データ分析・攻略 稼働記事

 リゼロの据え置き挙動で感じたホールの苦悩

どうも!

先日、朝からリゼロを打ったのですが、その時にホールとの無言の駆け引きがあり、6号機時代のホールの苦悩を垣間見た気がしましたので、今回はその話を書いてみようと思います。かなりの長文なのでおヒマなときにでも・・・

大手ホールはリゼロは全リセが基本

僕のいる地域の多くのホールではリゼロは全リセが基本となっていて、どの台も朝イチは有利区間ランプが消えた状態、つまりリセット直後の状態になっています。

有利区間ランプ

 

旧基準機の設置比率や設置期限の問題を考えれば、6号機のリゼロはホールとしても力を入れざるを得ない、少なくとも「入れているふりをせざるを得ない」機種です。

リゼロにはリセット恩恵がないので、ホール側は気兼ねなくリセットをかけることができます。これがリセット恩恵の強い台だと、「リセ狩り」といってオイシイところだけ食われたりなんてことにもなってしまうのでホールとしても躊躇しますが、リゼロに関してはその心配はないようです。ならば毎日リセットをかけて、「設定入っているかも?」アピールをするのが正解だろうと思うわけで、実際に多くのホールは全リセが基本となっています。

やる気のないホールも

しかし中にはやる気のないホールもあり、朝イチ0Gの時点で有利区間ランプがつきっぱなし、つまり据え置き濃厚となっている店もあります。これは中小のホールに多い気がします。

ホールにやる気がないからなのか、それともなにかを示唆をしているのかはわかりませんが、この時期にリゼロの据え置きを匂わせる意味はほとんどないのかなと思います。こんな店を見ると

  • 今の時期(2019年8月)にリゼロを据え置き放置するのは出す気が全くないというアピールにしか見えない
  • 対策か何かのヒントのつもりかもしれないが、今の時期のリゼロに関してはそういう駆け引きは不要で、素直に全リセにするべきだと思う
  • 前日低設定履歴の台が据え置き濃厚となればその日は誰も回さず、0Gのまま閉店することも
  • リゼロのリセットすら面倒くさがり、稼働が上がらなくてもいいと思っている店というイメージ
  • そもそも主力機種のことも近隣店の状況も把握しない、スロットの営業を真面目にやる気がないんじゃないかと疑いたくなる

なんて客ながらに思います。

まあ打ち手としては、据え置き放置でやる気がないホールだと一目でわかるので助かりますが、設定なんか入れる気がなくてもリセットくらいはかけるべきだと思いますね。

ジャグラーの「ガックンしたら高設定」みたいに、リセットがかかった台だけ高設定の可能性が高いとか、全リセの日はかなり配分が高いとかの激アマなホールならばオイシイですが、こういうやる気のないホールはそもそも稼働がないので、それも見えてきません。

その点、先ほども書いたように大手チェーンとかはこういう部分はしっかりしています。設定なんか入ってなくてもリセットだけはしっかりかかっていますから。なんて思っていたら先日、とある超大手チェーンで全リセのパターンを覆す出来事が起きました。

朝からレムの部屋

この日の朝、件の大手チェーンのホールへ行きました。

狙い台は、前日は専業が打っていた高設定不発台っぽい台です。専業者がマイナス差枚のまま遅くまで粘っていたので相当手応えはあったのでしょう。この店は高設定不発台の据え置きをするので、今回も狙う価値はあるだろうと思いました。

朝の抽選で幸いにもいい番号を引き、無事にこの台を押さえます。

入場して狙い台を確保し、メダルを借ります。そして台にメダルを入れるとあら不思議。そこはコンビニではなくて、「レムの部屋」でした。

 

よく見ると有利区間ランプがついたままじゃないですか…

リゼロに関しては据え置きであってもリセット(同一設定の打ち直し)が当然だと思い込んでいたので、有利区間ランプの状態なんて完全に意識の外でした。

気づいた頃には他の台もほぼ埋まっていて、台を選び直す時間もありません。

店との無言の駆け引き

そこでとっさに周囲の台の有利区間ランプをチェックすると、他にも2台、有利区間ランプがついたままの台がありました。一台は前日「こぜ6」挙動な台で、もう一台は普通にマイナスなグラフ。

これをみたとき、僕は直感的に

サイッチー
しまった!罠にかかった!

と感じました。

元々の狙いが据え置き狙いで、台が据え置き挙動を示しているのだから喜ぶべきかもしれませんが、僕は罠の可能性の方が高いと考えました。

遊技人口も減った今、パチンコ店は、近頃の情報武装したこすっからい客を相手に、期待感を与えつつ利益を上げていかないといけない時代です。そんな状況の中、よほどの理由がなければこんなミエミエのヒントを与えてくれるはずがないのです。それは今の時期に朝イチからリゼロに群がる客層をみれば明らかです。

この店のリゼロの朝の客層といえば、ピン専業やノリ打ちのグループばかりで、お互いに情報交換したりして設定6だけ回してあとは捨てるという感じの打ち手です。

こんな打ち手ばかりなので、昼前には強い挙動の台を残してあとはガラガラになってしまいます。店としては、毎日高設定を使うのは予定通りだとしても、もう少し全体的な稼働が欲しいはずです。そんな状況の中、高設定据え置き台に素直に据え置き挙動を見せるなんて甘いことをするとは思えません。

・・・と考えるも後の祭り。とりあえず白鯨一回は追ってみようと決めました。

結局、僕の台は朝イチ通常Bの天井(550手前)で当たり白鯨は敗北。ここで有利区間もリセットされました。有利区間ランプが消えたのを見た瞬間、

サイッチー
ヤメよう・・・

と思い席を立ちました。

この時点ではまだわからないかもしれませんが、なんかワナにかかった感が強かったのでとにかく逃げることを優先しました。

そしてこの台のデータを閉店後に見たら普通に低設定っぽく、別の「前日こぜ6台」で朝に有利区間ランプが付いていた台も、終わってみればド凹みと、この日に店が仕掛けた据え置き挙動はガセ濃厚となりました。

僕が朝打った台は前日3Gヤメだったので、おそらく店は、低設定に打ち換えてから3Gだけ回して、電源オフとオンをしたのでしょう。そうすれば前兆が発生するゲーム数や朝イチの当選ゲーム数からも据えリセの判断がつきません。

と、ホール側の罠に気づいて早めに回避できたという話なのですが、皆さんもこういう挙動を見たときは、

「やったぜ!据え置き確定!」

とほくそ笑む前にお店の意図を考えてみるといいかもしれません。こういうパターンが素直に通用するホールであればあとは粘るだけですが、打ち手のレベルが高い店ほど、店も客のさらに上をいこうと対策を考えます。

こういうパターンに遭遇したとき、自分で打って答えを知るのも一つの手ですが、別に自分で打たなくてもある程度のことはわかります。僕は早めに捨てて、他の人に託しました。もし素直に据え置きだった場合は高設定を捨てたおバカさんになるわけですが、この件に関してはどうしても店を信じることができなかったので・・・・

いずれにしても、見えた情報をそのまま鵜呑みにしてはいけないということですね・・・

ホールの苦悩?

このホールとの無言の駆け引きの中に、

「リゼロでそろそろ利益もあげないといけないのに、低設定が全然稼働してくれない」

というホール側の苦悩を垣間見た気がしました。

朝からリゼロに群がるこすっからい客層を相手に利益を上げようとしたら、こんな罠を打つ以外に方法はなかったんだろうなともいえます。

そう考えると、設定6じゃないと打ちたいと思えないこの機種の将来性は暗いのかなと思います。その点、ジャグラーって超優秀ですよね。これほどまでに低設定でも稼働する機種があるだろうかと思います。あと僕は全然打たないですが、凱旋とかハーデスも皆さん低設定上等で打ってますよね。やはりそういう機種こそが正当に評価される機種だと思います。

リゼロの問題

リゼロの何がイヤって、それは有利区間がリセットされた瞬間にモードと当選ゲーム数まで決められてしまうことです。打ち手はただそれを確認するためだけに、通常Bなら10K、通常Aなら15Kをただただ突っ込み、白鯨攻略戦に当選したらしたで

「赤!いや緑でいい!」(対決前の背景色のこと)

「花!花こい!」(AT確定の「花は好き?」演出のこと)

「ボタン!ボタンこい!」(3戦目でボタン演出が出るとスバル攻撃=AT確定)

とただ念じるだけのゲーム性でしかないことです。

そして最後の最後に

「せいぜいがんばるかしら」

今までの苦労が・・・

 

とかいわれて負けていくあの気分。

まあ唯一この機種を褒めるならば、白鯨攻略戦中に思わせぶりな演出が少ないことですね。当たるときはわりと素直に強い演出を選び、逆に負ける時は一貫して弱い演出ばかりを見せてくるので、まあ早い段階で覚悟は決められます。

ATは純増も早いし、ベルが揃った時の「ズボボボボ」っていう何とも形容しがたい音が僕は好きです。それと、AT終了後に有利区間ランプが消えずに残ったあの瞬間は本機最高の脳汁ポイントですが、それは高設定をツモってないと滅多に拝めないんですよね。

しかし、通常時があまりにも作業すぎます・・・ポイントをためてアイテム獲得という要素もありますが、稀にくる異世界体操ループでも入れば楽しいですが、そうでない限りは獲得できる個数はだいたい決まってるし・・・少し緊張する瞬間といえば、本前兆中っぽいときにポイントが950ptとかになって

サイッチー
頼む、レア役!どうせなら1000ptまでいってもう一回ルーレット引かせてくれ!

と願うくらいのもので、それ以外は読書でもしながら打つ台だと思っています。

僕は別のことをしながらスロットを打つなんてモッタイナイと考えるタイプで、ジャグラーを打つときは常にGOGOランプ凝視ですが、さすがにこの台相手にそれはムリです。どうせなら絆やGODみたいに目押し完全不要タイプにして欲しかったですね。

そしてひたすら耐えて勝ち得た白鯨攻略戦も終わるときはあっけなく終わります。まあコインが減る区間なので長々と続いても困るんですがね。

白鯨はガチ抽選の時でも撃破率70%でも負けるときは普通に負けますし。まあそれは確率の問題なのでこの機種の問題ではありませんが・・・ただ一回のレバーでそれまでの作業とお金が水の泡になったということをつまびらかにされるのは、結構萎えますよね。

その点ジャグラーは毎ゲームにチャンスがあります。最初の1ゲームから最後の1ゲームまで平等にチャンスがあります。完全告知に対して賛否両論はあれど、毎ゲームにチャンスがあるノーマルタイプこそが本来の姿だと個人的に思います。一時間打って負けたとしても、それは毎ゲームにチャンスがある抽選を何百回とハズし続けた結果なので、多少は納得ができます。

A天から白鯨に負ければマイナス15K近くになり、その状態から

「よーし!次こそは勝ってやる!」

とはなかなかならないですよね。普通は

「次もA天で、また負けたらどうしよう・・・」

ってなります。

A天+白鯨負けを2回喰らうと投資3万で、それも現実的に起こる現象ですしね。これが旧基準機とか番長3、5号機星矢とかなら大量獲得の夢があるので突っ込むのもわかりますが、6号機はどんなに上にブレても一撃2400枚までですからね。

という感じで、しばらくリゼロを打ってみた感想も込めて色々と不満を書いてみましたが、とはいってもホールは今後も力を入れざるを得ない機種なので、打ち手としては狙えるときがあれば狙うべきなんでしょうね。

現状では、リゼロはハイエナで打つのがいいかなと思っています。最近はみんな飽きてきたからか、200台後半で捨てられることが増えた気がするので、前よりも打つ機会はあります。それについては後日また書いてみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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