今回のテーマは、スロッターが大好きな設定示唆についてです。示唆っていうと、台から発生する演出の設定示唆を思い浮かべると思いますよね。たとえば「ボーナス終了画面で全員集合したら高設定濃厚」とか有名な「3ベル」(地味ですが設定6確定です)みたいな。

設定示唆・高設定確定演出
まあこの手の機種ごとの示唆演出や高設定確定演出に関しては解析サイトとか雑誌に乗っているのでそれを見るだけなんですが、今回取り上げたい示唆は、台の演出の示唆ではなくて「お店からの示唆」になります。端的にいえば、お店が頑張っている機種=設定を使っている機種の示唆ですね。
よく「店からの示唆があった」とか「示唆台」とか言いますが、あれって具体的にはどんな情報なんでしょう?
どういう形で示唆されたのか?みんなどうやって気づいているのか?いつも不思議に思っていました(今でも思っています)。
というわけで今回は、僕が実際に経験したお店からの示唆を紹介しながらどういう立ち回りが有効なのか考えてみようと思います。
設定狙いには不可欠な情報
いきなり話が逸れてアレなんですが、前回のお休みの時期は結構朝から打ちに行っていました。やっぱり人間は休みこそが幸福の時なんだと思います。昔は仕事人間みたいなところもあったのですが、そんなものはもうどこへやら(笑)

という自由な気分。パチスロを打たずとも十分幸せですが、そんな日は朝から打ちに行くのが最高です。朝から打ちに行って高設定を探したりする中で、お店からの示唆とかに関しても考えてみたわけです。
しかし正直なところ、僕は朝から行くのはあまり好きではありません。お店が頑張る日はどうしても人が多いし、せっかく早起きしても抽選負けしたら何もできなかったり・・・
とはいえ、こういう雰囲気は嫌いじゃありません。抽選を受けてから入店するまでの時間が好きだったりします。朝の抽選を受けて、再整列までの15分くらいの時間。僕は常連さんとワイワイというタイプではないので、抽選を受けたらすぐに店を離れます。
コンビニに行って飲み物(ちなみに今は真冬なので、ホットコーヒーとかコーンスープ)とおにぎりやサンドイッチを買い、そこらへんのベンチでおにぎりを食べながらスマホを見て、狙い台と入場してからのルートを考えるのです。冬の冷たい風と、低い太陽、透き通る青い空・・・

かの有名なキアヌリーブス氏
ただのオッサンの僕も映画俳優にでもなった気分です。日光も外気も遮断された不健康空間に閉塞されるまでの束の間に味わう「オレは生きてるんだ感」。クズ感と開放感がMAXです。
そして学生時代のことを思い出すわけです。お金がなくて深夜のコンビニバイトをしていていつもいたあの時代を。朝8時にバイトを終えると近くの公園のベンチで寝ます。その時間帯は幼稚園に行く子どもとお母さんとかがたくさんいるのですが、気にもせずグーグー寝ていました。そしてパチンコ屋の開店時間になると目を覚まし、缶コーヒーを飲みながらパチスロを打つ・・・
この退廃感がまた懐かしくて・・・
おっとっと。
また長すぎる脱線を始めてしまうところでした。
本題にもどりましょうか。
実際にホールで設定狙いみたいなことをしていて「そいういえばこういう情報って重要だよな」とか「そういえば前はここまでハッキリ示唆してなかったよな」とか気づくところがあったからです。
もちろんホールとか地域によって結構変わってくると思いますが、どこでも通用する共通パターンみたいなのもあると思うので、参考になれば幸いです。
LINE@はとりあえず登録
情報発信といえば、やっぱりLINE!もはやメールに取って代わりましたね。ですが結論から先に言ってしまうと、僕自身はLINEがそこまで使えるとは思っていません。
「LINE使えるぜ!」という方もいるかもしれませんが、単体ではほとんど役に立たないと思っています。
僕がLINEは使えないと思うのは、
- 僕の行く地域は、前に厳しい指導が入ったためLINEでは何も煽れない
- 単に僕がヘボで、具体的な示唆をLINEで送ってくるお店を知らない
- 示唆はされているのだが、僕がザコすぎて示唆の内容を理解できていない
- LINEは証拠が残ってしまうので、競合店や負けた客にチクられたりすると面倒なので、あからさまな示唆はしない
このあたりだと思っています。とはいえLINEは無料ですし、気になるホールのLINE@は登録くらいはしておいたほうがいいでしょう。時間とともに状況って変わるので、いまは役に立たなくてもあとで色々と煽ってくれるかもしれません。
僕が思うに、こういう煽り系は以下のような流れを延々と繰り返していると思います。
- どのホールも普通に配信
- あるホールがエスカレート
- 全てのホールが競い合ってエスカレート
- 一番やりすぎたホールに(警察?)の指導が入る
- 指導されたホールが腹いせに他のホールをチクる
- 全体的に静かになる
- グランド、リニューアル、店長交代とか、変化があったホールが均衡を破り煽りを始める
- (あ、この店最近煽り始めたな。じゃあウチもやるか!)と他店も煽りを始める
- 振り出しに戻る
実はこれ、イベント規制とかの出玉の規制に関しても似たような流れだと思っています。規制と緩和を繰り返しながらも、数年に一度根本的かつ不可逆的な規制がかかる。例えば、営業中の設定変更の禁止、設定公開(確認)の禁止なんかは昔は普通に行われていたことですが、今はどうあがいてもムリになりました。4号機から5号機での出玉率の規制などもそうですね。再び機械割140%の機種が出ることは望みようもありません。
上にあげた「5」とかのタイミングとかでLINEに登録しても、「LINEとか大したこと言ってないじゃん!」となる可能性があるのです。
さらにこのサイクルは地域によって異なります。例えば「こっちの地域は静かなのにあっちの地域は煽りまくり」とか。市とか区とか、警察の所轄によって温度差があるのではないかと思っています。
僕の場合は、近場のお店だけ登録してあります。10店もありません。めったに行かない地域とか登録しまくって、あんまり多くなるとかえって見なくなりますからね。とはいえ、本気で勝ちに行くなら行動半径にあるホールはすべて登録するくらいのいきおいはあった方がいいと思います。そうでなくても、人づてに名前を聞いたことがあるホールや、一度行って気になったホールはとりあえず登録しておくとか。
メッセージが来る頻度は1日に1〜2回ですが、通知をオフにすることで新着の通知がなりすぎてウザイという問題は回避できます。僕はパチンコ屋のLINEは全て通知オフにしています。
一つだけ問題をあげるならば、未読の数が(スマホのアイコンの上に表示される数)がすぐに何百となってしまうことくらいです。それもたまにまとめて削除してやれば問題ありません。トークルームごと消せばその店から今までに来たメッセージがとりあえず全部消えます。
これをやってもメッセージが削除されるだけで、友達登録が解除されるわけではないので新着メッセージはまた届きます。
そして登録してみるとわかるのですが、LINEでいろいろ書いてくるお店とそうでないお店があります。
煽りを禁じられている時期やさっぱりしたお店の場合は以下の感じです:
- 定型的な抽選時間と場所の案内しか送ってこない
- 新台入替の時だけ送ってくる
逆にLINE好きな店や煽りがエスカレートしている時期はこんな感じです:
- 店長と称した人物からのメッセージを送ってくる
- 「設置機種のご案内」と称して、特定の機種だけを紹介してくる
- 謎めかした文章がいつも書いてあって、何か隠されたメッセージがあると思わせぶりな内容
- 「祭り男が盛り上げる!」とか、やたら盛り上がっている
- 特定機種を連想させるような文言や画像を散りばめるお店
- 「◯◯(店名)の歴史にまた1ページ」(番長?)とか、
- 「◯◯(店名)にいざ参らん」(絆?)とか、
- 「◯◯(店名)にGO!!」(ジャグラー?)とか
具体的に煽ってくると、ヒントといえなくもないかもしれませんが、しかし上の例でいうならば単にメイン機種を煽ってるだけなんですよね。メイン機種はホールからすれば稼働してほしい機種ですから、そりゃ真っ先に案内しますよね。問題は設定が入っているかどうかですが、このくらいならば回収日でも普通に送られてきます。別に高設定が何台とか、全456の配分とか、特定の台番末尾が強いとかはなにもいってないわけです。
暗号めかした内容から、アツい機種や台番号の末尾を探し当てるみたいなイメージをしている人もいるかもしれませんが、僕はそういうのはあまりないのかなと思っています(気づいていないだけかも)。
結局、LINE単体で示唆を読み解くのではなく過去の傾向やほかの情報と合わせて読み解かないといけないと思います。例えば、いつもは機種の紹介とか「寒くなりましたねー」とか時候の話をしているのに、強い日だけ簡素な文章で抽選時間と場所の案内が送られてくるホールがあります。
このホールの場合、こういう淡白な案内がきたときはメイン機種に必ず設定6が入っている時期がありました。でもそれってこの日のLINEだけ見ても何もわかりません。継続的にチェックしていて普段との違いに気がつき、そして実際にホールの出玉状況もみないと「はいそうですか」で終わってしまう情報です。
こういう情報は通っているうちに時間をかけてゆっくりと蓄積され、最終的には「簡素な案内」イコール「アツい日」という図式が作られていきます。
示唆というと「不戦の約定、解かれ申した!」とか「◯◯にいざ参ろうぞ」という煽りが来て、イコールで「絆がアツい!」とかいうのを思い浮かべそうなものですが、このホールの場合は逆でした。
「抽選時間と場所のご案内」「整列時の禁煙にご協力ください」とかそんなあっさりとした文言を見て「今日は絆に設定6が2台ある!」となるのはある意味シュールですよね。
ただ、肝心要の絆に6が2台とかのそういう具体的な内容は、LINEをいくら見てもわかりません。それは通ったり人づてに情報を蓄積するしかないと思います。しかも、アツかったホールが寒くなったり、穴場だと思っていたら徐々に人が増えてきて狙いづらくなったり変化も多いので面倒なものですね。
メールはもう古い?
次はメールです。よくあるのは、p-worldから登録するタイプのやつです。読み方についてはLINEとあまり変わらないと思いますが最近はLINEにとって代わられている気がしますね。
- メールを全然送ってこない。
- メールも送って来るけど、内容がいつも同じ。
- メールとLINEがだいたい同じ内容。
こんなケースがほとんどだと思います。僕は一応登録はしていますがほとんど見ていません。
あと、スマホの携帯メール(MMSっていうんですか?)に送るのはオススメしません。特に店舗数が増えると大変なことになるからです。僕はどうなってもいいGmailのアカウントで登録しています。GmailはスマホでもPCで使えますし、整理(削除)とか検索するときはPCが便利です。
ブログ・ツイッター?
お店のブログも今は廃れつつあるように感じます。おそらく内容が具体的になると、射幸心をいたずらに煽るとの理由で指導されてしまうのでしょう。
これは昔の話ですが、あるお店のブログが「実は私、アラフォーで、モロにコンドル世代なんです」とかいう書き出しから始まっていました。
リプレイハズシ全盛時代の思い出話やら、パチプロをやめてパチンコ屋に就職した経緯、クランキーコンドルやらゲッターマウスの好きなリーチ目、僕も密かに好きだった「レッツ」という機種のことまでつらつらと書いてあり、それはもう、中年スロッターの心をくすぐる読み応えのある内容だったんです。
そのブログは「明日は当店で、当時のことを思い出して見てはいかが?」的な文章で締めくくられていました。
それを読み終えた僕は

となっていました。もちろん狙いはアクロス機種です。
開店前から並びお店に入ると…
アクロスコーナーは僕一人…
おいおい大丈夫か?
ブログの中ではクランキーコンドルの話が多かったので、レトロな香りのするクランキーコレクションを打ちました。
途中投資は2万円を超えたものの、終日打ち切って8千円ほどのプラスで終わったのですが、一番設定差があるポイントであるBIG中のコンドル揃いが1日で5回も確認できたので高確率で高設定だったと思われます。
その日は「クランキーの高設定が打てるのも今日で最後かなぁ」などとしみじみと打っていたものです。
では「他のアクロス台も全台高設定だったのか?」といえば、僕が粘ったクランキーコレクション以外は「一周押しでビタ余裕!」みたいな目押しマシーンみたいなお兄さんが完璧すぎる目押しテクニックを披露しながらB-MAXを半日ほど粘った以外は、ほとんど稼働すらありませんでした。
B-MAXはアクロス機種の中でもひときわボーナスが重たく、さらに技術介入も一番難しい上に、苦労して突入させたRTもチェリーを引けばあっさり終わってしまうというマゾ仕様で、戦友のお兄さんが打ったこの台も、REGが先行した以外は設定の高低もわからないまま終わっていました。しかし僕が打ったクランキーコレクションに関しては高確率で高設定でした。
しかし全体の稼働が弱すぎたために、あのブログはアクロス機種の示唆なのかなんなのかわからずじまいです。単なるブログ担当者の思い付きだったのか、本気で示唆していたのか・・・そして、これはチクリ対策だと思いますがブログの内容は次の日になるときれいさっぱり消えてしまうのです。
この店は基本ボッタクリ店なのですが、その日のブログだけは中年スロッターの心に響く内容で、

とさえ思える内容でした。まあアクロスの機種は低設定こそ甘いから気軽に触れるのがいいところですけどね(笑)
このブログもしばらくしたら全く更新されなくなりました。やる気がなくなったか指導でもされたのでしょう。
こんな感じで、ブログに関しても浮き沈みがある印象で、お店から色々と発信がある時期もあれば何もない時期もあります。しかし最近ではもうブログで煽るのはほぼ不可能でしょうね。
あとツイッターですが、僕は世代的にか性分的にかツイッターをあまり受け付けないタチで、あまり熱心に見てはいません。
ただツイッターの場合、ホールからの発信というよりは、同じ地域の打ち手の動向とか予想屋みたいなアカウントでホール情報をチェックするのはかなりいいと思います。まあトランプ大統領のようにツイッター大好きなお店もあるかもしれませんし、ここはもうホール次第ですね。
店内マイクアナウンス
店内アナウンスは、一番高設定に直結する情報な気がします。
台の呼び出し以外はアナウンスを全くしないホールも多いですが、ホールによっては意外とあれこれしゃべってます。
前に、特定日のホールに朝から入場していたときのこと。
朝の入場時でみんな我先に狙い台に走る中、マイクアナウンスでモロそのまんまのカタチで全台系機種をバラしていたんです。
「本日オススメのミリオンゴッド神々の凱旋は満席となりました!ありがとうございます!」
「本日オススメのG1優駿倶楽部、わずかながら空き台があります!」
台数が多い凱旋は、このホールの特定日には強めの機種ということもあり早い番号で埋まっていましたが、G1に関してははノーマークでした。アナウンスが聞こえていない人、聞いていない人も多数いたと思います。
一応、僕には聞こえていました。
「G1は一度くらい触ってみたいかな」と思いました。しかし、もうすでに台確保札を違う台に入れてしまった後でした。





と葛藤しているうちに、G1は埋まってしまいました。そして終わってみれば、この2機種は全台系でした。
台数が多い凱旋はおそらく全456。少数設置だったG1は全6でした。つまりこれ、本来ならば打ち手があちこち探して時間とともに明るみになるべき全台系機種の答えを朝イチの入場の段階で漏らしてしまったのです。
これがアナウンスをした人のミスなのかわかりません。想像に過ぎませんが、マイクを握っていた人は細かいことはあまり知らず、インカムで上の人から「G1の埋まりが悪いからなんでもいいからいえ!」とか指示をされ、そのまま答えを漏らしてしまったアクシデントだったというのが真相かなと思います。
それにもかからわず、他の人たちはあまり聞こえてなかったみたいです。
まあ入場時の一番バタバタしている時間帯だから、その時点でまだ店外にいた人には聞こえていませんでしたし、音楽も流れていたのでよく聞き取れなかった可能性もあります・・・
アナウンスに関しては、僕は養分ながら一応は聞いています。というのも、昔行っていたホールでマイクアナウンスで全台系とかの機種を教えているホールがあったのですが、そこは、建物の作りが悪いせいかマイクの音がとにかく聞こえづらいんです。普通に座って打っているとマイクの声がロクに聞き取れないのです。しかも、その手のアナウンスをするときは決まって音楽を流すので余計に聞き取りにくいんです。
なので、アナウンスが入ったらすぐに席を立ち、トイレの横とか階段の近くとか、音が聞こえやすいところまで移動する癖がついていたのです。今でも空き台の呼び出しを含め、アナウンスが入るととりあえず耳を凝らしています。
しかしこのケースに関してはタイミングが大きかったと思います。
アナウンスをしていたのが、ちょうど60番目くらいの人たちが入場している頃だったんです。早い番号の人たちは、番号が早すぎたがためにアナウンスを聞く前に自分の狙い台を確保していた。僕も40番代とかだったのですでに台を確保し終えて、誰がどこに座るかとか様子見をしていた時間でした。
タイミング的にちょうどよかったのは、番号70番とかで入ってきた人です。台確保札を手に持った状態で入場するちょうどのタイミングでアナウンスが耳に入り、「G1がアツいのか?当初の狙い台は忘れてとりあえずG1座るか?」と情報を消化する時間を与えられ、そのまま台に直行して押さえられたと思います。こんなことしょっちゅうはないとは思いますが、いざチャンスが舞い降りたときは確実に掴みたいものですよね。
特定の機種のところにスタッフが待ち伏せ
次にあるなと思ったのは、設定が入っている機種に店員さんが立っていて、
「バジリスク絆コーナーは、こちらになりまーす!」
とか言っているパターンですね。
いや、そこにあるのは見ればわかるんだけど・・・って感じですよね。まあこの辺も、素直に力が入っているという示唆と捉えていいと思います。朝とかは時間がないですが、午後とかの時間でも忙しくなさそうなときなら、
「バジリスク、今日こそ楽しく遊べそうですか?」
みたいな感じで聞けば、お店やスタッフによっては、
「はい!アレ、しっかり使ってますんで」
とか教えてくれるときもあります。パチスロで「アレ」と言ったらやっぱり「アレ(設定6)」ですよね?
あまり話が噛み合わず
「はい!ただいま10台設置しております!」
とか当を得ない回答な時もありますがそこは気にせず行きましょう。店員さんが何を教えてくれたにせよ、ある程度は自分で答え合せをしていかないといけない部分ですしね。さすがに、どの台かまでは教えてくれません。そこまで教えてくれたら最高ですが、そんなチートはさすがにないですよね。
音楽でアピール
これもお決まりな示唆ですが、信頼度はホールによってだいぶ変わります。
例えば、甲賀忍法帖(バジリスク絆の歌)を毎日のように流しているお店と、特定日の中でもたまにしかかけないお店。後者の方が信頼度はたかそうですよね。ただ、音楽だけでは判断せず他の要素と複合でみると効果的だと思います。
僕が行くホールに絆が強い日だけ甲賀忍法帖を流すお店がありますが、
そのお店は、
- 店内外のスピーカーから頻繁に甲賀忍法帖を流し
- 当日朝のLINEで「水樹奈々のライブに行きたい♪」とかいい
- 実際に絆のシマに出玉が付いている
というお決まりパターンになるのです。
その場合、絆には6っぽい台が複数見え、全台が差枚プラスで終わることもありかなり強い配分で臨んでいると思われます。ただし、そういう日が来るのは特定日の中でも一ヶ月か二ヶ月に1度程度。次がいつになるのかわかりませんが、上記のこれらの情報を複合で把握している人は、朝のLINEでライブ云々を見た時点で「今日は絆か!」となるわけです。
ついでに言うと、この店が頑張る日は目立ちやすいカド台がいつも強いのです。ここまで把握していれば「水樹奈々のライブ云々のLINE煽りが入った」イコール「朝の抽選で絆を押さえる」「できればカドの目立つ位置から攻めろ」と行動に結び付けられます。
そして音楽ですが、この例であげたお店の場合、昼くらいに音楽を聞いて示唆に気付いたときにはもう遅かったりします。情報を知っている人は、LINEを見た時点で絆に行き挙動が悪くない限り空くことはないからです・・・
特定の機種だけ違う装飾?
この手の示唆は、よく聞くものですが僕自身はあまり経験がありません。
おそらくですが、この手の示唆って証拠が残りやすいからか、チクられやすい気がします。最近、警察官っぽい人がスマホを胸のところに構えて店内を巡回している姿をよく見ます。あのスマホ、確実にビデオ撮影中だと思います。ああやって地域内の店を巡回して、装飾とかで射幸心を煽っていないかを証拠付きでチェックしているのでしょう。
僕も閉店出目チェックとかするときにまったく同じスマホの持ち方でビデオ撮影をするので、間違いないと思います。
しかし昔に見たところでは、
- 特定の機種だけ赤絨毯?
- 特定の機種だけドル箱の色が違う
- 特定の機種だけドル箱がなぜか二つ
- 特定の機種の後ろに、別積み用の台が最初から準備してある
- 特定の機種だけ椅子カバーが違う
今は全台系が多くて「全台系のシマがある」という事前情報(示唆)だけで打ち手はあれこれ探してくれるので、あえてこういうあからさまな示唆をする意味もないのでしょうね。
空き台札でアピール
これに関しては、ホールによっては多用するイメージです。せっかく設定をたくさん使っている機種があるのに全然稼働しない。通常営業日だとありがちですが、せっかく設定を入れても朝からいきなりハマったりすると終日稼働しないことはしょっちゅうあります。
でも、店としてはせっかく準備したので気づいてもらいたい。そんな中、店内アナウンスで「マイジャグラー3にわずかながら空き台のご用意があります」とやりました。っていうかずっと空いていたんですけど…そしてその後めぼしい台に空き台札を刺します。
それでも誰も打たないときは、ちょっとエラい空き台札を刺します。そんなのあるのかよと思うかもしれませんが、実際にありました。普段は白背景の空き台札なのに、その時だけは黒背景に黄色の文字の空き台札が出てきました。見た目も明らかに白背景よりも強そうです。
それを見た人は少し回すのですが、やっぱりすぐに当たってくれないとみんな逃げてしまいます。だってこんな空き台札に騙されて、結果低設定でしたなんてなったら、それこそピエロですよね。だからみんな慎重になります。
最後、それでも稼働しないときは白黒の空き台札を刺しまくり再度アナウンス・・・今度は店長っぽい声で、
「マイジャグラー3、そこだけですか?もうないんですか?」
そこまで言われたら、さすがに人が集まってきます。すると異様なまでに空き台札が刺さった台が複数・・・この中に1台は確実に高設定があるハズ・・・でもどれもクソ履歴・・・
このお店は、閉店間際に高設定台の台番号を読み上げるときがあるんです。それを聞いていたら確かにありました。クソ履歴で放置されたマイジャグラー3の一つが高設定だったというのです。常連さんの間では、閉店前の台番読み上げはAT/ART機なら設定6、Aタイプなら設定5か6といわれていました。
一応、その台の閉店出目をメモります。そして次の日、朝から行ってみたら前日の閉店出目のままでガックンもせず。そのまま打ったら3000枚以上出て、内容的にも高設定の数値だったので前日の告知もウソではなかったんだなと思いました。
設置機種の順序が違う?
これもレアケースですが、経験があります。
p-worldとかデータ公開サイトとかで設置機種の一覧があるじゃないですか。普通は番長3とかマイジャグラーとかの設置台数が多いメイン機種が一番上に持ってくるわけですが、ある日だけ順序が違っていたんです。
全然違う機種がいくつか、一番上に表示されていました。結果からいうとこれらの機種が全台系機種だったのです。
これも「こんな単純でいいのかよ!」といいたくなるような示唆でしたが、気づいている人はほとんどいません。僕も開店後しばらくしてから気づきました。
こんなの、「この店はこういうパターンで示唆することもあるよ」というのをあらかじめ知らないと気が回らない部分だと思いますが、逆をいえば「こういうこともある」と知っているだけでかなり有利に立ち回れるホールも世の中にはあるのだと思いました。
空き台拭き拭きアクション
次は、ちょっと信ぴょう性の点では怪しいのですが、短期間に同じホールで2度あったので紹介だけしておこうと思います。ギャグみたいな展開ですが個人的にはこういうアナログなのが大好きなので(笑)
どんな示唆かというと「決まった時間になると、店員さんが高設定台を拭き拭き掃除しにくる」というものです。
ある日マイジャグラーを打っていました。結構ガラガラのホールだったのですが、その時期は近隣店のリニューアルに対抗するために毎日設定6を使っているとお店の人が教えてくれたのでかなり強い期待感がありました。
(しかしみんな近隣のリニューアルしたホールに行ってしまいこっちは完全に穴場でした)
そんな中とりあえず掘っていると、女性の店員さんがやってきてある1台だけを拭き掃除し始めたのです。この時点では何も考えませんでした。
5分後。
女性店員が帰ってきてまた同じ台に直行します。
そして今度は、その台の横にある、機種のスペックとかジュースとかタバコの一覧が書いてあるパンフレットみたいのが入っているケースの位置を直しに来ました。
この時点で「ん?」と思いました。考えすぎか?でも何か意味があるのか?

しかしなぜその台だけ念入りに触るんだ?
ちなみに、履歴の方は500GくらいでBIG5、REG0。朝イチ座った人がBIGだけ引いて気持ちよく勝ち逃げした台です。REGが0回とはいえ、たかが500Gですから高設定だって全然ありえます。
そして3分後。
再度女性スタッフが帰ってきて、また同じ台へ直行・・・
今度は掃除ではなく、台の下の方にあるサンドからメダルが流れてくるレールみたいのあるじゃないですか。
あれの位置を直したんです。別に、レールが下皿の外を向いていてメダルを借りたら全部こぼれてしまうとかそんな状態じゃなかったですよ。ぱっと見は何の問題もありませんでした。わざわざあんなもの直さなくたって・・・
そしてシマを離れた直後、まるでモデルのような仕草でクルっと振り返ってその台を確認したんです。

AhmadArdity / Pixabay
あのさっそうと振り返るしぐさは、僕のことが気になってしまったとかではなく、

という優越感を帯びたそれだったのです。
僕は考えました。




同時に妄想しました。パチンコ店の事務所とインカムの内容を。
副店長「正月に稼働をピークに持って行くために年の瀬の今、餌を撒こうって時期なのに、カモが集まらなきゃ餌もまけんわ」
副店長「この前の特定日に店長の気まぐれでハーデスを全6にしたせいでそのあとジャグラーから絞りすぎたからだな・・・」
副店長「まあ夕方には稼働も上がるだろうが、最近、近隣店に完全に勢いがあるし気がかりだな」
副店長「これでお正月の利益が取れなかったら・・・チラ(監視カメラでマイジャグラーのシマを見る)」
副店長「いつもはあっても中間までのマイジャグ3だが、今週は設定5・6も混ぜてるってのに・・・稼働がつかんと回収日と変わらん様相だな。」
副店長「そういえばあのリーマン、最近よくみかけるな。冬休みか?いや、さては仕事干されたか?もしやクビ?!」
副店長「しかもまたREG先行台を嬉々として打ってるよ。あそこは設定2だってのに・・・」
副店長「仕事もダメ。スロットもダメときたか・・・典型的養分だな」
副店長「よし、今日はあのオッサンに年越しのための餅代でも与えてやるか」
副店長「△△さん、ちょっとマイジャグラーの305番台を『特に念入りに清掃』してくれる?」
女性店員「(チッ、こいつ、一度も現場には降りてこないくせに裏で監視して人を遠隔で指示しやがって) はーい」
みたいな流れまで空想していましたからね。
で結局、3回目のモーションがあった後で決断しました。
いつもは鈍感力が武器の僕ですが、今回はあえてお店の術中にハマってみせましょうと。というわけで、店員さんが拭き拭きした台に移動です。
すると例の女性店員さんが、まさかの4回目のカムバック。しかし拭き拭きするべき台は、すでに僕が打っています。すると彼女、何もせずにスルーしてマイジャグラーのシマを抜けたところで、インカムでゴニョゴニョしながらこちらを振り返りました。
おそらく
女性店員「305番台ですが中年の養分が着席しました」
副店長「おおご苦労さん」
こんな会話だったのでしょうw
その動きを見て、僕は勝手に確信しました。
そして打ち出すと、確かにいい挙動。サクッと1500枚近い出玉を獲得します。 そうこうしているうちに、より高設定濃厚なマイジャグラー(4500GでBIG15、REG25)が空いたのでそちらに移動したのですが、結果的には移動してもしなくても正解だったようです。
つまり、あの台拭き拭きアクションから始まった昼間のお店との無言の駆け引きは、本物の示唆だったのではないかと今でも思っています。
個人的には、こういうアナログ的なのが大好きなんですがちょっと怖いですよね。もし、店が本当にそういうつもりだったとして、お店とのあうんの呼吸があって、うまくツボにはまって高設定ゲット!
みたいな流れなら最高ですが、僕の勝手な妄想で勝手に過剰反応して台移動してそれがたまたま出ただけとかだったら笑えないです。
しかもそんな妄想をここでドヤ顔で攻略法として紹介してたら・・・アホすぎます。
ただこの店に関しては、別の日にもほぼ同じような時間帯に、拭き拭きアクションを確認しているので、また朝から行ける時があれば情報を蓄積して、根拠を持てるレベルまで煮詰められるかみていきたいと思います。しかしそれだって時間で決まっている定型業務にすぎないかもしれませんしね。
メダルを流す時の店員さんのつぶやき
メダルを流す時、明日のオススメ機種などを教えてくれることがあります。
「明日はマイジャグラーがオススメです」
とかそういう感じですね。
いつもあることではありませんが、この手の耳打ち系は普通に信用できるなという感覚です。
そしてもう一つ、これは、店員さんの個人プレーだと思いますが、
メダルを流す時、思わせぶりな顔で、「お忘れ物はありませんか?」とか聞いてくるのです。
「えぇ?忘れ物?何か落ちてました??」
とかいってあたふたしていると、「あそこにモードC以上確定の台が・・・」とかいってハイエナ台情報を教えてくれたのです。
そのホールではハイエナばかりしていたから、そんなことまで教えてくれました。店員さんもスロット好きな人とかなら客が何を求めてきているかはすぐにわかるのでしょう。それで教えてくれたのだと思います。
冗談めかして
「今度は3ベル(絆の6確定演出)の台を教えてくださいよ」
とか言ったら、
「それ(絆の設定6)に関しては、正直あまり期待されない方がいいかも・・・あと新台もあまり期待できません・・・むしろ当店は萌え台の方がですね・・・実は私、萌え台が好きでして・・・」
とヒントまで教えてくれました。
そのあとは一度も打ちに行けていないんですが・・・
ともあれ店員さんって毎日台の挙動を見ているので、こういう情報は誰よりも詳しそうなので、店員さんからヒントをもらうのも良さそうですね。ただ、こういう突っ込んだ話をしてくれるのは、スロット好きで休みの日は自分でも打ちに行ってそうな店員さんに限定されそうです。
7揃いなど
朝イチ7揃いのホールってありますよね。
個人的には、もっと意味のあるところに労力をかけるべきだと思いますが、今でもやっているホールありますよね。
そんなホールで、一部の台だけ7揃いじゃない時がありました。そんな台は、やっぱり気になりますよね。
他の台は全部中段7揃いなのに、この台だけ右上がりとか、BAR揃いとか。はたまたバラケ目だったり。逆のケースならば、他の台は全部バラケ目なのに一部の台だけ7揃いとか。とにかくそういう目立つ台です。
こういうのはとりあえず狙う価値はあるのかなと思います。
ただ、7揃い=高設定ではなく、高設定の期待度アップとか、そういう傾向もあるので、そこはホールの傾向を蓄積しないとダメですね。
余談ですが、前に開店時にGOGOランプが光っていた台がありました。ガックン対策しているときにたまたま光ってしまったのかと思います。
ただ、その台がハッピージャグラーで、GOGOランプに気づかなかったとは考えにくいのです。おそらくですが、
「光ったけど、面白いからそのままにしておいてやるか!」
的な遊び心で、大した意図はなかったと思います。まあ昔のモーニングみたいなものですね。
あと似たようなパターンで、液晶のズレ(特定の台だけ液晶のタイミングがずれている)もありますが、僕自身はほとんど見たことがないです。
おそらく、開店準備が全て済んだ後に何らかの理由で急遽設定変更(前日のハマリ台に気づいてハイエナ対策でリセットしたとかも含む)をしたとかでない限りあまりないのかなと思います。
まとめ
以上、まとまりがない内容でしたが、お店から発せられる示唆を例を挙げながら紹介してみました。少し朝から通ってみて、朝から行くといろんなヒントがあるんだなあと思ったものです。
そして店のクセを読むというのは、凹み台のアゲとかそういうのもありますが、それ以上にこういう店のやり方を把握することが重要なんだろうなと思います。
まあ僕自身が設定狙いを朝からガンガンやるわけではないので、限られた情報だとは思いますが、うまくツボにはまれば高設定に近づけるヒントもあるかなと思います。
他に「実際にこんなやり方の示唆もあったよ!」というのがあれば差し支えない範囲で共有していただければと思います。