おうとは思いません。

でも僕だって、パチ屋に足を踏み入れる以上は本気で勝ちにいくという気持ちはあり、それは他のガチの打ち手と同じですが、その気合いは少し低めなのかもしれません。あの期待値を取らなきゃ野垂れ死ぬ、くらいに追い詰められたらなんでもしますけどね。

まあ自分の納得できる期待値を取れなくなったとき、「炊き出しヒャッハー!」と遊タイムを狙うのか、それともパチンコ屋を去るのかはわかりませんが、パチンコスロットはイヤイヤ我慢して打つものではないと思うので、その時は別の楽しいことを探しに「自分探し」に出かけるかもしれません。

そして最後が、とにかく店に嫌われたくないという点です。

最近、大海4SPが出て、これは遊タイム搭載機なので、「パチンコ=海」な僕のようなオッサンでも遊タイムを狙えるわけですが、海をめちゃくちゃ大事にしていたホールほど海コーナーでのハイエナにかなり神経を尖らせているようで、ラムクリで対抗したり、目に余るエナ専を出禁にしたりしているそうです。

立ち回りのうまい打ち手が勝つのは当然とはいえ、それはお店が利益をあげている上でそのスキマに存在できるものであり、そういう意味ではお金を落としてくれる常連客が神様なわけなので、海物語のシマの雰囲気をブチ壊すような打ち手は排除されて当然だと思います。

ただ出禁は少し線引きが難しいと思っていて、長時間徘徊して天井が近い台しか打たないとか、朝イチから宵越ししか狙らないとなればハイエナ目的は明白ですが、もし「海でも打つか〜」と入店して、「どうせ打つならこれかな?」と天井に最も近い台を選んで座るのはハイエナなのでしょうか?

これは誰だって当然考えることですし、実は僕もこのくらいの距離感なら遊タイムにも興味あります。

そしてそんな時、先ほども書いたような「海でエナしたら出禁?」と息巻くホールが逆に狙い目になると思っています。なぜなら、そういうホールはハイエナを徹底的に排除する代わりに調整を甘めにしている可能性があるからです。しかもハイエナは排除済みなのでそこそこのラインからなら拾いやすい。

最初は期待値があるかどうか微妙でも数をこなし、打っていく中でデータを蓄積して、いつか遊タイムに頼らずとも平打ちできるくらいの情報を持てるようになれたら最高ですね。

まあそんなことをする僕も出禁になるのかもしれませんが、空き台しか座らないとか決めていればそのリスクは減りますし、結局はその打ち手の今までの立ち回りで判断をされると思います。今まで徘徊とハイエナしかしてこなかった打ち手なのか、それとも設定狙いや平打ちもする打ち手なのか。

このあたりをホールスタッフと役職者で共有して、「アイツは純度100%のエナ専です」とか「アイツはただのジャグラーオジサンです」みたいな今までの評価で決まってくるのかなと思います。

僕はもちろんハイエナもしますが、絆の青田刈りばかりだし、設定狙いをすれば低設定に座って負けることはしょっちゅうだし、たまに気分でアクロスを趣味打ちするので、ウザいハイエナというよりも、なんか絆とノーマルが好きなオッサンくらいにしか思われていないと思うので、こういう時に日頃の行いが活かせるかな、と。

とあるオッサンの立ち回り

と、取り止めもない内容になってしまいましたが、今後も変わらずパチンコスロットを楽しみつつ接していきたいものですが、状況の変化に応じて立ち回りは変化していくと思います。

今年はコロナの影響もあり、スロットを打てたのは1月と、あとは8月下旬以降からでしたが、相変わらずのマイジャグシリーズに加えて、今年は絆2がかなりの比率を占めていて、絆2とマイジャグシリーズだけで90%以上を占めていました。

その他は、まどか叛逆、アクロス系、まど2、その他ジャグラーやマイナー機種と続きますが、どれも比率的にはかなり低めでした。

なんだかんだいってジャグラー以外ではユニバ系が多かったので、僕はユニバが好きなのでしょうね。

特に絆2は設定狙いもハイエナもできるのが素晴らしく、今後も機会があれば打つと思います。通常営業で設定2ベースというホールも多く、そういうホールでの青田刈りは意外と結果が出ていました。

ジャグラーに関しては最近は特に難しいと感じています。もちろん今でも設定は入るし、しっかりツモって勝っている人もよく見ますが、平日夕方からの後ヅモが特に難しく、ホール状況や過去の傾向や経験値から、「それなりの台に座れている」とは思うものの、自己評価の仮想収支と現実の収支の乖離がここ最近続いていて、以前よりも設定配分が落ちているのかなと感じています。

それはマイジャグの単独REGの推移にも出ていて、以前は月単位でも1/400とか設定4程度の数値を維持することはできていたのに、最近は1/450とか、設定4よりも設定3寄りの数値に落ちています。

おそらく、以前ならば後ヅモでもそこそこ設定4を打てていたのに、今では「4はあるだろ」と思って座った台が設定3やそれ以下というケースが増えていると思います。単純に自分がヘタクソだからもっと真剣にジャグラーと向き合うべきなのか、それとも今の時期はホール状況が悪いから距離を置くべきなのか、悩んでいます。

ハイエナに関してもかなり厳しくて、ホールを少し回って、「今日はどうあがいてもムリ!」とすぐに諦めムードになる頻度がかなり高いです。最近のハイエナ比率は5%くらいで、地域内のホールを一回りしつつ、ウォーキングでカロリー消費をして何もなければ帰るという健康期待値を稼ぎつつの立ち回りとなっています。でも今のような冬の時代が続けば、消えゆくエナ専も増えてくると思うので、ライバルが減った後はまたそこそこ打てるようになると楽観視しています。

なので先ほども書いたように、来年は天井の保険付きの海物語を取り入れつつ、海のシマのデータを集め、そこから「海の平打ち」も立ち回りに加えられるようになりたい気もします。

というわけでも今年も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

-データ分析・攻略